ADR手数料とは何かを調べてわかった3つの答えとは?

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ADR手数料が気になった理由

米国預託証券:ADRってあなたは知っていますか?

 

ADRとはA正式名称はAmerican Depositary Receipt。

日本語では米国預託証券という名称で知られています。

米国以外の国で設立された企業が発行した株式を裏づけとして米国で発行される有価証券のことです。

 

ADRの有名どころではネスレ、グラクソスミスクラインブリティッシュ・アメリカン・タバコや、英国株ADRであるユニリーバ【UL】があります。

 

ここでADR手数料が気になりました。

 

たとえば私が米国株取引をしているマネックス証券口座をみてみましょう。

ご覧のような配当金受け取り表示になっています。

 

「ADRテスウリョウ」という単語がみえます。

ADR管理手数料とは何なのでしょうか?

気になったのでちょっと調べてみました。

 

参考ユニリーバのADRは、配当が税金で有利なイギリス株ULがおすすめ

 

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ADR管理手数料・費用の注意点をマネックス証券のFAQで調べてみた

米国株 ADR管理手数料とは

FrankWinkler / Pixabay

 

まずはマネックス証券のFAQを検索しました。

 

預託証券の発行管理に関する費用実費をご負担いただきます。

預託証券を発行する金融機関(預託銀行)から、一定期間毎に管理費用が徴収される場合があります。

この管理費用について、お客様のADR保有残高に応じて、実費を外国株取引口座の米ドルのお預り金からお引落いたします。(不足する場合は、ご入金が必要となります。)

 

一般的に四半期~1年毎に1株あたり0.25~5セント程度の管理費用がかかります。

 

本国の株式(原株式)とADRでは、配当や株式分割等のコーポレートアクションにおける取扱いが異なる場合があります。

本国で原株式が上場していても、ADRのみが上場廃止となる場合がございます。

マネックス証券HPより

 

なるほど。

ADRの日本語訳は「米国預託証券」

その預託証券の発行管理に関する費用実費がADR管理手数料だと分かります。

 

ただここで混乱が生じてきました。

なぜならADR管理手数料がとられる銘柄と、費用がかからない企業が存在するからです。

 

たとえば今回のように、ユニリーバ【UL】の配当金からADR管理費用が差し引かれています。

一方でユニリーバ同様の英蘭企業であるロイヤルダッチシェル【RDS.B】の配当金受取の際には、ADRテスウリョウがかかっていません。

 

 

いったこの理由は何なのでしょうか?

 

グーグル先生に聞いてみました。

 

参考【RDS.B】ロイヤルダッチシェルは高配当株、ドルの配当金に要注目

 

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ADR手数料とは何か、Google先生に問い合わせた結果は

高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指す」でお馴染みのronaldreadさんが、めちゃめちゃ分かりやすい記事を投稿されています。

 

 

下の表は今まで私が受け取ったADRの配当の手数料です。

ADR手数料
(1株当たり)
配当※
(1株当たり)
配当に占める割合
AZN
(アストラゼネカ)
$0.020$0.9502.1%
BP
(BP)
$0.005$0.6000.8%
BTI
(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)
$0.010$1.4770.7%
BUD
(アンハイザー・ブッシュ・インベブ)
$0.125$2.1935.7%
DEO
(ディアジオ)
$0.010$1.1810.8%
GSK
(グラクソ・スミスクライン)
$0.005$0.5760.9%
HSBC
(HSBC)
$0$1.0500.0%
NVS
(ノバルティス)
$0$2.7180.0%
POT
(ポタシュ・コーポレーション・オブ・サスカチワン)
$0$0.1000.0%
RDS.B
(ロイヤル・ダッチ・シェル(B株))
$0$0.9400.0%
UL
(ユニリーバ)
$0.005$0.3441.5%
VOD
(ボーダフォン)
$0.020$1.1701.7%
WBK
(ウエストパック銀行)
$0.005$0.6770.7%

※1株あたり配当は直近のものです。

 

高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指すより

 

ここで分かったことは二つです。

 

①SBI証券とマネックス証券ではADR管理費用の呼び方が違う

  • SBI証券:外国手数料
  • マネックス証券:ADRテスウリョウ

②ADRといえども、個別銘柄毎にADR費用が異なる

 

だんだんと理解度が深まってきました。

ronaldreadさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

 

ADR手数料
「 新しい記事:ADR手数料を調べる方法 」でADR手数料の調べ方についてまとめています。

 

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ADR管理手数料の詳細情報を、マネックス証券に問い合わせ

預託証券の発行管理に関する費用の有無や金額は、
預託証券の発行体である銀行等が決定するものでございますため、
費用が発生する、しないものの違いについては当社では
ご案内が出来かねますこと、何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。

 

また、同じ銘柄でもADR管理費が変わることもありますため、
事前に正確な金額や日付をご案内することができません。

 

そのため、銘柄別一覧等の用意はなく、
現地での徴収後にお客様の外国株口座から徴収しております。

 

マネックス証券への問い合わせ結果を引用抜粋

 

米国株取引でメインに使用しているマネックス証券さんに質問したところ、翌日に回答を頂戴しました。

 

要約すると以下の通りです。

  • ADR管理手数料は預託証券の発行体である銀行等が決定する
  • 日本の証券会社では案内が困難である
  • 同じ銘柄でもADR管理費が異なることがある

 

大きな金額ではないですが、ADRへの投資で管理手数料なる費用がかかるのだと理解できました。

参考米国株の買い方と注意点をマネックス証券画面で解説

 

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ADR手数料とは何かを知り、どう行動するか?

ADR手数料とは何なのか、理解することができました。

 

ではどうするか?

 

私にとっては投資方針や銘柄選択に特に影響はありません。

これまで通りにインカムゲイン狙いの投資を継続します。

 

ADR手数料について、あなたは何か感じることや思う事はありましたか?

参考キャピタルゲインではなくインカムゲインを狙うのはなぜなのか?

 

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まとめ:ADR手数料・費用について調べた結果

  1. ADR管理手数料は預託証券の発行体である銀行等が決定する
  2. 一般的に四半期~1年毎に1株あたり0.25~5セント程度の管理費用がかかる
  3. ADR手数料は、銘柄毎にも同一銘柄内でも金額が異なることがある

 

こういった状況でした。

いずれにしても英国株ADRは投資対象のひとつですね。

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保有銘柄を適宜公開していますので何か参考にでもなればうれしいです。

【参考:米国株マイポートフォリオ

 

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