ファイザー【PFE】の銘柄分析、配当金は維持できるか?

ファイザー【PFE】の株価がさえない。PFEといえばヘルスケアセクターのトップメーカーですね。

同時にファイザー株はダウ構成銘柄でありシーゲル銘柄であり高配当株であり、個人投資家にも人気のある銘柄なのはご存知の通り。

つまり過去のリターンが優れていたファイザーでありますが、配当金をふくめ今後の動向は気になりませんか?

 

私はPFEの配当金は維持できると考えているのですけどね。

 

では本記事では銘柄分析と称してファイザーの新薬開発状況を確認してみましょう。

まず医薬品企業ランキングとファイザーの配当金推移を紹介した後に、新薬開発状況を調べていきましょうか。

 

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ファイザー【PFE】は世界一の製薬会社

 

2016年の製薬会社売上高ランキングでは、ファイザーがトップに返り咲いています。

しかしロシュやノバルティスのスイス勢とのNo.1争いは今後も続くでしょうね。

まぁ当分の間はヘルスケアセクター上位企業であることに変わりはないでしょうが。

 

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ファイザー【PFE】の配当金支払い状況

ファイザーの配当金支払い状況

ファイザーの配当金支払い状況

 

2000年代以降の四半期毎の配当金支払い推移を示しています。

2008年に50%の減配をするまで、ファイザーは米国配当貴族インデックスの構成銘柄であったのです。つまり25年以上の連続増配を成し遂げたたんですね、素晴らしい。

 

ただ残念なことに2008年の減配によって配当貴族銘柄ではなくなってしまったわけですが、2004年以降のダウ構成銘柄の地位を堅持していますね。

そして減配はしたもののそれ以降はしっかりと増配を続けており2017年現在は2008年時点の配当金0.32ドル/四半期に並んでいます。

 

なお、1990年代にファイザーは株式分割を頻回に実施していましたが、21世紀には一度も株式分割をおこなっていないのですよ。今後はわからないですけどね。

  • 1999年7月→3:1
  • 1997年7月→2:1
  • 1995年7月→2:1
  • 1991年4月→2:1
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ファイザー【PFE】の主要製品

ファイザーの主要製品

ファイザーの主要製品

 

ファイザー社といえば抗生物質や循環器といった印象をもっていました。

  • 1900年代:抗生剤メーカー
  • 2000年代:循環器用剤メーカー

ところが感染症や循環器疾患の克服によって、主要製品の構成を変えてきています。今後もアンメットメディカルニーズと呼ばれる、医薬品開発のニーズが高い領域に次々と開発品を投入するでしょうね。

 

続いてファイザーの新薬開発状況をあなたと一緒に確認していきましょう。

 

なお、ファイザーの詳細な銘柄分析は和波さんの記事がわかりやすいおすすめですよ。

【米国株】ファイザー(Pfizer:PFE)の銘柄分析【高配当】
今回はファイザー(PFE)のファンダメンタル、チャート分析をやっていきたいと思います。ファイザー(PFE)の事業内容ビジネスを3Cで分解してみましょう。事業内訳スイスのロシュ、ノバルティスと製薬会社の売上高1位を争っている状態です。主力製品

 

 

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ファイザー【PFE】の新薬開発状況

PFEのリターンとくに配当金が今後も維持継続が可能かどうかは、新薬開発状況にかかっているわけです。開発品が承認され医薬品となり、そこから利益がファイザーにもたらされるからですね。

 

もちろんその際にはわれわれ人類にも画期的な医薬品が提供されるというメリットがあることは忘れてはいけません。

 

それではPfizerのINVESTORS/Events & Presentationsからスライドを引用して、ファイザーの新薬開発状況をみていきましょう。

 

ファイザーの重点開発は5領域

 

