米国株投資には日本株にはないメリットがたくさんあります。
本記事ではアメリカ株投資の6つの魅力を紹介します。
米国株投資のメリット
- 米国株価の力強い上昇
- 人口が増えている
- 時価総額上位に新規企業があり、イノベーションが絶えず起きている
- 株で運用が当たり前なのがアメリカ
- 世界で最も成熟した市場
- アメリカを通して世界中に投資が可能
米国株投資をするメリット
米国株価の上昇が力強い
世界経済のネタ帳より
米国株投資の最大のメリットとして、株価が常に上昇してきたことが挙げられます。
何事も、自分が勝てる市場で闘うことが大切。
米国市場は負けにくく勝ちやすい市場であるといえます。
米国株市場は、株価が右肩上がりに上昇してきた歴史があるからです。
とくに株価指数の強さが際立ちます。
NYダウ30、S&P500、NASDAQ100など。
市場平均が優れたリターンをもたらすのです。
だから米国株は、投資先としてのメリットがあります。
もちろん過去は未来を保証しません。
そして税制や経済・金融の面で、アメリカの影響力はかつてより弱くなっているのは確かです。
とはいえ世界経済がどんな状況の中でも、米国企業が儲かるようにできているのが実情です。
たとえば100年に一度といわれたリーマンショック。
その株価大暴落からの立ち直りは米国市場が最も早かったのです。
世界を見渡しても米国株価の回復が顕著でした。
すくなくとも今の時点において、アメリカ株が強いという構図は変わっていません。
米国株を代表するインデックス
の長期チャートをみればわかりますね。
この力強い株価上昇が、米国株投資の最大のメリットです。
アメリカは人口が増えている先進国
世界経済のネタ帳より
米国株投資の二つ目のメリットは、アメリカは人口増加をしている先進国であること。
人口推移の予想は、かなりの正確性をもった統計です。
米国の人口動態は過去がそうであったように、今後も増加すると予想されています。
1980年~2016年までの日本と米国の人口推移をみたグラフは上表の通り。
人口と経済には強い結びつきがあります。
人口増加が予想されていることは、米国株価に対してポジティブインパクトとなるのです。
人口増加の予想されている国・人口減少が予想されている国、どちらの株式市場への投資が勝率が高いのでしょうか?
そう考えてみると、アメリカ株投資のメリットが見えてきます。
先進国の中で人口増加が確実視されているアメリカには、今後も投資妙味があるといえますね。
人口増加が予想されていることは、米国株投資のメリットといえます。
非アメリカ人の米国株投資人口が増えている?
米国株式市場における外国人投資家比率は増えています。
2002年にS&P500の15%だった保有額が、2018年には35%にまで上昇しているのです。
つまり世界中の投資家が、米国株に投資をしているというわけです。
このことは、ジェレミー・シーゲル教授の株式投資の未来でも示唆されていました。
フロリダの退職者はいつでも、全米の若い投資家に資産を売ることが出来る。だが時期に~~高齢者人口を抱えるようになる。~~彼らが退職するとき、だれがその資産を買ってくれるだろう?
一歩下がって、世界をひとつの経済として眺めてみよう
若い国々は、モノと引き換えに受け取るドルや円やユーロの使い道を探し始める。米国や欧州や日本の資産はやはり魅力的であろう。
2010年代を経て、2020年代は、日本からも米国株投資が当たり前となることでしょう。
それはアメリカ人にとってはウェルカムであり、むしろWin-Winとなるのです。
だとしたら、われわれ日本人にとって米国株投資はメリットとなりますね。
Year | 非アメリカ人の米国株保有額/S&P500時価総額 |
2002 | 15% |
2003 | 17% |
2004 | 18% |
2005 | 20% |
2006 | 21% |
2007 | 23% |
2008 | 27% |
2009 | 28% |
2010 | 30% |
2011 | 32% |
2012 | 34% |
2013 | 35% |
2014 | 37% |
2015 | 37% |
2016 | 34% |
2017 | 35% |
2018 | 35% |
米国株式市場は、時価総額上位に新規企業がある
順位 | 名称・ティッカー・市場 | 取引値 | 時価総額 | 創業年 |
---|---|---|---|---|
1 | アップル | 143.34 | 752,039,044千 | 1976年 |
2 | マイクロソフト | 65.68 | 507,544,159千 | 1975年 |
3 | アマゾン・ドット・コム | 894.88 | 427,010,443千 | 1994年 |
4 | エクソン・モービル | 82.76 | 343,165,484千 | 1999年(1911年) |
5 | ジョンソン&ジョン… | 124.92 | 338,644,628千 | 1886年 |
6 | フェイスブック | 140.78 | 331,560,566千 | 2004年 |
7 | JPモルガン・チェース… | 86.18 | 307,831,785千 | 1799年 |
