ヘルスケアセクター投資は個別株よりETFか?と考えさせられた例

ヘルスケアセクターへの投資は注目度が高いです。

ジェレミー・シーゲル教授の研究により、セクター別リターンが優れていたことが明らかとなているからですね。

 

本記事ではヘルスケアセクターにおいて「個別株なのかETF投資なのか」考えさられた事例を紹介します。

 

ヘルスケアセクターについて思ったこと

  • 国別ではやはり米国中心
  • BMYとMRKの新薬開発状況をみて、個別株リスクを再認識
  • ETFはメリット大
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ヘルスケアセクターは米国中心、国別売上高推移

 

上図は医療用医薬品の国別販売額推移です。

水色のアメリカがトップだとわかります。

 

ヘルスケアセクターを代表するのは医療用医薬品市場でしょう。

さらに米国市場はしっかりと成長しています。

したがってヘルスケアセクターとは、米国中心であるといえます。

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ヘルスケアセクターの個別株投資が難しい例

ヘルスケアセクター、とくに医薬品開発はハイリスクハイリターンであるといわれます。

新薬開発が難しくなっているからですね。

新しい薬を世の中に出せる確率は、年々下がっているのが実情です。

 

個別企業による新薬開発。

予想はできても、その想定を覆す出来事にしばしば出くわします。

その一例、肺がん治療薬による臨床試験結果を紹介します。

 

小野薬品・ブリストル・マイヤーズスクイブのオプジーボ

小野薬品・ブリストル・マイヤーズスクイブ社が発売しているオプジーボ。

一時は日本においても夢の新薬ともてはやされました。

このオプジーボは多くのがんに対して有効性が見られています。

 

なかでも投資家から最も注目度が高い領域が肺がんです。

市場が大きいという理由もあるでしょう。

 

このオプジーボ。

肺がん領域で2017年に重要な臨床試験結果が公開されました。

初回治療における単剤での有効性データです。

 

結果は既存治療に対して優位性を証明できませんでした。

夢の薬、オプジーボですら肺がん領域の単剤初回治療で結果を出せなかったのです。

小野薬品・ブリストル・マイヤーズスクイブBMYの株価が大幅下落したことは記憶に新しいです。

 

参考>>>ブリストル・マイヤーズ & 小野薬品 株価急落の理由 【BMY】

 

メルク・MSDのキイトルーダ

ブリストル・マイヤーズスクイブBMYと同様、シーゲル銘柄であるメルクMRK。

オプジーボと同じ作用機序をもつキイトルーダを有しています。

 

このキイトルーダも、肺がん領域での初回治療における単剤治療の臨床試験を実施しています。

その結果はなんとポジティブ。

2018年4月にプレスリリースされました。

 

オプジーボで証明できなかった単剤治療での有用性をキイトルーダが示したのです。

人類にとっては素晴らしい結果です。

一方で個人投資家としては、ヘルスケアセクター投資は難しいと考えさせる出来事でした。

 

肺がん初回治療における有用性

  • オプジーボ = 既存治療
  • キイトルーダ > 既存治療
KEYTRUDA® (pembrolizumab) Monotherapy Met Primary Endpoint in Phase 3 KEYNOTE-042 Study, Significantly Improving OS as First-Line Therapy in Locally Advanced or Metastatic NSCLC Patients Expressing PD-L1 in at Least 1 Percent of Tumor Cells
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ヘルスケアセクターETF【VHT】のメリット

Ref:yahoo finance as of Feb,2018

青:VHT

紫色:SPY(S&P500連動ETF)

 

上図はヘルスケアセクターETFとS&P500の株価チャートです。

ご覧のようにヘルスケアセクターの方がS&P500よりも優れたリターンを示しています。

ヘルスケアセクターETFの強みが垣間見えますね。

 

ブリストル・マイヤーズスクイブBMYメルクMRKは、個別株投資リスクを示す例です。

新薬開発が難しいだけに、ヘルスケアセクターへの個別投資は予想が困難なわけですね。

そんなときには、ETFのメリットがいきてきます。

 

人類はすべての病に打ち勝っているわけではありません。

ヘルスケアセクターがかかえるアンメットニーズはまだまだ存在します。

なのでヘルスケアセクターの伸びしろは残っている訳です。

 

そのヘルスケアセクターへETFを通してまるっと投資するのは妙案。

S&P500よりもリターンが良かったわけですし。

バンガード社の米国ヘルスケア・セクターETF【VHT】は、よい選択肢ですね。

 

参考>>>ヘルスケアセクターへの投資にお手軽・便利なETF【VHT】

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米国ヘルスケアセクターへの投資はETFが無難?

 

ヘルスケアセクターには優良銘柄が多数あります。

どれにも投資をするメリットがあるでしょう。

しかしながらどの企業が最適なのかは予想がつきません。

 

そんなときにはやはりETFがよいかも。

そんな風に感じましたね。

 

尚、投資ブログ界の良心、たぱぞうさんからこのようなツイートを頂戴しました。


個別株とETF投資、いずれにしてもヘルスケアセクターには注目していきたいと思います。

 

以上、「ヘルスケアセクター投資は個別株よりETFか?と考えさせられた例」でした。

アクティブかパッシブのどっちが勝ちやすいか?

 

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