本記事では米国株増配ETFもしくは高配当ETFを3つの観点から比較します。
- セクターの構成割合
- 運用資産残高
- 信託報酬(コスト)
インカムが好きな配当金投資家には興味を持っていただけるはず。
米国株の増配・高配当ETFの構成セクター比較:VIG・VYM・DVY・SDY・HDV・SPYDの6銘柄
日本の米国株投資家に人気が高いと思われる6つのETFを比較しました。
米国株の配当系ETFとはいえ、セクター構成割合は大きく異なります。
ETFはもともと広く分散された投資商品なので細かく知る必要はないでしょう。
一方で、投資をするとなぜか気になってしまう。
だからこうして調べて比較したりしてしまうのですよね。
ちなみに、ETFについて簡単に復習する際には、この書籍がお手軽便利です↓
米国株の増配・高配当ETFの運用資産残高を比べると、20倍以上も差がある
米国株の配当系ETFの中で、最も人気が高いのが【VIG】米国増配株式ETFです。
ただし【VIG】は高配当ETFではなく、増配ETF。
米国株高配当ETFに限定すると、【VYM】米国高配当株式ETFが人気度No.1となります。
すべての米国株ETFと比較しても、運用資産は以下の通り大きくなっています。
米国株配当ETFの運用資産残高トップワン・ツー
- 21位:VIG
- 29位:VYM
HDVやSPYDの運用資産残高ランキングはトップ100圏外
またここ数年で日本でも購入可能となった高配当ETFとして、【SPYD】の名前が挙がります。
とはいえ【SPYD】の運用残高は、【VIG】の20分の1にも達していません。
【SPYD】とは、まだまだ小さな米国株ETFなのです。
今後の動向に要注目ですね。
尚、日本では人気がある【HDV】は、世界ではそれほど人気度があるとはいえません。
運用資産残高ランキングトップ100にもランクインしていないのです。
米国株配当系ETFの運用残高比較
順位 | シンボル | 名前 | 運用残高 |
21 | VIG | バンガード・米国増配株式ETF | 34,232,106 |
29 | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF | 23,811,999 |
45 | SDY | SPDR S&P 米国高配当株式ETF | 18,917,983 |
48 | DVY | iシェアーズ・好配当株式ETF | 17,567,038 |
N/A | HDV | iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF | 7,139,800 |
N/A | SPYD | SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF | 1,577,900 |
信託報酬(コスト)比較をすれば、配当金投資家におすすめな米国株ETFがわかる
配当金や分配金などのインカムを好む投資家には、低コストETFがおすすめです。
信託報酬が安い、配当系ETF
- VIG
- VYM
- HDV
- SPYD
米国株ETFを選ぶ際、投資家にとっては信託報酬は低い方が好ましいからです。
運用残高という視点を加えれば、VIGやVYMを選んでおくと無難でしょう。
参考 米国株ETFを選ぶ方法
かく言う私は、VIG、VYM、HDVの3つをマイポートフォリオに組み込んでいます。
そしてそれぞれの分配金推移を記録し、経済的自由にむけた投資行動を続けています。
米国株ETFの買い方;注意点は取引手数料と特定口座対応
米国株ETFで手数料負けしない取引金額;1,111ドル以上で売買をしよう
米国株投資をする場合、インターネット証券の取引手数料は横並びになってきています。
インターネット証券大手ならば、1,111ドル以上での取引がおすすめです。
- 手数料負けしない取引金額:1,111ドル以上
- 手数料率が下がる取引金額:4,444ドル以上
米国株は特定口座対応しているインターネット証券がおすすめ
インターネット証券が米国株投資での特定口座対応を始めています。
年間取引報告書は自動で作成してくれますし、税金対応も楽ちんです。
ですから特定口座対応しているインターネット証券で米国株取引をするのがおすすめですね。
ちなみに私は、主にマネックス証券 を使って米国株投資をしています。
複数社の海外株証券口座を持っており各社の使い勝手を比較しましたが、注文方法の多彩さと、24時間いつでも注文可能である点が気に入っています。
深夜・早朝に発注せずに済みますからね。
米国株の増配・高配当ETF比較のまとめ
【米国株】配当ETFの構成セクター概要まとめ
米国株高配当ETFとひとくくりにしても、比べてみると実はその中身は異なっていたりします。
それほど気にしなくてもいいのですけどね。
信託報酬を考えたら、VIG、VYM、HDV、SPYDのいずれかを選んでおけば間違いありません。
以上、「【米国株】高配当ETF6銘柄のセクターを比較、2019年5月版」でした。
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