本記事では小学生でも分かるダウ平均の算出方法を紹介します。
株式投資に興味のある人はもちろん、投資した事のない人でも聞いた事ありますよね?
「ダウ平均株価」
という言葉。
例えば
- 「ダウ平均が、高値を更新しました」
- 「ダウ工業平均株価指数が、続落しました」
というフレーズを耳にした事はありませんか?
頻繁に目にするワードであっても、実はその中身がよく分からなかったりします。
「ダウ平均が2万ドル間近!」と言われても、その数値はどのような計算式で算出されているのか知っていますか?
実はこのダウ平均というのは、足し算と割り算が出来れば計算可能な数字なのです。
小学生でも分かる、ダウ平均株価の算出方法
構成銘柄の株価の合計を「除数」で割って算出する株価平均型の指数です。
構成銘柄の入替時・株式分割時など必要に応じて除数を調整し、指数の連続性を保つようにしています。
SBI証券より
ダウ平均を簡単な計算式で表すと
ダウ平均=(ダウ銘柄①+銘柄②+・・+銘柄㉚)÷ 除数
構成銘柄入れ替えや、株式分割等があった場合には、「除数」を調整します。
どうです。
小学生でも計算できるでしょ?
>>>株式投資は何歳から出来るのか? 子供が小さくても口座は作れる
ちなみに除数はその時々で変わっており、例えばこの通り。
17年1月時点 :0.146021281
06年12月時点:0.1248
ダウ平均株価を実際に計算する
社名 | 株価 |
アップル | 120 |
アメリカン・エクスプレス | 76.2 |
ボーイング | 159.53 |
キャタピラー | 94.58 |
シスコ | 30.1 |
シェブロン | 115.6 |
デュポン | 73.03 |
ディズニー | 107.66 |
ゼネラル・エレクトリック | 30.53 |
ゴールドマン・サックス | 232.2 |
ホーム・デポ | 135.6 |
アイ・ビー・エム | 170.55 |
インテル | 36.94 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 114.15 |
JPモルガン | 83.67 |
コカ・コーラ | 41.32 |
マクドナルド | 122.26 |
スリーエム | 178.49 |
メルク | 62.53 |
マイクロソフト | 62.74 |
ナイキ | 53.2 |
ファイザー | 31.77 |
プロクター・アンド・ギャンブル | 87.45 |
トラベラーズ | 118.02 |
ユナイテッド・ヘルス | 158.66 |
ユナイテッド・テクノロジーズ | 110.79 |
ビザ | 81.84 |
ベライゾン | 52.72 |
ウォルマート | 67.18 |
エクソン・モービル | 85.89 |
合計 | 2895.2 |
除数 | 0.146021281 |
ダウ平均株価指数 | 19827.25 |
17年1月22日時点
ダウ平均株価指数の算出式
ダウ平均=(ダウ銘柄①+銘柄②+・・+銘柄㉚)÷ 除数
を用いて、誰でも簡単にダウ平均は計算可能です。
現在の除数から逆算してみましょう。
単純平均株価が1ドル上昇するとダウ平均が約6.8ポイント上昇する事になるわけです。
ダウ平均株価指数とは?
ダウ平均株価には、「ダウ工業株30種平均」、「ダウ輸送株20種平均」、「ダウ公共株15種平均」の3種類あります。
今回は、「ダウ工業株30種平均」のみのご紹介です。
世界で最も有名な株価指数です。
30銘柄で構成され、アメリカを代表するクオリティの高い企業の動きを表す指数とみなされています。
そのため、米国市場全体の動きをあらわす指標であるとは必ずしも言えません。
時代の流れを反映し、不定期に銘柄の入替が行われています。
1896年に12銘柄で算出が開始され、1916年には20銘柄、1928年には30銘柄に拡大されました。
SBI証券より
ここでのポイントは
- 米国代表の超優良な30企業で構成
- 銘柄は不定期に入替が実施されている
- 12→20→30と構成銘柄数が拡大された
ダウ平均といっても、数も銘柄も時代によって違うのです。
もし同じ銘柄だとしても途中で分割や合併もあります。
したがって単純に平均するだけでは、その数値は大きく変わってしまう可能性を秘めています。
それでも経済ニュースではダウ平均株価指数が連続性をもって使われています。その理由は「除数」という数値を用いて連続性を保っているからなのです。
>>>歴代ダウ銘柄の一覧
終わりに:ダウ構成銘柄は超優良企業
1896年の算出開始以来、継続して採用され続けている銘柄はゼネラル・エレクトリック1社のみ。
>>>ゼネラル・エレクトリック【GE】はダウ平均算出当時からの米国株
ダウ30構成銘柄はその時代の超優良企業と同義です。
ダウ平均という言葉を聞いたならば、偉大な構成銘柄と共にその計算式も思い出してみるとよいでしょう。
ダウ平均=(ダウ銘柄①+銘柄②+・・+銘柄㉚)÷ 除数
株価1ドル ≒ ダウ平均6.8ポイント
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