本記事では、F.I.R.Eつまり経済的自由を達成してアーリーリタイアをする生き方について紹介します。
そしてFIREに必要な3つのことを考えていきます。
- FIREとは?
- FIREには、いくら必要なのか?
- FIREを目指す上で大切だと思うこと
FIREとは、経済的自由を得てアーリーリタイア(早期退職)する生き方! 「Lean FIRE」と「Fat FIRE」に分けられる
FIREは(Financial Independence, Retire Early)の略です。
つまりFIREとは、経済的自由を成し遂げ、早期退職をするという生き方。
海外ブログのMr. Money Mustache などが発端となり、米国ミレニアル世代に広まっています。
英語でFIREは、「クビ・解雇」といった意味。
これを逆手に取り、FIRE(Financial Independence, Retire Early)としているのは、米国内での会社員生活に対する何らかの想いがあるのだと感じますね。
おなじFIREでも、意味が全然違います。
どちらかのFIREを選べ、と言われたら、経済的自由+アーリーリタイアのFIREを実践したいですよね。
この楽しそうな方のFIREは、金銭的な観点から3つに区分されます。
- Lean FIRE
- ただの「FIRE」
- Fat FIRE
ここからはLeanとFat FIREの違いを見ていきましょう。
Lean FIREとFat FIREの比較!その違いは、生活費の大きさ
Lean FIREと、Fat FIREでは、アーリーリタイア後の生活レベルが異なります。
- Lean FIRE:生活費を切り詰め、ミニマリスト的な暮らしを続ける
- FIRE:ある程度ゆとりのある快適な生活をしていく
- Fat FIRE:豊かな生活スタイルを維持する
形容詞のLeanは、「贅肉がなくて痩せている」や「細い」といった意味となります。
Fatの対義語ですね。
LeanやFatでFIREを形容する際には、贅肉ではなく生活費の大きさを示しています。
ですから経済的自由+アーリーリタイアであるFIREを目指す際には、自ら望む生活レベルとそのコストを算出しておく必要があるのです。
FIREには、いくら必要か? 経済的自由とアーリーリタイアを目指す方法
上述の通り、FIREを目指す際には生活費がいくら必要なのかを自ら算出する必要があります。
しかしながら望む生活レベルは住む地域や家族の有無などによって異なります。
なのでFIREにいくら必要なのかは、一般的な生活コストをベースにして年齢別に検討してみました。
アーリーリタイアにはいくら必要なのか? 年齢別に残りの人生に必要な費用を計算してみた結果
退職年齢(歳) | 必要資金(万円) |
20 | 26,384 |
30 | 23,246 |
40 | 20,109 |
50 | 16,321 |
60 | 12,205 |
40歳でFIREをする際には、約2億円の金融資産が必要です。
平均余命まで生きると仮定した場合の、残りの人生における生活費を計算した結果。
データは世帯属性別の家計収支(二人以上の世帯)を参考にしました。
公的年金を受給できるまで、20年以上の期間が残されています。
FIRE達成にはいくら必要なのかを試算すると、会社からの給料を貯金するだけでは難しそうです。
ただし、経済的自由+早期退職のFIRE達成者がいることは事実です。
ですからFIREは無理だとすぐに諦めず、未来の目標達成に向かっていまを作ることが大切なのではないでしょうか。
FIREを達成する方法;経済的自由と早期退職には資産運用が必要
資産形成=(収入-支出)+資産×運用利回りと表せます。
資産形成が成功し、経済的自由に到達できれば、あとは早期退職をするだけでFIREとなります。
したがい、資産形成はFIREに重要なマイルストンといえます。
なのでFIREを目指す際には
- 収入を上げる
- 支出を下げる
- 資産を増やす
- 運用利回りを上げる
これら項目を複合的に組み合わせて、資産を積み上げていくことが重要なのです。
35歳でアーリーリタイアを目指し、47歳で達成する計画を立てた話
2015年、当ブログ「アメリカ株でアーリーリタイアを目指す」を開始した頃を思い出すと
- 経済的自由・独立
- アーリーリタイア
- 配当金生活
こういったキーワードで頭がいっぱいでした。
つまりはFIRE。
海外ブログを参考にし
- 節約
- 米国株による資産運用
- 収入の複線化
への取り組みを始めたころです。
私にとっての”FIRE”は
- 35歳で経済的自由&アーリーリタイアの計画を立てて
- 47歳で達成する
というもの。
しかしながら国内外のFIRE志向者は、もう少し若い世代のようです。
ミレニアム世代が中心。(1980年代~2000年代に生まれた人)
1980年うまれの私にとってはギリギリかな。
ですから私のFIRE計画立案と実行開始は、年齢的にやや遅かったといえます。
もう少し若いうち、たとえば20代、せめて30代前半でFIREというコンセプトに気づいていたかったですね。
でも後悔しても前に進まないので仕方なし。
サラリーマンが経済的自由達成のためにいまやるべきことをしっかりと遂行し、達成します。
そのためにインカム投資を続けていきます。
FIRE(経済的自由と早期退職)に大切だと思う3つのこと
①FIREに必要なのは、お金
FIREでは、お金を数値として意識します。
経済的自由というのですから、数値化された目標が設定できます。
たとえば我が家では年間500万円のインカムを手に入れることを、経済的自由と定義しています。
これは我が家の家計支出が年間およそ500万円だということに起因します。
4%ルールを適応すると、
500万円÷4% =1.25億円
が、経済的自由の目安になります。
ちょっと頑張れば届きそうな気がしますね。
配当金生活には資金がいくら必要なのかを計算した時を思い出しました。
いずれにせよ、FIREにはお金の目標値がついてまわるのです。
②FIRE & Happy、やはり楽しくなくては
FIREはお金ばかりではありません。
FIREは概念、生き方につながるからです。
FIREという生き方。
この場合、楽しいとか幸せとかそういった感情が大切だと思います。
経済的自由を成し遂げ、早期退職することがゴールではないのです。
FIREとは、豊かに、幸せに時間を過ごし、生きることが最終目標でしょう。
そのためにはアーリーリタイアや経済的自由達成をする前から、自分が何を求め、何に生きがいを感じるのかを認識しておくとよさそうです。
FIREではお金がついて回りますが、生き方そのものを問われているということですね。
③まとめ:FIREを目標にする際に知っておきたいこと
FIREを目指す際に気をつけること
- 過去の後悔はほどほどにして
- いまを大切に楽しく生きて
- 未来に経済的独立・アーリーリタイア(FIRE)を達成する
私はこんな感じでFIREを目指しています。
あまり難しいことは考えず、日々過ごしているということですね。
FIREって魅力的だと思いませんか?
あなたが1980年~2000年代うまれのミレニアム世代なら、FIREを目標にしてみてはいかがですか。
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