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おすすめアメリカ株筆頭、P&Gの株価や配当、【PG】銘柄分析

P&G(プロクター&ギャンブル)が増配のアナウンスをした。61年連続で配当金を増額するという大記録だ。

P&G【PG】といえば

  • 安定感抜群の生活必需品セクター所属
  • 61年連続増配の配当王銘柄
  • 日本でも馴染みの深い世界的ブランド

まさに三拍子揃った優良銘柄、おすすめできるアメリカ株である。

いつ買っても良いブルーチップ。とはいえ今の株価はやや割高だと私は感じる。その理由と対応策を銘柄分析と称して備忘録代わりに残しておきたい。

参考初心者投資家は、増配銘柄・配当銘柄を選択しておけば間違いなし

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プロクター・アンド・ギャンブルとは

プロクター・アンド・ギャンブルは米国の一般消費財メーカー大手。

主に「P&G」ブランド名で家庭用品、パーソナルケア用品、工業用製品の製造・販売に従事する。大型小売店などを通じ、ヘアケア・スキンケア用品、電気かみそり、歯ブラシ・歯磨き粉、衣料用洗剤・消臭剤、紙おむつなどベビー用品など幅広い製品を世界中で販売する。

本社所在地はオハイオ州シンシナティ。

ヤフーファイナスより

プロクター・アンド・ギャンブルホームページによれば、”生涯のパートナー”と思ってもらえるブランドを築いていくとのこと。

そして日本における事業本社は神戸市三ノ宮にある。

私は関東地方以外に住居を構えた経験がない。神戸市三ノ宮と聞くと、なんだかハイソなイメージを想像する。P&Gのブランドイメージ戦略通りに流さるのは、私だけではないはず。

誓います、私は株主として長期保有すると。

生涯は捧げないけどね。

P&Gは、61年連続増配の配当王

四半期毎の1株あたりの配当金をプロクター&ギャンブルは、

0.6695ドル → 0.6896ドル

へと増やすアナウンスをした。

増配率は3%である。

物足りなさを感じるがサラリーマンの平均昇給率より高いことは、肝に銘じておく。

今回を含め直近10年の1株当たりの年間配当金額と増配率は、以下の通りとなった。

P&Gの配当金と増配率

年代 配当/株 増配率
2007年 1.36
2008年 1.55 14.0%
2009年 1.72 11.0%
2010年 1.89 9.9%
2011年 2.06 9.0%
2012年 2.21 7.3%
2013年 2.37 7.2%
2014年 2.53 6.8%
2015年 2.63 4.0%
2016年 2.67 1.5%
2017年 2.76 3.4%

10年前の2007年時と比較すると、現在の配当金額が倍になっている。

ところがP&Gの従業員の年収も2倍になっているかというと、そうではない。

プロクター&ギャンブル社員はこの事実をどう受け止めているのだろうか?

あぁ、サラリーマンはつらいね。

でも株式投資が推奨される理由がここにある。

優良企業に勤めることを目標にするくらいなら、優良銘柄の株主となることを目指した方がよい。

さて目線を変えて増配率を見ればこの数年は1ケタの増配率であり、かなり低値となっている。61年もの間連続して配当金額を上昇させており、その増配率が低くなってくるのは仕方がない。

この場合

  • 今現在の配当利回りはどうか?
  • 今後の増配余力はあるのか?

という視点が重要となる。

参考 良い会社に入っても昇給率はたったの2%

プロクター&ギャンブルの株価が、堅調傾向

P&Gの株価 17年6月16日時点

少し前までは80ドル前半の株価だったものが、ここ最近は90ドル復活となろうかという局面となっている。将来どうなるのかはわからない。

過去を振り返ると【PG】は、売上拡大が困難とみるやコスト削減にフォーカスしている企業。

その実施状況が株価や配当金に影響すると言える。

参考おすすめアメリカ株筆頭、P&Gが増配発表 株価は割高?【PG】

P&G  PGの業績

株価指標

2017年9月15日
ティッカー PG
株価 93.15
PER 25.28
EPS 3.68
配当 2.96%
配当性向 74.8%
配当月 2/5/8/11月
増配年 61年
増配率(5年) 5.4%
増配率(10年) 8.2%
β 0.68

P&Gといえばダウ構成銘柄として名高いが、配当王でもあり高配当銘柄でもある。文句のつけようがない超優良安定株だ。

ディフェンシブ株の王道、おすすめアメリカ株として多くの個人投資家から愛されている。

直近10か月PGの株価チャートはこちら。

finviz dynamic chart for  PG

売上高と利益率

P&Gの売上高推移

プロクター&ギャンブルの売上高をみると、この数年は顕著に減少傾向がみられる。そのためにP&Gは製品ポートフォリオを再編成したり、選択と集中をすすめている。

キャッシュフロー

P&Gのフリーキャッシュフロー推移

配当金とは異なり、P&Gのフリーキャッシュフローは横ばいである。ディフェンシブ銘柄といってしまえばそれまでだ。しかし今後の決算には注目しておいた方がよい。

配当金状況

P&Gの配当金推移

オレンジ色の配当金支払い額が綺麗な右肩上がりであるのは、連続増配銘柄の特徴である。55年の増配記録をもつ歴史的な企業だ。配当なのだから。

参考 アメリカ株の配当王19銘柄、配当支払い月一覧

プロクター&ギャンブルの現状と今後

PGホームページから引用する。

売上復活傾向

P&Gの売上、出典:P&Gホームページ

プロクター・アンド・ギャンブルほど企業規模が大きくなると、その売上を大きく伸ばすことは難しくなる。現に過去数年におけるP&Gの売上や利益は、減少・横ばい傾向であった。

