セミリタイアだとかアーリーリタイアだとかには、いったいいくらのお金が必要なのでしょうか?
資金としては1億円~2億円くらいあると嬉しいですね。
もちろん生活費、年間支出の金額によって異なります。
あとは年齢ですね。
つまり人生があとどの位の期間残っているのか。
生活費や年齢は、アーリーリタイアにいくら必要なのかを考える際に重要な項目です。
で、結局はアーリーリタイアにはいくらあればいいのかが気になります。
ということで、我が家の年間支出額をベースにして、アーリーリタイアに必要な資金額を計算してみました。
アーリーリタイアに資金はいくら必要なのか? 1億円~2億円位かかりそう
結論から書いてしまいましょう。
退職年齢 (歳) | 必要金額 (万円) |
20 | 26,384 |
30 | 23,246 |
40 | 20,109 |
50 | 16,321 |
60 | 12,205 |
これは
- 残りの人生でいくら必要なのか?
を算出した結果です。
生涯で必要な金額を計算したということ。
つまりアーリーリタイアに必要な貯金・お金を算出したわけではありません。
アーリーリタイア後にもらえるであろう年金やその他の収入を加味していないからです。
それでもアーリーリタイアにいくら必要なのかを考える際には参考になる金額。
どういった計算式に基づいているのか、一緒にみていきましょう。
アーリーリタイアに必要な資金額はいくら? 二人以上の世帯で実施する場合
上図は二人以上の世帯年齢別の消費支出を示しています。
日本全体では、月額平均28万円ちょっとの支出額です。
年代 | 支出額(円) |
平均 | 282,188 |
40歳未満 | 261,490 |
40-49歳 | 315,661 |
50-59歳 | 342,952 |
60-69歳 | 277,283 |
70歳以上 | 238,650 |
今回のアーリーリタイアにはいくら必要かの計算には上記金額を用いました。
この金額を生涯使い続けると仮定したのです。
そしてアーリーリタイアに必要な金額を算出しました。
他方で米国を見ると、年収×10という数値が用いられています。
アーリーリタイアに必要な資金は、いまの年収の10倍あればよいという考え方です。
米国のリタイアでは、年収の10倍の資金が必要だとされている
67歳の定年退職を標準とした数値。
安心して老後を迎えるためには、年収の10倍の貯金があるといいとされています。
そして、退職までにいくらを貯めていれば良いのか、その目安が示されています。
退職までに必要な資金額
- 30歳:1倍
- 35歳:年収の2倍
- 40歳:年収の3倍
- 45歳:年収の4倍
- 50歳:年収の6倍
- 55歳:年収の7倍
- 60歳:年収の8倍
- 67歳:年収の10倍
早期退職をする際には、一つの目安となりますね。
アーリーリタイア後、残りの人生にお金はいくらかかるのか?
アーリーリタイアにはお金がいくら必要なのでしょうか。
今の年齢と死亡する年齢によって、計算式が変わってきます。
今回はとりあえず100歳まで生きるとして算出しました。
たとえば50歳でアーリーリタイアした場合には、これら金額を全て足したのです。
- 50~59歳:342,952円×12か月×10年
- 60~69歳:277,283円×12か月×10年
- 70~100歳:238,650円×12か月×30年
50歳でアーリーリタイアしたときには残りの人生で1億6,321万円が必要。
この数値、リタイアしようがしまいが変わらないのですけどね。
注意点としてはあくまでも2人以上の世帯支出をベースとして計算した値ということ。
つまり生涯独身を貫く人はここまでの金額は不要となるのです。
アーリーリタイアの際、家族持ちなのか、独身なのかは必要な金額に大きな差異が生まれます。
ちなみに子どもが2人以上の人はこの数値よりもちょっと多めの資金が必要ですね。
アーリーリタイアに必要なお金はいくらか?
アーリーリタイアにはいくら必要なのか、今度は5歳刻みで再掲します。
退職年齢 (歳) | 必要資金 (万円) |
20 | 26,384 |
25 | 24,815 |
30 | 23,246 |
35 | 21,677 |
40 | 20,109 |
45 | 18,215 |
50 | 16,321 |
55 | 14,263 |
60 | 12,205 |
予想以上に大きな金額ではないでしょうか?
というか、私にはもう高い壁にしかみえませんよ。
ただし給与所得からの貯金だけの場合に限りますけどね。
アーリーリタイアとは自分が働かない状態です。
だったらお金に働いてもらうことを考えていきましょうか。
不労所得が得られると尚いいですね。
アーリーリタイア到達には貯金だけでは難しい、資産運用を心掛けたい
アーリーリタイアに必要な金額、生涯いくら使う予定なのか、だいたいわかりました。
給料以外で1-2億円程度を賄う必要があるわけです。
だからこその資産運用。
こうしてみると、アーリーリタイアやセミリタイアには運用の知識と実行が大切なファクターとなるとわかります。
1億円だって少し頑張ればきっと届くはず。
憧れて願っても、自ら行動しない限りは到達できないでしょうけどね。
だからこそ私は米国株を中心に資産運用をしているわけです。
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そもそも貯金だけではアーリーリタイア達成はかなり難しいですね。
経済的自由や配当金生活にはいくら必要なのでしょうか?
一億円以上の金融資産をもっている世帯は2.3%あるのですよ。
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