バイアンドホールド戦略とは有効か?永久保有は想像以上に難しい理由

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株式投資でバイアンドホールド戦略や永久保有が最強だと言われる。しかしバイ&ホールドは理想に過ぎない。

 

離婚率をみればわかる

 

まず株式投資の保有期間を考えてみよう。

デイトレード推奨派でない限り、数年単位での中長期投資が推奨されることが多い。

 

これはウォーレンバフェットの影響が大きいだろう。

バイアンドホールドとか永久保有銘柄、これ最強の投資方法。

そう思っていた。

 

いまでも私は永久保有を心がけている。

ところが誘惑に負けやすい性格であるが故に、売買を繰り返しがち。

バイアンドホールド戦略とは絵に描いた餅となってしまっている。

 

これが人間っていうもの。

多くの人は永久保有なんてできない。

時間には連続性があるが、心理はそうではない。

 

人の心は移ろいやすい。

女心と秋の空なんて嘘。

男だって同じ。

 

ここでひとつ、男女のデータを引用してみよう。

 

 

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バイアンドホールド:永久保有とは最強か?結婚した3組に1組は離婚する

2015年の婚姻数と離婚数をe-Statを参考に比較すると、
  • 婚姻数:63.5万
  • 離婚数:22.6万

となっている。

 

この数字をもって、三組に一組が離婚すると言われている。

 

重要なのは、永遠の愛を誓ったのにもかかわらずそれを全うできない人が多いという事実。

結婚とは株式投資で例えれば、永久保有・バイアンドホールドだ。

 

別れてしまう理由は様々あるでしょう。

でもそれって株式投資でも同じ。

 

神様仏様キリスト様、親兄弟、もしくはその他。

結婚する際には何かの前で契り、つまり契約を交わしたはず。

それでも夫婦の関係を継続することが困難であるとわかる。

 

これを株式投資に置き換えてみる。

 

永久保有と信じて購入した株式。

バイ&ホールドと意気込んでいた。

それがいつの間にか自分と合わなくなっている。

 

するとどうするのだろうか?

 

売却という選択肢が思い浮かぶ。

実行するかどうかは、あなた次第。

 

株式投資だって人生だっていつでもそう。

自分の人生の決定権は自分にある。

 

バイアンドホールド戦略をあなたは続けられますか?

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バイアンドホールドとは言ったものの…別れまでの期間

男の離婚体験談より

離婚夫婦の同居していた年数は平均で11.5年。

過半数の57%が10年未満。

35%は5年以下しか同居していない。

 

これを株式投資に置き換えてみよう。

永久投資銘柄と思って購入しても、35%は5年以下でお別れをしてしまう。

永久保有と思わない銘柄であれば、何かのきっかけで売却してしまいたくなるのは仕方ない。

 

さらには10年を超えてからの売却も可能性を捨てきれない。

なにせ離婚者の平均同居期間は11.5年。

永久保有と信じていた銘柄を10年保有したとして、その後にサヨナラする可能性だってある。

 

お別れはいつだって身近なのだ。

 

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バイアンドホールド(永久保有)は困難

離婚を例えにするのは不適切かもしれない。

それでも株式を買うのと結婚するのとで、どちらが真剣になるのかを考えて欲しい。

 

日本では重婚は認められておらず、結婚は一気に何度もできるものではない。

一方の株式投資は、複数銘柄の同時購入は個人の自由。

つまり、閾値は明らかに結婚>永久保有銘柄と思っての株式購入。

 

あとは気持ち次第。

3分の2は離婚しないのだし、株式投資の永久保有の可能性は高い、とも考えられるのだから。

バイアンドホールドと言っていても、別に途中で売ったっていいんだ。

 

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バイアンドホールドが無理なら軽い気持ちで買えばいい

永久保有という言葉は重たい。

永遠の愛と同じなんだ。

でも株式投資はもう一段も二段も軽く考えてよい。

 

そもそも毎月の積立購入、ドルコスト平均法という考え方が株式投資にはある。

これは結婚とは大きく異なる。

だからもっと軽く考える。

 

一生添い遂げるつもりで銘柄選択しても、それはあくまでも”つもり”なんだ。

あくまでも株式投資であることは忘れない。

 

バイアンドホールド戦略は思っている以上に難しい

 

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バイアンドホールドは、バフェットだってしていない

IBM株がバフェット銘柄のビッグ4であった時代は、ほんの少し前。

そのIBM株を売却したニュースは記憶に新しい。

永久保有銘柄であったはずなのに。

 

未だに保有しているコカ・コーラ【KO】はいつから保有しているのか?

バフェットはコカ・コーラ株を1988年から買い始めた。

いまは2017年。

 

永久保有銘柄として呼び声高い【KO】でさえ、まだ30年程度しか保有していない。

真珠婚式を控えているといった程度である。

ここはやはり金婚式(50年)を目指したい。

 

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まとめ:バイアンドホールド戦略の途中で売ってもいい

株式投資において永久保有を謳うのは簡単。

しかしながら実行は難しい。

 

永遠の愛を誓った結婚データを引用してみる。

3組に1組は離婚している。

離婚者の35%は、婚姻後5年以内に実行している。

 

これは株式投資でも同様、いやもっと短いと思われる。

 

そもそも永久保有という言葉を流行らせたウォーレン・バフェットですら、過ちを犯していた。

だったら個人投資家は永久投資といわずにもっと軽い気持ちで株式購入をして良い。

バイ&ホールドを心がけていても、フレキシブルな対応が出来る強みを忘れずにおく。

 

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で、どうする?

長期保有を前提にアメリカ株投資を継続する。

なので銘柄選択は大事。

一生付き添うつもりで選ぶ。

 

ただし実生活とは異なり、株式投資では売却の選択肢はいつでも用意しておくよ。

バイアンドホールド戦略は幻だろうから。

 

 

アイビー。花言葉は永遠の愛。

コメント

  1. 匿名 より:

    バイアンドホールドして、生活費はそこから引き落すイメージでしょうか?ただ、配当金にしろ株を切り崩すにしろ、その度に手数料や税金がかかるので、そこはやむなしといったところでしょうか?持ち続けても口座の数字が増えるだけですものね、、、

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