全ての会社員は、セミリタイアの準備をしておいた方が良いです。セミリタイアが可能な状態であれば、仕事のストレスが減り、結果として生産性が向上するでしょう。
心身の健康状態にも改善がみられるはずです。
生活の為、お金の為に働かなくてはいけない、という強迫観念にも近い心理状況と、そうではないときでは、仕事へのモチベーションが段違いですから。
なのでセミリタイアの準備をして、いつでもセミリタイアが可能な状態になっておくことが望ましいです。
本記事では、
- セミリタイアの準備をするメリット
- サラリーマンが抱えるリスク
- セミリタイア前にサラリーマンが実施しておいた方がよいこと
について、一緒に考えていきます。
セミリタイアの準備とは、サラリーマンをいつでも辞められるようにしておくこと
まず、セミリタイアとは何かを定義し、セミリタイアできる状態になるメリットを考察します。
セミリタイアの定義
セミリタイアとは、労働時間を限定し、時間的に余裕をもちながら生活をすることを指します。
退職後の年金暮らしとは違います。
セミリタイアはあくまでも”セミ”ですから、労働をしながら生活をするのです。
なので「サラリーマンがセミリタイアの準備をする」= 「労働時間を減らしても生活できるように準備する」ことです。
セミリタイアが出来る状態のメリット
セミリタイアができる状態になるメリットのひとつは、
嫌になったらいつでも仕事を辞められること。
いつでもセミリタイアができるサラリーマンは、嫌々仕事をすることが無くなります。
嫌だったら辞めればいいのですから。
結果として仕事のストレスが少なく、主体性が強くなり、より生産的に業務遂行できることでしょう。
ですから給料が上がりやすいかもしれないですね。
このようにセミリタイアの準備は、サラリーマンの仕事に対して好影響があります。
サラリーマンが抱えるリスクとセミリタイアの準備
安定した収入は、サラリーマンの大きなメリットです。
一方で、サラリーマンのリスクは見落としがち。
- 収入源が給料だけに頼ってしまう
- 昇給率が2%前後と低い
- リストラに合う可能性がある
こうしたリスクに備えるために、サラリーマンはセミリタイアの準備が必須となります。
サラリーマンだけでは、収入源がひとつしかない
昨今、副業がおすすめされています。
サラリーマンの収入だけでは、国の財政や国民の将来設計が困難である事情があるのかもしれません。
いずれにせよ人生100年時代のサラリーマンには、マルチタスクが求められているのです。
とはいえサラリーマンをやりながら副業をこなし副収入を得ている人の割合は少ないのが実情。
多くのサラリーマンは、収入源を給料だけに頼っています。
サラリーマンの昇給率は低く、年収が上がりにくい
2000年以降、大企業サラリーマンの昇給率は、2%前後で推移しています。
72の法則をつかうと、年収が2倍になるためには36年間もかかる計算。
おまけに年収700万円のサラリーマンは、2002年~2017年の間に手取りが
しています。
収入源を給料だけに依存したサラリーマンは、手取り収入が上がりずらい現実を直視しなければなりません。
サラリーマンがリストラに合う確率は、今後高くなるかもしれない
サラリーマンがリストラにあう確率は
- 29歳以下:0.2%
- 30代 :0.2%
- 40代 :0.4%
- 50代 :1.0%
です。
他先進国に比較して、日本のサラリーマンの生産性は低いといわれています。
経営者からみると、低生産性の従業員をそのまま残しておくことは非効率。
ですから今後リストラの可能性はますます高まるかもしれません。
こうしたサラリーマンのリスクを見ても、セミリタイアの準備が大切だとわかります。
セミリタイアにむけた、サラリーマンの準備方法
サラリーマンのうちにしておくべきセミリタイアの準備には
- 信用を使っておくこと
- 給料以外の収入源を確保すること
- 労働時間を削減すること
が挙げられます。
これらは、サラリーマンだからこそ取り組める備えです。
サラリーマンの信用を活用してセミリタイアに備える
サラリーマンに対する社会からの信用は、思っている以上に高いです。
- クレジットカードの申請
- 住む場所の確保(住宅ローン、賃貸借契約)
- 事業や不動産ローンを活用した投資
こうした手続きは、サラリーマンのうちに実施しておきましょう。
同じ人間でも、サラリーマンの肩書があるのと無いのでは、とくに金融機関からの対応が全然ちがいます。
ですからサラリーマンであるうちに、信用を活用しておいた方が良いのです。
サラリーマンは、収入源の複線化をする
サラリーマンをやりながら、副業をしておくのがおすすめです。
セミリタイアをするとは、収入が減ってしまいがち。
ですから何かしらの副業や副収入を得ておくことがいいのです。
投資も副業のひとつに含まれます。
とくに不労所得はセミリタイアとの相性が抜群。
自分の労働時間の代わりに、資産に働いてもらうということです。
セミリタイアの準備として、副収入を獲得しておきましょう。
狙うべき不労所得の4種類
- 事業所得
- 不動産所得
- 配当所得
- 利子所得
労働時間を増やさない
セミリタイアの準備をする際に忘れがちなのが、仕事をする時間を増やさないこと。
そもそもセミリタイアとは、労働時間を減らして時間的余裕をもちながら生活をすることです。
業務時間の減少に慣れておくことは、セミリタイにむけた準備の一環となります。
ちなみに、1週間の仕事時間が33時間以内だと幸せになれるというデータがあります。
サラリーマンは労働時間を増やさずに、セミリタイアの準備をしていきましょう。
サラリーマンは、セミリタイアの準備をしておこう
会社員なら、仕事するのがイヤだな、と思ったことは1度や2度ではないはずです。
もし仕事が辛くて嫌になったも、「やーめた」と言えるように、セミリタイアの準備をしておきましょう。
心のバランスを保つことができます。
セミリタイアが可能な状態であれば、仕事のストレスが減り、結果として生産性が向上します。
おまけに心身の健康によい結果をもたらすはずです。
ですから全ての会社員は、セミリタイアの準備をしておいた方が良いのです。
もちろん私も着実に準備を進めています。
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