スポンサーリンク

株価暴落9回のまとめ、アメリカ市場の暴落周期と株価回復までの期間

NYダウ平均株価指数の歴史をみると、株価暴落とは定期的に発生している。およそ10年周期に20%以上の株価下落が発生している。これはアメリカ市場の過去データだ。

ところがいつ暴落が起きるのか、という問いには誰も答えることができない。暴落や株価調整が予測できれば一儲けができると考えるのが人間の性。

しかしながら100年に一度の金融危機・リーマンショックですら多くの投資家は予想できずに被害を被った。

一方で米国市場のメリット・特徴として株価が右肩上がりというのがある。定期的におとずれる株価暴落にも負けず最高値更新をするのがアメリカ市場の強さだ。NYダウやS&P500さらにはNASDAQなどのインデックス株価チャートをみればわかる。

したがって暴落の予測はあきらめ、歴史とデータを紐解いて株価下落への準備をする。そしてその際に市場に居座りつづけることにより、株価回復後のリターンを得ることを目指す。

本記事では、株価暴落の周期と回復までの期間について考察したい。尚、暴落とはピーク時から20%以上の株価下落と定義する。

スポンサーリンク

ダウ工業平均株価、アメリカ市場の暴落の歴史

アメリカ市場の暴落の歴史、出典:わたしのインデックス

  ピーク年 下落率 回復の年 回復までの年数
米国株式 1929年 -83% 1945年 15年
1946年 -22% 1949年 3年
1961年 -22% 1963年 1年
1968年 -29% 1971年 2年
1972年 -43% 1976年 4年
1987年 -30% 1989年 2年
2000年 -45% 2006年 6年
2007年 -51% 途中 途中

1926年以来、米国市場では7回の暴落(ピーク時から20%以上の下落)が発生している。いずれの下落においても時間をかけて株価が回復している。これらをさらに詳しく紹介する。

S&P500暴落9回の歴史を一覧にまとめた

世界最大にして最良の株価指数(インデックス)、S&P500の過去データをみると全部で9回の暴落を経験している。

ここではドル円の為替影響は無視せている。

暴落の歴史①世界大恐慌、ウォール街大暴落:1929年

Image: Stock market crash of 1929

世界大恐慌:1929年

  • S&P 500 高値 : 31.86
  • S&P 500 安値 : 4.4
  • 下落率    : 86.1 %
  • 回復までの期間: 34カ月

世界大恐慌がアメリカ市場で最大にして最長期間のリセッションである。景気回復までには約3年の期間を要している。さらに株価が次のピークに戻るのは1954年となる。

暴落の歴史②第二次大戦後の在庫不況 1946年

  • S&P500高値: 19.25
  • S&P500安値: 13.55
  • 株価下落率  : 29.6%
  • 回復までの期間: 37ヶ月

第二次大戦が終了し、株価はピークをつけた。ところが戦後の需要拡大、そしてアメリカ国民の消費から貯蓄に向かう流れにより在庫不況となった。

暴落の歴史③キューバ危機によるベアマーケット:1961年

  • S&P500高値: 72.64
  • S&P500安値: 52.32
  • 株価下落率 : 28.0%
  • 回復までの期間: 6ヶ月

アメリカは戦後、覇権国への道をまっすぐに進む。経済は拡大していた。しかし1961年4月のビッグス湾事件(第一次キューバ危機)・1962年の第二次キューバ危機により、一時的なベアマーケットさらには冷たい戦争(冷戦)を経験した。

暴落の歴史➃株式の死への序章 1968年

  • S&P500高値: 108.37
  • S&P500安値: 69.29
  • 株価下落率  : 36.1%
  • 回復までの期間: 18ヶ月

米国の経済拡大が続いた。その後、約6%を超えるインフレ率を伴うベアマーケットが襲ってきた。ベトナム戦争と時期が重なる。

暴落の歴史⑤オイルショック:1973年

  • S&P500高値: 119.87
  • S&P500低値: 62.28
  • 株価下落率  : 48.0%
  • 回復までの期間: 21か月

アラブ石油の禁輸措置によりエネルギー価格が高騰、長期的な景気後退を招いた。1970年代はニクソンショック・オイルショックと大きなイベントが目白押しだ。そして株式の死と呼ばれる長期間にわたる株価停滞がつづいた。