8 | グーグル | 824.67 | 286,105,348千 | 1998年 |
9 | ウェルズ・ファーゴ | 54.84 | 274,412,352千 | 1852年 |
10 | アリババ・グループ・… | 108.99 | 272,475,000千 | 1999年 |
米国株式市場では、世界で最も革新的な企業が生まれています。
イノベーションが絶えず生まれていることは、米国株投資をするメリットといえます。
たとえばここ20年で設立され、その後一気に時価総額トップ10入りしている企業がアメリカには存在します。
他にもネットフリックス(1997年)、テスラ(2003年)、セールスフォース(1999年)、ウーバー(2009年)などが有名であり、ヘルスケアセクターでも、ギリアド・サイエンシズ(1987年)、インサイト(1991年)、イルミナ(1998年)といった革新的な企業が生まれています。
日本の大型株では、ソフトバンクが1981年、楽天が1998年設立といった程度であることを考えると、イノベーションを生んでいる企業への投資という意味では日米に大きな違いがあるといえます。
なので「世界的なパイオニア的な銘柄に投資をしてみたい」と思ったなら、米国株式市場を対象とするのが最適です。
このように、新たな企業が誕生し素早く力強く成長する土壌があることは米国株投資をする理由のひとつになります。
ところがこのような成長企業が今後もずっと安泰というわけではありません。
なぜなら次々と革新的な素晴らしい企業が誕生する土壌があるからです。
追う立場だった企業がいつのまにか追われる立場になる。
そのサイクルが米国経済に好影響をもたらしているのです。
このように米国株式市場では、イノベーションの好循環が続いています。
革新的な企業が多くあることは米国株投資のメリットのひとつです。
株式投資が米国では当たり前
米国は、株式投資の普及率が高いです。
たとえばアメリカ企業のCEOは株をもらうことで報酬を得ています。
そして米国の年金や教育資金は株で運用されています。
さらに米国家計における株式の割合は、50%程度を占めています。
ですから米国株価が下落すると、アメリカという国がもたない。
したがって米国は政策として株価を下げられないという背景があります。
米国は株価が右肩上がりであるという前提のもとで、国が成り立っているのです。
日本に住みながら米国への株式投資が出来るという現在は、とても恵まれている投資環境といえるでしょう。
インターネット証券では特定口座にも対応しています。
アメリカ株の魅力に取りつかれ、米国株投資を開始するひとが多いのもうなずけます。
株で運用が当たり前というお国柄、これも米国株投資のメリットのひとつです。
米国株式市場は世界一の成熟した投資環境
米国市場のメリット
- コーポレートガバナンス
- 高配当などの株主還元姿勢
- 圧倒的な流動性
米国株市場にように成熟したマーケットは、世界中を見渡してもアメリカ以外には見つけられません。
たとえば日本の株式市場においては、ストップ安やストップ高があります。
一方で米国市場には無い。
その代わりにアメリカにはサーキットブレーカー制度が存在します。
市場の流動性を担保する上では、日本の制度よりもアメリカ市場の方が好ましいと思われます。
松本氏曰く
「流動性のないマーケットは無意味だ」
そんな米国株市場へ簡単に投資ができる環境にいるというのは嬉しいですね。
アメリカ株式市場を通し世界中に投資可能
世界の金融資産のうち、約2/3がドル建てです。
これはアメリカ市場に上場しているETFを通し、世界中に投資が可能であることを意味します。
日本においては主要ネット証券のうち、マネックス証券、SBI証券、楽天証券の3社でアメリカ株への投資が可能。
つまり米国株への投資環境はしっかりと整えられているのです。
数多くのメリットを有する米国株式市場に投資をしないのは損だといえます。
公式サイトはこちら→マネックス証券
米国株投資をおすすめしたい人とは?
①長期投資のポートフォリオを組んでいるひと
アメリカ市場への投資の特徴は以下の通り。
- 流動性が高い
- 手数料が安い
- 基本的に株価は右肩上がり
- 歯磨き粉からミサイルまで幅広いセクターを有する
こうした理由から、
アメリカ株投資に向いている人は「長期ポートフォリオを組んでいるひと」
と、松本氏はコメントしました。
長期投資をすれば損をすることが過去にはなかったのが米国市場です。
納得の一言でしたね。
②トレーディングを楽しみたいひと
アメリカ市場には別の側面もあります。
- 金鉱株のように変動幅が大きいものがある
- それでも流動性が高い
- 手数料が安い
これらの背景から、
「トレーディングを楽しみたいひと」もアメリカ株投資に適している と、述べました。
投資するならまずはアメリカ市場
世界最大の株式市場アメリカ。
時価総額をみても、米国市場が世界の半分を占めている。
米国株投資には、すべての投資家の希望や欲望を満たしてくれる空間が存在しています。
「株式投資をするなら、アメリカ市場でしょ!」
松本氏が言いたいのはそういうことだと思います。
なにせ米国株にはメリットが多数存在するのですから。
米国株、おすすめの8銘柄とは?
