マクドナルド【MCD】は外食産業のナンバー1、ハンバーガーチェーン企業。1940年にマクドナルド兄弟が開店したことに由来します。
日本においては藤田田がフランチャイズ権を獲得し1971年に入ってきていますね。第一号は銀座店。
ビッグマックやフライドポテトなどの看板商品がありますが、健康志向によって逆風下にあることが気になります。
本記事は米国優良株シリーズの一環です。おすすめアメリカ株のひとつであるマクドナルド MCDの銘柄分析をしてみます。
ダウ構成銘柄であり、なおかつ配当貴族銘柄でもあるという優良銘柄ですね。
マクドナルド【MCD】は売上高世界一の外食チェーン
上図は外食チェーンのファーストフード店売上高世界ランキング。
マクドナルド【MCD】はダントツのトップ企業であるとわかります。
- マクドナルド
- スターバックス
- サブウェイ
- バーガーキング
- タコベル
またマクドナルド【MCD】は高配当株としても有名であり、ダウの犬銘柄として名前を連ねる年が頻繁にあります。
ただしいまは2017年後半~2018年の株価上昇によって配当利回りは低下しています。
マクドナルド【MCD】は連続増配株でもある
マクドナルド【MCD】は連続増配が40年をこえる株主還元に積極的な企業のひとつです。配当貴族インデックス構成銘柄でもありますね。
2017年も9月に7%の増配を発表。
しばらくの間、連続増配が途切れる心配はないでしょう。
マクドナルド【MCD】の株価・トータルリターンは低迷していた
上図は【MCD】、S&P500とダウ30のトータルリターンを示しています。
2017年にはいり株価上昇率がすばらしいマクドナルド【MCD】
とはいえ2016年までは数年間の停滞期がありました。
外部環境としては健康志向の高まりがあり、競合としてシェイクシャックなどの台頭があった時期。
この期間ではバリュー株としてマクドナルド【MCD】は扱われていましたし、ダウの犬銘柄でもありました。
そういった株価下落局面で拾える人が、大きなリターンを得られるのでしょうね。
このように数年間の業績不振、株価低迷を経て復活しているマクドナルド【MCD】。アメリカのブルーチップの底力をみた気がします。
マクドナルドの株価指標【MCD】
2018年1月1日 | |
ティッカー | MCD |
株価 | 173.22 |
PER | 25.07 |
EPS | 6.91 |
配当 | 2.33% |
配当性向 | 61.9% |
配当月 | 3/6/9/12月 |
増配年 | 41 |
増配率(5年) | 7.4% |
増配率(10年) | 13.7% |
β | 0.82 |
40年をこえる連続増配記録、配当性向は60%と増配余地はまだあるでしょう。
βが1を切っており株価の安定性にも期待できそうです。
配当利回りが3%を超えるときにマクドナルド【MCD】を購入できた株主は今頃ほくほくだと思われます。
マクドナルド【MCD】の株価チャート(直近10カ月)
2016年までは株価が低迷していたマクドナルド【MCD】
いまではしっかりと上昇して、配当利回りも2%前半にまで下がってきています。
マクドナルド【MCD】の売上高と利益率
青色の売上高はフラットです。
特徴的なのは利益率が高い事。営業利益率は20~30%で推移しています。
ここ数年マクドナルド【MCD】はフランチャイズ化を推進しており、コスト削減に励んでいます。
増益幅の拡大が期待されています。
マクドナルド【MCD】のキャッシュフロー
キャッシュフローは綺麗な形です。潤沢な資金があります。
フランチャイズ店からのロイヤリティ収入は莫大な金額であると想像できます。
マクドナルド【MCD】の配当金推移
オレンジ色の配当金は連続増配株らしく美しいチャートを描いています。配当性向は40~60%で推移しています。
マクドナルド【MCD】に投資する際のリスク
外部環境
レストランチェーンは景気循環の影響を受けやすい業態です。たとえば消費者の失業率やコストによって業績が大きく変わります。
競合環境
ファーストフード、カジュアルチェーンとの争いが激化すると価格競争になりやすいです。商品の差別化が必要になるからです。
為替環境
マクドナルド【MCD】は米国外からの営業利益の60%〜65%程度を占めています。つまり為替の影響を大きく受けます。世界経済の動向に注意が必要だと思われます。
マクドナルド【MCD】に対する私見
マクドナルド 【MCD】は、投資するのにメリットを有しています。
- 連続増配の配当貴族
- ダウの犬銘柄であった
かつて私はマクドナルド【MCD】を保有していましたが、いまは売却済です
ちょっともったいなかったかなとも思ったりします。ほくほくだったのに。
もし配当利回りが3%を超えることがあれば、再度資金投下してもよいかもしれないですね。
著者はMCD株を保有していません。この記事は自分自身の備忘録として記述したもので、読者に株のMCD投資を推奨することを目的として書いていません。投資判断はご自身で行ってください。
米国株におすすめの証券会社は?
インターネット証券で米国株取引ができるのは、マネックス証券、SBI証券、楽天証券の3社です。
おすすめ | 証券会社 | コメント |
---|---|---|
No.1 | マネックス証券 | 米国株取引に最適 |
No.2 | SBI証券 | 為替手数料Good |
No.3 | 楽天証券 | 見やすさ抜群 |
私は3社に証券口座を保有していますが、3つの観点からアメリカ株取引は主にマネックス証券を使っています。
- 手数料
- 取扱い銘柄数
- 使い勝手(注文方法)
【詳細:米国株投資、おすすめの証券会社を比較】
【詳細:米国株の買い方(マネックス証券編)】
配当金に注目の米国株マイポートフォリオ
私は配当金を狙った米国株投資をしています。インカムゲインを対象とした投資が自分の性格に合っていると思うからです。
【参考:米国株 注目の51銘柄】
米国株で配当金について注目している銘柄
- 配当貴族リスト:25年連続増配の50銘柄【2018年版】
- ダウの犬、高配当おすすめ米国株10銘柄【2018年版】
- 配当王リスト、50年連続増配の26銘柄【2018年版】
- おすすめ米国株:配当金を100年以上支払い続けている9銘柄
配当金狙いのポートフォリオはマネックス証券で構築しています。保有銘柄を適宜公開していますので何か参考にでもなればうれしいです。
【参考:米国株マイポートフォリオ】
公式サイトはこちら→マネックス証券
マネックス証券は米国株に関する情報や無料オンラインセミナーが充実しています。米国株の初心者やそれほど経験がない人には向いています。
コメント