暴落の歴史⑥連邦準備制度理事会(FRB)が金利を20%引き上げ 1980年

画像:Ronald Reagan

1980年の大統領選でレーガン勝利

  • 最高値 : 140.52
  • 最安値 : 101.44
  • 下落率 : 27.8%
  • 回復期間: 21か月

暴落の歴史⑦ブラックマンデーによる大暴落 1987年

  • S&P500高値: 337.89
  • 安値    : 221.24
  • 株価下落率 : 33.5%
  • 回復迄の期間: 3ヶ月

1987年10月19日(月曜日)にブラックマンデーは起こった。暗黒の月曜日ともいわれる。世界同時株安だ。ところが日本はバブル経済真っ盛り。ブラックマンデー翌日の株価は下がるどころか9%も上昇した。

暴落の歴史⑧ドットコム/インターネットバブルの崩壊 2000年

  • S&P 500高値: 1527.46
  • 安値     : 776.76
  • 株価下落率  : 49.1%
  • 回復迄の期間 : 30ヶ月

名前にドットコムがついていれば株価がどんどん上がったといわれる時代。バブルと暴落は周期的に訪れる。多くの銘柄が売りにだされる。

インターネット企業などの新興企業が上場するNASDAQ総合株価指数は、2000年につけた最高値を15年間も追い越せずにいた。それほどまでに大きなバブル崩壊であったのだ。

暴落の歴史⑨リーマンショック 2007年

  • S&P500高値: 1565.15、2007年10月9日
  • S&P500安値: 682.55、2009年3月5日
  • 株価下落率 : 56.4%
  • 回復迄の期間: 17ヶ月

サブプライム住宅ローン危機、リーマンブラザーズの破たんが続き、100年に一度の金融危機が発生した。アメリカ市場は1997年当時の株価にまで戻ってしまった。日経平均株価は6000円代にまで落ち、1982年以来26年ぶりの安値まで下がった。

時間を巻き戻してみると、暴落当時が最大の買い場であったとわかる。ところが多くの投資家は逆に株を売ったのだ。売り抜けられた人は良かった。破産した人も多いと推察する。

まとめ:株価暴落は約10年に一度発生するが、数年の期間で株価回復する

アメリカ市場の過去をみると、上述のようにピークから20%以上の株価暴落は9回経験していた。ところがS&P500、ダウ30、NASDAQのいずれも2017年のいまは最高値更新をしている。

前回の暴落はリーマンショックであり10年前となる。歴史的な周期をみると、そろそろ暴落や株価調整が起きてもおかしくはない期間である。

暴落が発生したら含み損を多く抱え投資継続する心が折られるだろう。それでも買い向かえるように準備をしておきたい。

暴落のサインは見つけられないが、いつでも買えるようにキャッシュ比率は残しておく。

See you!

■暴落関連記事の紹介

暴落時に、心を折られないように整えておきたい

個人投資家にとって耐えがたいもの、それは株価暴落。 アメリカ市場の歴史を紐解けば、長期株式投資は必ずプラスのリターンとなっている。 将来が歴史から作られるとすれば、暴落にもじっと耐え忍ぶことができそうだ。 現に数年間でリー...

リーマンショック時には連続増配銘柄も配当金を増やせない企業が続出した

2017年初頭、アメリカ株において25年以上連続増配している銘柄は108あった。 2015年のデータをみるとその数は105であった。 この2年間で連続増配が途絶えた企業もあるだろう。またM&Aなどによる数の増減も考えられ...

防災訓練は年に一度はしておこう

ここ数年、アメリカ市場は堅調そのもの。 リーマンショックから10年近くが経過し、金融危機や暴落とも縁がなさそうな経済状況指数を示している。 ところがこんな状況だからこそ考えてしまうのが最悪のケース。 暴落とは定期的...

スポンサーリンク

フォローする

 
励みになります。↓ 
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
 

スポンサーリンク