ファイザーは2018~2022年にかけて、新薬開発を重点5領域に集中させています。

  1. オンコロジー(腫瘍免疫の併用療法)
  2. 希少疾患(遺伝子治療)
  3. 炎症と免疫疾患(次世代JAK阻害剤)
  4. 内科疾患(非アルコール性脂肪肝炎、アルツハイマー/パーキンソン病)
  5. ワクチン

 

5年間で、15領域にブロックバスターの承認を予定している

 

オンコロジー領域

1.がん免疫療法の2剤併用・3剤併用

2.がん免疫療法と分子標的薬/化学療法の併用

3.分子標的薬

4.イブランスによる、中・高リスク早期乳がん

5.イクスタンジによる、非転移性前立腺がん

 

炎症と自己免疫疾患領域

6.JAK1阻害剤によるアトピー性皮膚炎

7.JAK3、TYK2/JAK1による、脱毛症

8.ゼルヤンツによる、乾癬性関節炎・潰瘍性大腸炎

 

ワクチン領域

9.クロストリジウムディフィシル

10.黄色ブドウ球菌

11.次世代肺炎球菌

 

希少疾患領域

12.domagrozumabによる、デュシェンヌ型(筋)ジストロフィー

13.rivipansel による、鎌状赤血球

14.tafamidis による、肥大型心筋症

15.tanezumab による、疼痛

 

 

ファイザー【PFE】の2017・2018年、新薬開発活動

ヘルスケアセクターは高リスクと言われます。それは医薬品開発の成功確率が低いためなんですよね。

したがってファイザーの2017・2018年の新薬開発状況活動では、Late Stateにある情報を参考としましょう。Early Stageの化合物は、未来を期待して投資をする場合にのみ参照すればよいですね。

2017年下半期の承認申請

lorlatinibによる、ALK陽性の非小細胞性肺がん

decomitinibによる、EGFE陽性の非小細胞性肺がん

 

2017年下半期にAction Date

ゼルヤンツによる、乾癬性関節炎

ertugliflozinによる、2型糖尿病

 

2018年上半期の承認申請

glasdegib + LDACによる、急性骨髄性白血病?Unfitの初回治療

 

2018年上半期のAction Date

ボシュリフによる、慢性骨髄性白血病の初回治療

ゼルヤンツによる、潰瘍性大腸炎

スーテントによる、腎がんの術後補助療法

 

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ファイザー【PFE】は配当が維持できるか?

PFEは株主還元を大事にする企業であるが、配当性向をみると90%を超えており増配の余地は少ないですね。

さらに2008年に減配したことは記憶に新しい。つまり利益、EPSが大きく上昇しない限りは配当の維持は危い。

 

しかしながらCEOが株主を裏切って減配するというのは、PFEのような大企業にとっては一大決心を要するのです。かつては配当貴族銘柄でもあったファイザー。

いまの状況を見る限り、減配リスクは存在するものの増配のパーセントを低く抑えるだけで対応可能ではないかと思いますね。

 

また新薬開発状況をみるにそれなりの新薬候補をそろえており、業績が一気に下降するリスクは低そうですね。

大幅な増配継続は困難であり減配リスクは存在するものの、配当の維持は可能ではないでしょうか?

 

 

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コメント

  1. コタ より:

    いつも拝見させていただいております。
    ファイザーに関する詳しい分析ありがとうございました。
    私も投資していますが、ある程度の範囲内に限定すれば、投資価値の高い銘柄だと思っています。
    今後減配がないことを祈って保有を継続して行こうと思います。
    また情報があればお教えいただければと思います。

    • はちどうきゅうどう より:

      コタさん
      いつも購読頂いているとのこと、ありがとうございます。
      ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ブリストル・マイヤーズスクイブ、アッヴィは私も保有しているヘルスケアセクター銘柄です。
      これらに対しては、他銘柄よりも少し詳しく銘柄分析などを行っていきたいと考えています。
      とくにファイザーの減配リスクは他ヘルスケア株より高そうなので要注意ですね。