ダウの犬投資法とは?
ダウの犬とは年末に以下の5つのステップを踏む投資戦略の事。
- ①ダウ構成30銘柄を配当利回りの高い順に並べる
- ②配当利回りが高い10銘柄をピックアップする
- ③その10銘柄を同じ金額分購入する
- ④1年間保有し続ける
- ⑤1年後に上記①からやり直す
米国株を対象とした投資手法である。
ダウの犬銘柄2018年版はこちら。
ダウの犬戦略の年次リターン
ダウ平均株価に対するダウの犬銘柄の勝率は高い。
高配当であり、割安に放置されている可能性が考えられる。
優良銘柄の株価が下がり配当利回りが高くなっている、だから今がお買い得であるという理論だ。
シーゲル教授の言葉を借りれば以下の通り。
ダウの犬戦略は、下落局面でプロテクターとなる配当の働きが確認できる。
1973年から1974年の弱気相場で、ダウ30平均リターンは26.4%下落したが、「ダウの犬」のリターンはなんと1.4%上昇している。
配当が下落を受け止めるクッションとなったのは明らかだ。
株式投資の未来より引用
さて、2016年12月31日時点におけるダウ30構成銘柄の高配当ベスト10はどうなったのか?
ダウの犬銘柄 2017年
シンボル | 会社名 | 株価 | 配当 |
VZ | ベライゾン | 53.38 | 4.3% |
PFE | ファイザー | 32.48 | 3.9% |
CVX | シェブロン | 117.7 | 3.7% |
BA | ボーイング | 155.68 | 3.7% |
CSCO | シスコシステムズ | 30.22 | 3.4% |
KO | コカ・コーラ | 41.46 | 3.4% |
IBM | アイ・ビー・エム | 165.99 | 3.4% |
XOM | エクソン・モービル | 90.26 | 3.3% |
CAT | キャタピラー | 92.74 | 3.3% |
MRK | メルク | 58.87 | 3.2% |
2016年と比較すると
となった。
このようにダウの犬銘柄は一定ではなく毎年変更される。
2017年版とともに、過去のダウの犬銘柄を知っておくのも有用だ。
ダウの犬銘柄(2017年)の株価チャート
ベライゾン
ファイザー
シェブロン
ボーイング
シスコ
コカ・コーラ
アイ・ビー・エム
エクソンモービル
キャタピラー
メルク
まとめ:ダウの犬投資法の良好パフォーマンスは実証済
アメリカ株の個別銘柄へ投資したくなったら、まずはダウの犬銘柄から選択すれば大きな間違いは少ない。
高配当であるために株価下落時のクッションにもなる。
私はジェレミー・シーゲル著株式投資の未来を教科書としている。
それが故に生活必需品、ヘルスケアセクターに注目している。
この2大セクターは高配当の常連であり、ダウの犬2017にはファイザー、コカ・コーラ、メルクの3銘柄がリストされた。
いずれも過去リターンが優れているシーゲル銘柄でもある。
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