松本氏は証券会社の社長です。
各種規制により、個別株投資はできません。
それでも言葉を選びながらおすすめ米国株を回答しました。
「日本に居ながらにして、情報を取りやすい会社が良い」
世界ブランドランキング上位企業は日本居住者にもなじみ深いです。
おすすめの米国株
などなど。
まずはこのような米国株からリサーチしてみるのもよいでしょう。
興味を貰ったら少額でもよいので買付をしてみましょう。
米国株を知っているのと、持っているのとでは感じ方が全く違います。
ちなみに私はマネックス証券で米国株投資をしています。
証券会社別の米国株取引メリット・デメリットを考えた上での選択です。
公式サイトはこちら→マネックス証券
米国株投資におすすめの証券会社
マネックス証券のメリット①:米国株・ETFの売買手数料が安い
証券会社 | 売買手数料 | 為替手数料(1ドル両替あたり) |
---|---|---|
SBI証券 | 約定額の0.45%(最低0ドル、最大20ドル) | 0.25円(住信SBIネット銀行で0.04円) |
マネックス証券 | 約定額の0.45%(最低0ドル、最大20ドル) | 0.25円 |
楽天証券 | 約定額の0.45%(最低0ドル、最大20ドル) | 0.25円 |
マネックス証券のメリット②:米国株の取扱い銘柄が多い
- マネックス証券 3,394 銘柄
- SBI証券 1,381銘柄
- 楽天証券 1,302銘柄
マネックス証券のメリット③:トレードステーション米国株が使いやすい
スマホからの操作性が抜群に良いです。
視認性も良い。
このアプリを導入後、PCからの米国株買付発注をしていません。
まとめ:アメリカ株投資はメリット大
米国株投資:6つのメリット
- 米国株価の力強い上昇
- 人口が増えている
- 時価総額上位に新規企業があり、イノベーションが絶えず起きている
- 株で運用が当たり前なのがアメリカ
- 世界で最も成熟した市場
- アメリカを通して世界中に投資が可能
長期にわたり右肩上がりのアメリカ市場。
ゆえに素人でも負ける確率は低いのです。
アメリカ株には魅力満載ですね。
そんなアメリカ株に投資をするならば、オンライン証券がベター。
その際には米国株を取り扱っている、マネックス証券、SBI証券、楽天証券が対象となります。
今回、マネックス証券 松本大社長のお話しを聞き、アメリカ株への熱い思いのおすそ分けをもらいました。
もしあなたが米国株投資に興味をもっているのなら、マネックス証券で口座開設してみるのがいいですよ。
公式サイト→マネックス証券
マネックス証券は米国株に関する情報や無料オンラインセミナーが充実しています。米国株の初心者やそれほど経験がない人には向いています。
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マネックス証券なら、米国株の買い方は簡単です
はじめて買った米国株ランキングは参考になります
サクソバンク証券が、米国株取引に参入しました
コメント
はちどうきゅうどうさんへ
当方、「不良中年の米国株(アメリカ株)投資でアーリーリタイア」の管理人をやっております。
先日は7人のブロガーということで、当サイトをご紹介いただきまして誠にありがとうございました。
ちょうどご紹介いただいた時期になぜか急にアクセスがアップしていましたので、確認したところ知った次第です。御礼の連絡が遅れましてすみません。
貴サイトのような著名なサイトに紹介いただき、大変感謝しております。
もし、相互リンクなどされておられるようでしたら、リンクしていただければありがたく、勝手ながらリンクを貼らせていただきました。アクセス数が多くなくあまり貢献はできないと思いますが、50代と30代、年代こそ離れているものの「アメリカ株でのアーリーリタイア」という同じ志をもつ者として、この機会にご検討いただければ幸いです。
以上、取り急ぎ御礼まで。
正直者さん、
コメント頂戴しましてありがとうございます。
志同じく、さらに目標への過程を多く経験されていらっしゃる正直者さんのブログはいつも興味深く拝読しております。
相互リンクについては相互RSS形式をとっており、もちろん「不良中年の米国株(アメリカ株)投資でアーリーリタイア」も入れさせていただいております。
サーバーの調子が悪く、この数週間は相互RSS表示を中止していたのですが、その問題が解決したようですので本日より再掲載いたしました。
「アメリカ株でアーリーリタイア」という同じ方向を見ている方は非常に稀ですし、このようにコメントまで頂戴してとても嬉しく思います。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。