【EFA】非米国対象としたETFでは最大の運用資産残高

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EFA iシェアーズ MSCI EAFE ETFとは

米国およびカナダを除く先進国の大型および中型株式で構成される指数と同等の投資成果を目指している。

資産運用残高は第4位であり、非米国を対象としたETFでは最大の規模を誇る。

 

ティッカーEFA
名称iシェアーズ MSCI EAFE ETF
ベンチマーク米国およびカナダを除く先進国の大型および中型株式で構成される指数
特色組入れ銘柄数934。日本が23%でトップ。
信託報酬0.33%
設定日2001年
純資産総額723.27億ドル
10年トータルリターン7.23%/年
分配利回り2.78%
分配金支払年2回(6・12月)
10年増配率−11.5%/10年

 

参考 米国ETFの時価総額 運用資産残高ランキングトップ100

 

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EFAの10年間トータルリターン

EFA:0.97%

SPY:7.05%

10年株価チャート:EFAはリーマンショック前に回復していない

青:EFA 緑:SPY

 

括目せよ。

直近10年のチャートでは、一貫してEFAはSPYを下回っている。

もちろん10年間トータルリターンでもEFAはSPYに遠く及ばない。

 

注目すべきはリーマンショック時の株価下落状況である。

米国株価指数を代表するSPYよりも、米国・カナダを除く先進国代表のEFAの方が下落幅が大きい。

しかもその後の立ち直りが遅い。

 

S&P500と同じ方向を向いて値動きするし、リターンはすこぶる低い。

分散とは何のためにあるのだろうか?

そう思いたくなるチャートである。

 

よりポジティブに眺めてみよう。

すると2013年途中以降の値動きが違うところが見えてくる。

SPYは右肩急上昇であるが、EFAは下降傾向であり、分散の意義を辛うじて見いだせる。

 

あまり文句ばかりも言っていられない。

なにせこのETFで最大の組入国は、我が国日本である。

 

直近10カ月のEFA株価チャートはこちら。

finviz dynamic chart for  EFA

 

 

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EFAの組入国・セクター・銘柄

国別:EFAの最大組入れ国は日本

トップ3か国で50%を占める。

  • 日本  :23.6%
  • 英国  :17.86%
  • フランス:9.94%

先進各国への分散がしっかりなされている。

 

セクター・個別銘柄別:EFAの最大組入れ銘柄はネスレ

 

まずセクターから。

  1. 金融     :24.80%
  2. 資本財    :14.3%
  3. 消費者サービス:12.98%

 

リターンがいまひとつなのは、金融や資本財へのウェイトが大きいことが一つの原因かもしれない。

 

一方で個別銘柄を見ると魅力的な企業ばかりだ。

  1. ネスレ
  2. ロイヤルダッチシェル
  3. ロシュホールディングス
  4. ノバルティス
  5. HSBCホールディングス

次いでトヨタ自動車、ブリティッシュアメリカンタバコと続く。

 

これら上位10銘柄を足しても構成比率はわずか12%にしかならない。

先進国への幅広い企業へと分散されている。

 

また米国企業にみられる巨大時価総額の銘柄が少ないことが垣間見える。

EFAのリターンや中身をみると、アメリカ企業の魅力がより引き立つ。

 

参考米国株投資の6つの魅力

 

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EFAの増配率と分配金推移

西暦分配金増配率
2001年0.027
2002年0.627
2003年0.688.5%
2004年0.80318.1%
2005年1.1138.2%
2006年1.53338.1%
2007年230.5%
2008年0.541-73.0%
2009年1.441166.4%
2010年1.5477.4%
2011年1.7110.5%
2012年1.7592.9%
2013年1.704-3.1%
2014年2.26132.7%
2015年2.127-5.9%
2016年1.771-16.7%

 

増配率の推移:EFAの配当成長は期待できない

 

直近10年では

  • 増配:6回
  • 減配:4回

となり、10年前の分配金よりも11.5%少なくなっている。

 

さらにリーマンショック時の減配・増配率をみると振れ幅が大きいとわかる。

  • 2008年:-73.0%
  • 2009年:+166.4%

ここで騙されてはいけない。

 

2009年に分配金が大幅にアップしたようにみえても、元の数値に回復はしていないのだ。

  • 2007年:2ドル
  • 2008年:0.541ドル
  • 2009年:1.441ドル

 

分配金の推移:EFAの配当金はリーマン前水準に戻っていない

 

残念ながら分配金は10年前の数値に劣っている。

株価チャートも今一つ、分配金も増えないとなると、メインの投資対象とはなりえない。

そもそも米国とカナダを除いてしまうと、先進国対象といえども投資リターンは大きくはない。

 

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国別投資リターンを思い出しEFAに投資しよう

ここでジェレミー・シーゲル先生のデータを思い出そう。

以下は1900年~2012年の投資リターンを国別に見た図である。

?Stocks for the Long Run 5/Eより

 

合計19か国の株式実質リターンが集計されている。

平均を上回った国は6か国であり、アメリカとカナダが含まれている。

  • 第一位:南アフリカ
  • 第二位:オーストラリア
  • 第三位:アメリカ
  • 第四位:スウェーデン
  • 第五位:ニュージーランド
  • 第六位:カナダ

EFAは上位に位置するこの2か国を除いた先進国ETFであることを忘れてはならない。

 

参考どの国の株へ投資すれば良いか、国別運用成績ランキングをみて考えろ

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EFAの3つの特徴

【EFA】の特徴を3つ挙げると

  1. 北米・カナダを除いた先進国を対象
  2. 大きなリターンは期待しない方が賢明
  3. 主食ではなく、スパイス程度にご賞味ください

 

そもそも日本から投資をするのだから、日本が最大割合となっているETFは不要ではないか?

先進国への分散投資をする際に、北米は絶対に外してはいけない。

そう思わせてくれる、運用資産残高No.4のETFだ。

 

ここでふと思い出す。

北米と日欧の差は数百年に渡る歴史を有するかどうかであると。

 

王侯貴族たちの栄枯盛衰の物語を見聞きしてきたヨーロッパ人であるパラメスは、度重なる危機を乗り越えていくためには、長期間にわたって持続的な成長と価値をもたらす投資が必要だと気づいていた。

もし投機的で近視眼的であったなら、帝国に何百年も続く栄華がもたらせるはずがないからだ。

価値の探究者たちより

 

【EFA】は十年単位ではなく、百年単位でみた方が良さそうだ。

>>>海外ETF、注目の13銘柄リスト

 

参考米国株投資の6つの魅力

 

 

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