早期退職希望者(アーリーリタイア)は多いが、お金はいくら必要なのだろう?
MSN調査によれば、アメリカのミレニアル世代のうち67%が早期退職を望んでいます。
アメリカの若者世代は、早期退職を希望する人が多いのです。
でも退職したいのに退職しないのはなぜなのでしょう?
お金の為に労働しているからですね。
では早期退職をしたい場合、お金はいくらあればいいのでしょうか。
数字で把握することがおすすめ。
現実感が高まるからです。
そこで本記事では、経済的自由に到達するために、いくら必要なのかを考えていきます。
経済的自由への道程:5ステップでそれぞれいくら必要なのかを計算してみた
世界のエリート投資家は何を考えているのかによれば、経済的自由に至るまでに5つの区分が存在します。
- 経済的安定
- 経済的活力
- 経済的自立
- 経済的自由
- 完璧な経済的自由
それぞれ、世界のエリート投資家は何を考えているのかを参照し、達成にはいくら必要であるのかを検討していきます。
経済的安定とは、生活費の心配をしなくていいレベル(60~65%)
経済的安定とは、不労所得だけで生活費の60%を賄えることを指します。
具体的には、以下の5つの費用を、労働所得から支払わなくてもよい状態です。
- 家賃・住宅ローン
- 食費、雑費
- 水道・光熱費・通信費
- 交通費
- 保険料
60%というのは、生命保険文化センターHPの「2人以上の勤労者世帯の消費支出」を参考に、家計支出における上記5項目の割合を算出してみた結果です。
家計支出の約6割を不労所得で賄うレベル。
経済的安定という名にふさわしい安定感ですね。
経済的自由を目指す上で、大きなマイルストーンといえます。
経済的活力とは、「プチ贅沢費」の半分が働かなくても払えるレベル(75%)
経済的自由活力とは、不労所得だけで生活費の約75%が賄える状態です。
換言すれば以下の家計支出を、労働収入以外から支払うことを指します。
- 家賃・住宅ローン
- 食費、雑費
- 水道・光熱費・通信費
- 交通費
- 保険料
- 衣料費の半額
- 外食・娯楽費の半額
- プチ贅沢費の半額
生活費の状況によっては、経済的安定と経済的活力の違いが小さい人がいるかもしれません。
被服費はかからず、外食・娯楽にお金をかけず、贅沢は敵だという節約家庭ですね。
しかし他方で、贅沢しまくり家計では、経済的活力への難易度が上がるのです。
経済的活力の定義をしると、経済的自由を目指す際には、家計支出を小さくしておいた方が近道だとわかります。
経済的自立とは、ライフスタイルを維持するために働く必要がないレベル(100%)
経済的自立とは、生活費全てを不労所得で賄える状態。
貯蓄と投資から得る配当や利子だけで生活ができてしまうのです。
逆に言えば、経済的自立とは働く理由がお金ではなくなるレベル。
働きたいから働くのだ!ということですね。
まさに自立した大人という感じです。
経済的自由とは理想の状態、やりたいことが何でもできる(100%以上)
経済的自由とは、理想のライフスタイルを苦も無く実現できるレベルです。
そして完璧な経済的自由は、やりたいことが何でもできる水準。
金持ち父さん貧乏父さんに出てくる「経済的自由」よりも、上位にいる位置づけですね。
不労所得で生活費を100%支払う事ができる段階を、
- 経済的自立(世界のエリート投資家は何を考えているのか)
- 経済的自由(金持ち父さん貧乏父さん)
と呼んでおり、2冊の本で経済的自由の定義が異なるからです。
経済的自由に必要な金額はいくらか計算する方法
経済的自由を目指す上では、
- 自分が何を望んでいるのか
- いまの家計支出はいくらなのか
を把握しておく必要があります。
いまの自分の支出、願望に対する不労所得額の相対値を表現している言葉だからです。
我が家で実施している、家計支出を把握する方法
2017年月額 | |
合計 | 439,000 |
食費 | 87,800 |
趣味・娯楽 | 70,600 |
教養・教育 | 52,000 |
住宅 | 50,600 |
日用品 | 46,000 |
衣服・美容 | 42,500 |
保険 | 25,200 |
通信費 | 19,300 |
水道・光熱費 | 15,100 |
交際費 | 12,000 |
税・社会保障 | 10,300 |
自動車 | 9,100 |
交通費 | 8,300 |
健康・医療 | 520 |
2014年~2017年にかけての3年間、我が家ではマネーフォワードで家計支出をかなり正確に把握していました。
支払いをカード払いにすれば、自動的に家計簿をつくってくれるので非常に楽ちんです。
お金の流れを可視化できるアプリ、マネーフォワードは家計支出を把握するにためにはおすすめですね。
この結果、我が家における経済的自立とは月43.9万円の不労所得なのだと分かりました。
年間だと527万円です。
まとめ;経済的自由到達には、お金はいくら必要なのか?
完璧な経済的自由に至る過程には、5つのステップがあります。
家計支出や自分の願望に対する達成率といっても過言ではありません。
ですから経済的自由にいくら必要なのかは、自分自身をしって自ら計算することが求められるのです。
まずは不労所得で年間支出の全額を賄える、経済的自立をターゲットにしてみるのが分かりやすいですね。
- 経済的安定;60%
- 経済的活力;75%
- 経済的自立;100%
以上、「経済的自由を手に入れるために必要な金額はいくらか?」でした。
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