ヘルスケアセクターへの投資は良好な結果
20世紀後半において、ヘルスケアセクターへの投資リターンは良好でした。
ジェレミー・シーゲル著の株式投資の未来によれば、1957年~2003年のセクター別リターンのトップがヘルスケアセクター。
セクター別トータルリターン(1957~2003年)
- 1位:ヘルスケア:14.19%
- 2位:生活必需品:13.36%
- S&P 500平均 :10.85%
個別銘柄にブレイクダウンしてみると、1957年~2012年迄のトータルリターンTop.20のうち、4銘柄がヘルスケアセクターでした。
ヘルスケアセクターが抱える課題
我々人類は多くの病を克服してきました。
感染症と抗生物質、高血圧と降圧薬、高脂血症と脂質異常症治療薬。
製薬企業が開発する薬剤は、かつての低分子医薬品から抗体製剤などの高分子医薬品へと中心が移り変わっています。
高分子医薬品を開発する上での課題としては
- 開発が高コスト
- それが故に市販後は高薬価
- なので、規制当局からの医療費抑制政策の対象
などが挙げられます。
さらに高分子医薬品は特許切れ後、バイオシミラーの侵攻を目の前に控えています。
売上ランキング上位の多くの医薬品は、以下のようにバイオシミラーが開発されているのです。
最近ではヒュミラのバイオシミラーがどうなるのか、アッヴィ【ABBV】の動向には注目が集まっていますね。
バイオシミラー、開発競争熾烈…エタネルセプトやトラスツズマブが最終段階により
つまり製薬企業は新薬を開発するにもお金がかかり、後ろからはバイオシミラーの足跡が迫っているのです。
まさに前門の虎後門の狼。
ヘルスケアセクターの置かれている状況は、20世紀後半とは明らかに異なっています。
個別株を選ぶのが難しい際には、ヘルスケアセクターETFであるVHTに投資するというのがよさそうです。
参考>>>ヘルスケアセクターへの投資にお手軽・便利なETF【VHT】
米国株ヘルスケアセクターで注目する銘柄
私は株式投資に再現性の高さを求めます。
つまり過去データを重視しているのです。
そしてFACTの中からとくにジェレミー・シーゲル著書を参考にしています。
さらに配当金をKPIとした投資手法を選択しています。
つまりヘルスケアセクターと配当金を掛け合わせると、私の注目銘柄が浮かび上がるというわけです。
ヘルスケアセクター×配当貴族
ヘルスケアセクター×ダウの犬銘柄2017
ヘルスケアセクター×シーゲル銘柄
ヘルスケアセクターの注目株への対応方法
ヘルスケアセクター銘柄への追加投資は継続します。
配当利回りを考慮し、メドトロニックは次点としましょう。
ヘルスケアセクター注目の6銘柄
もちろん薬まみれにならないように注意しながらですよ。
セクターバランスにも配慮しつつ、ヘルスケアセクターには注目していきます。
配当金に注目の米国株マイポートフォリオ
私は配当金を狙った米国株投資をしています。インカムゲインを対象とした投資が自分の性格に合っていると思うからです。
【参考:米国株 注目の51銘柄】
米国株で配当金について注目している銘柄
- 配当貴族リスト:25年連続増配の50銘柄【2018年版】
- ダウの犬、高配当おすすめ米国株10銘柄【2018年版】
- 配当王リスト、50年連続増配の26銘柄【2018年版】
- おすすめ米国株:配当金を100年以上支払い続けている9銘柄
配当金狙いのポートフォリオはマネックス証券で構築しています。保有銘柄を適宜公開していますので何か参考にでもなればうれしいです。
【参考:米国株マイポートフォリオ】
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