ところが上図2017年1Hの売上結果をみると、その傾向が若干の上向きへと変わっている。

アメリカ・中国といったビッグマーケットで+2%、さらにP&Gの大きなカテゴリーにおいても4つ全てで2-3%の成長をとげている。

製品戦略の見直しをしたり、サプライチェーンの効率化したり、【PG】復活の兆しを感じる。

手堅い経営方針はさすがだぜ、ギャンブルって名前のくせに。

そのGapにフォーリンラブ。

参考 P&G 株価は好調だか配当性向がいよいよヤバい

2012年~16年にかけて、10億$のコスト削減を実施

プロクター&ギャンブルは売上が低下し続けていた。

効率の悪い製品を他社に売却し、製品ポートフォリオの見直しをしていたからだ。

それでも配当王は利益を維持していた。

それはコスト削減によるところが大きい。

売上高(百万$)を見ると

  • 2012年:82,006
  • 2013年:80,116
  • 2014年:74,401
  • 2015年:70,749
  • 2016年:65,299

と、順調に下落している。

一方でこの期間でも営業利益は横ばいであった。

  • 2012年:14,611
  • 2016年:14,361

2012年~16年にかけて、10億$ものコスト削減を実施したからだ。

2012~2016年のP&Gのコスト削減計画

プロクター&ギャンブルのフレームワークを見ると、以下のように読める。

  1. 経営効率化 (コスト削減)
  2. 投資の最大化
  3. 成長・付加価値の創造

今後の成長戦略が楽しみである。

よくよく振り返れば、これまでの【PG】の取り組みは理解できる。

おそらく社員は血のにじむような努力をしたのだろう。

そのおかげで株主は配当および増配という果実を手にしている。

しかしながら配当性向は90%を超えている。

この現状を脱する必要がある。

プロクター&ギャンブルはどのような対策を打つのか?

2017年~21年にかけて、更に10億$のコストカットを計画

2017~2021年における、P&Gのコスト削減計画

なんとプロクター&ギャンブルは、さらに10億ドルのコスト削減を計画している。

この中身をみると、下記により達成しようとしている。 B:(十億$)

  • 売上原価    :7B
  • マーケティング費:2B
  • 取引費用    :1.5B
  • 間接経費    :1-2B

私見

米国会社四季報では、今後のプロクター&ギャンブルの売上は微増とされている。

  • 2017年:65,113
  • 2018年:66,532
  • 2019年:68,596

一方で、【PG】のプレゼン資料を見る限りは売り上げ増よりは効率化、すなわちコストカットを全面に打ち出している。

ここから思うに、【PG】の今後の配当金・増配率の行方は、コスト削減計画の実施可否に依っているといえる。

株主から見ればどんどん進めてほしい。

しかし社員の事を考えると、、、

2012年~2021年まで、十年にわたり経費削減しつづけることになるからだ。

【IBM】や【KO】などと同様プロクター&ギャンブルは、大きくなりすぎた企業がぶち当たる課題に取り組んでいる。

参考?米国会社四季報 2017春夏号の楽しみ方 注目企業は101社

まとめ、

プロクター・アンド・ギャンブルが61年連続の増配をアナウンスした。

ここ数年の増配率は低い。

しかしながらサラリーマンの昇給率よりは高値であり、株主還元は手厚い。

現在株価はやや割高に思えるが、今後【PG】売上復活の傾向が見える。

よって順番がめぐってきたら、通常通りに買い増しを実施する。

いや~、アメリカ優良株投資ってやっぱりいい。

参考配当王リスト、50年連続増配銘柄【2017年版】

で、どうする?

プロクター&ギャンブルといえば鉄壁の配当王。

ところが配当性向は高く増配余地は限定的。

それでも私は継続保有、さらには買い増し候補とする。

生活必需品セクター所属であり、日本はもちろん世界に通じるブランド力を有しているから。

攻撃というよりは防御力を補完するイメージ。

ポートフォリオに安定感をもたらしてくれる銘柄なのさ。

See you!

参考 これだけは知っておきたい、米国株の6つの魅力

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コメント

  1. いちろ より:

    こんにちは、はちどうきゅうどうさん。PGは2年前に米国株を初めて間もなく
    獲得した銘柄でした。あのころは株価が低迷していて買いやすかったのですが
    今は大分上がってしまいましたね。配当性向も相変わらずキツイですね~

    そんなわけで当分買い増しは考えていませんが、一生ホールドの予定です。
    (たった40株だけどw)

    • はちどうきゅうどう より:

      いちろさん、こんにちは。

      いま思えば株価低迷していたころの【PG】は買い場でしたね。
      タコ配間近、業績低迷ということから、私はなかなか買い向かえなかったのを思い出します。
      優良銘柄は株価低迷しているときこそに買い増しのチャンス、とわかっていても実行できなかったいい経験です。

      そんなわけで今後は淡々と毎月なにかしらのブルーチップを拾っていきたいと思います。