米国株価が堅調な今日この頃、いったいどの株を買えばよいのだろうか?わざわざ株高のときに買わなくたっていい。むしろ売ってしまって現金比率を高めることだって株式市場で生き残る戦略のひとつだろう。
とはいえ株の売り時なんてことはまったくもってわからない。だからこそバイアンドホールドを心掛けているのだから。
2017年9月に注目した米国株をダイジェスト版でお送りする。あくまで注目しただけで、私はうっかりドル転と追加購入のタイミングを逃してしまったのですけどね。
正直にいうと買うのを忘れてしまったのだよ。
注目の米国株 ダイジェスト版
私のアメリカ株投資方針は、インデックスETFとセクター戦略に偏っている。どのセクターを買いの対象としているかというと、シーゲル本に準じている
- ヘルスケアセクター
- 生活必需品セクター
- 石油セクター
とくにヘルスケアセクターは馴染み深い業界であるし、生活必需品は身の回りにあるのでビジネスモデルが想像しやすい。エネルギーセクターについては高配当のオイルメジャーをとりあえず買っている。
CL コルゲートパルモリーブは配当金と安定した増配にメリット
2017年10月3日 | |
ティッカー | CL |
株価 | 72.44 |
PER | 26.96 |
EPS | 2.69 |
配当 | 2.2% |
配当性向 | 58.8% |
配当月 | 2・5・8・11月 |
増配年 | 54年 |
増配率(5年) | 6.4% |
増配率(10年) | 9.5% |
β | 0.81 |
直近10カ月のCL株価チャートはこちら。
コルゲート・パルモリーブは配当王銘柄である。50年を超える増配の歴史をもつ。キャッシュフローは安定しており、暴落がもしきたとしても継続保有できる株である。
私の米国株配当成長ポートフォリオ内では3.2%の割合で保有している。買い増し候補であった。が、前述の通りに第3・4週の金曜日(私の設定した買い増しタイミング)でうっかりドル転&買い増しを忘れてしまった。
縁がなかったか。
塩素消毒でもしようかな。
GSK グラクソスミスクラインの配当金が欲しい
2017年10月3日 | |
ティッカー | GSK |
株価 | 40.94 |
PER | 39.09 |
EPS | 1.05 |
配当 | 6.08% |
配当性向 | NA |
配当月 | 1/4/7/10月 |
増配年 | NA |
増配率(5年) | NA |
増配率(10年) | NA |
β | 1.03 |
直近10カ月のGSK株価チャートはこちら。
グラクソスミスクラインとは超高配当利回りの医薬品企業である。この配当金をいつまで維持できるのかはわからない。
それでもイギリス株であり外国源泉徴収税がかからないメリットがある。米国株のように日本とアメリカでの配当への二重課税がないのだ。
ちなみにGSKを昨年まで私は保有していた。しかし年初に売却したのであった。でもまた欲しくなった。配当金という悪魔の魅力に誘われて。
40ドル切ったら買おうかなぁと思っていたが、減配リスクもあるのでどうしようかなと悩み中。悩んでいるうちは買わないかもね。
あと、グラクソとかスミスクラインビーチャムとか名前がもうちょいクールだと嬉しい。
BTI ブリティッシュアメリカンタバコを新規打診買いしたい
2017年10月3日 | |
ティッカー | BTI |
株価 | 61.18 |
PER | 20.61 |
EPS | 3.02 |
配当 | 3.67% |
配当性向 | 69.8% |
配当月 | 5/10月 |
増配年 | 18年 |
増配率(5年) | 6.0% |
増配率(10年) | 11.5% |
β | 1.03 |
直近10カ月のBTI株価チャートはこちら。
タバコセクターはMOアルトリアグループとBTIブリティッシュアメリカンタバコの配当利回りが魅力的水準となってきた。私にとってはそろそろ買ってもいいかなと思える株価水準である。
配当金にかかる税金を加味すると、外国税額控除前の受取配当利回りは以下の通り。となるとやっぱりMOを買おうかなとも思ったりする。
- MO:4.2% × 0.72 = 3.02%
- BTI:3.6% × 0.8 = 2.88%
しかしながらBTIは2018年から四半期配当支払いとなる。こんなナイスなタイミングで新規打診買いをしたくなっている。BTIが私を呼んでいる。
ブリティッシュアメリカンタバコ、BTIは2018年〜四半期配当へ、2.5.8.11月https://t.co/lJ0CmHPX6X https://t.co/r7Ya0MpY4g
— はちどう@アメリカ株ブログ (@8do9do) September 16, 2017
PFE ファイザーは高配当利回りであり、ヘルスケアNo.1企業
2017年10月3日 | |
ティッカー | PFE |
株価 | 36.14 |
PER | 26.32 |
EPS | 1.37 |
配当 | 3.54% |
配当性向 | 50.2% |
配当月 | 3・6・9・12月 |
増配年 | 7年 |
増配率(5年) | 4.2% |
増配率(10年) | NA |
β | 1.00 |
直近10カ月のPFE株価チャートはこちら。
トランプ大統領誕生以降、ヘルスケアセクターが割安であったと思う。しかしここ数カ月の株価上昇により医薬品株もお買い得度が失われつつある。
さらにファイザーは私の米国株ポートフォリオ中で最大比率で保有している。せめて30ドル前半、配当利回り4%を超える水準で追加購入したい。
アメリカ株ポートフォリオはバイ&ホールド
買いのタイミングですら難しいのに、売りをいつ実行するのかは私にはキャパオーバーである。さらに配当金をKPIとした投資方針であり、売却した際には受取配当金が下がってしまうというデメリットがある。
したがって私は米国株ポートフォリオをバイアンドホールドで考えている。ノリと勢いで売ってしまったりもするが、こまかい事は気にしない。あくまでも原則論なのだ。
そんなわけで引き続き、配当金の積み増しを実行していく。
See you!
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