スポンサーリンク

グラクソスミスクラインは高配当の医薬品企業 GSK

GSK、グラクソスミスクラインとはイギリスに本社を置く医薬品売上ランキング第5位のヘルスケア企業である。イギリス株であるので日本から投資をする場合にはADRとして購入が必要な銘柄だ。

イギリス銘柄は外国源泉徴収税がゼロということで配当金投資家にはメリットが大きい。さらにディフェンシブなヘルスケアセクター企業とあれば魅力が沢山つまっている株式だといえる。

本記事はイギリス高配当株シリーズの一環である。銘柄分析とまではいかないのだが英国株GSKグラクソスミスクラインの企業紹介をしたい。

スポンサーリンク

GSKとは、医薬品売上高ランキング第5位の大手製薬企業

製薬会社、世界売上高ランキング上位10社

製薬会社ランキングで5本指に入る超大手医薬品企業である。世界第5位であり、イギリスの製薬会社としてはアストラゼネカを抑えNo.1の売上高を誇る。

  1. ファイザー:米国
  2. ロシュ:スイス
  3. ノバルティス:スイス
  4. メルク:米国
  5. GSK:イギリス
  6. サノフィ:フランス
  7. J&J:アメリカ
  8. ギリアド:アメリカ
  9. アッヴィ:アメリカ
  10. アストラゼネカ:イギリス

グラクソスミスクラインは複数の製薬会社が再編の上、出来上がったグローバル製薬企業なのだ。

直近では2000年に2社の大型合併を経てGSKとなっている。

  • グラクソ・ウェルカム
  • スミスクライン・ビーチャム

医薬品業界ではかなりメジャーな企業ではある。しかし日本ではあまり知られていない。

薬機法において、一般人に対する医療用医薬品の広告が制限されているからだ。

しかしながらOTC(Over The Counter )薬や、その他製品は宣伝は可能。たとえば歯磨きのシュミテクトなどは馴染み深い。

3つの事業で成り立つヘルスケアコングロマリット

グラクソスミスクラインの事業部門、出典:GSKホームページ

グラクソスミスクラインは3つの事業部門から成り立つコングロマリットである。

  1. 製薬
  2. ワクチン
  3. ヘルスケアコンシューマー

医薬品企業とは製薬だけでなく、それ以外の部門を持っている会社が多い。例えばジョンソン・エンド・ジョンソンがヘルスケアコングロマリットの代表格だ。

グラクソスミスクラインも広く事業展開している英国企業だと分かる。

新薬開発状況は良くない

グラクソスミスクラインは超大手製薬会社である。医薬品開発も上手なように思える。ところが実際は新薬開発状況がうまくいっていない。ここ数年の新薬承認数をみても明らかである。

さらに言えるのは、GSKは幅広く多数のアセットに投資をしすぎなのだ。つまり無駄が多い新薬開発といえる。選択と集中の逆をいっている。

グラクソスミスクラインは開発品目数が多すぎる、出典:GSKホームページ

この図にあるように、医薬企業ランキング上位の競合他社と比較して新規化合物が多い。競合と比べてという相対的評価ではあるが、GSKのプレゼン資料にしっかりと明記されている。

医薬品開発とは成功確率が低いので多くのアセットを有するのはメリットではある。しかし効率性を考えるとデメリットにもなるという典型例だ。

パイプライン

グラクソスミスクラインの第三相試験、出典:GSKホームページ

グラクソスミスクラインは新薬開発に失敗してきた。しかしそこは大手企業。今後3年で多数の新医薬品を上市する計画を持っている。英国No.1製薬会社であることは忘れてはいけない。

開発は以下の疾患領域を主体としている。

  • 呼吸器系疾患
  • HIV/感染症
  • 免疫性炎症
  • 抗悪性腫瘍
  • その他

グラクソスミスクラインの業績

株価指標

2017年9月13日
ティッカー GSK
株価 40.21
PER 38.37
EPS 1.05
配当 6.19%
配当性向 NA
配当月 1/4/7/10月
増配年 NA
増配率(5年) NA
増配率(10年) NA
β 1.03

6%を超える高配当利回りである。これは特別配当による。実際の配当利回りは5%前後である。いずれにしても高配当株であることは間違いない。

増配を狙うというよりいまの配当金をしっかりと維持してくれれば良いと思わせる指標だ。

さらに四半期配当金支払い株であることはGSKのメリットである。外国源泉徴収税額がなく3か月毎に配当金をうけとれる魅力的なイギリス銘柄だ。

直近10か月のGSKの株価チャートはこちら。

finviz dynamic chart for  GSK

売上高と利益率

グラクソスミスクランの売上高はほとんど伸びていない。医薬品企業が売上を伸ばすためには新薬開発が欠かせない。今後の開発品情報と決算には要注目だ。

キャッシュフロー

可もなく不可もなし。しかしイギリスNo.1ヘルスケア企業、そして世界第5位の医薬品企業としてはややものたりない。

病気克服のため人類のためにも新薬開発を成功させてほしい。その結果、株主還元につながるだろう。

配当金状況

GSKとは高配当のイギリス株である。ポンドで配当金が支払われるがADRを通して投資するさいにはドルベースで受け取れる。ドルでの配当金をみるとわずかではあるが上昇傾向である。

しかしながら配当性向が100%を超えるときがおおく、減配リスクは捨てきれない。

投資する際のリスク

グラクソスミスクラインはヘルスケアセクター所属である。他企業と同様に規制当局によるジェネリック医薬品促進へのリスクを有する。

そして製薬業界での競争激化によって新薬の承認が遅れたり、承認されなかったりすることも想定される。

さらにGSKの主力商品であるアドエアには後発品の侵攻が待っている。ヒット商品のパテント切れは大手製薬企業にとってはかなりの痛手である。

私見

グラクソスミスクラインは

  • ディフェンシブなヘルスケアセクター
  • 超大手で安定業績
  • 高配当株
  • イギリス銘柄であり、配当金の税金に旨味有り
  • 四半期配当支払い

もしGSKがアメリカ企業であったなら投資はしなくてもよいかもしれない。ヘルスケアセクターには他にいくらでも優良銘柄があるからだ。しかしながらGSKはイギリス株。

配当金投資家には食指が動きそうな注目株である。

以上、グラクソスミスクラインの紹介でした。

See you!

著者はGSK株を保有していません。この記事は自分自身の備忘録として記述したもので、読者にGSK株の投資を推奨することを目的として書いていません。投資判断はご自身で行ってください。

■関連記事の紹介

ヘルスケアセクターは投資妙味のある企業が多い。

ヘルスケアセクターへの投資は良好な結果 20世紀後半において、ヘルスケアセクターへの投資リターンは良好であった。 ジェレミー・シーゲル著の株式投資の未来によれば、1957年~2003年のセクター別リターンのトップがヘルスケア...

ファイザーPFEはダウ構成銘柄でもあるし、高配当株なので注目度は高い。

ファイザーの株価がさえない。PFEといえばヘルスケアセクターのトップメーカーですね。 同時にファイザー株はダウ構成銘柄でありシーゲル銘柄であり高配当株であり、個人投資家にも人気のある銘柄なのはご存知の通り。 つまり過去のリターン...

高配当イギリス株ADRのまとめはこちら。

イギリス銘柄といえば高配当ADRが注目されている。外国源泉徴収税率が0ということで、受取配当金は日本株とほぼ同じ税金しかかからないからだ。 本記事ではイギリス株投資に適した高配当銘柄ADRをまとめてリストアップした。 ...

スポンサーリンク

フォローする

 
励みになります。↓ 
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
 

スポンサーリンク