サラリーマンは知っておきたい「お金持ちとは、資産をいくら保有しているのか?」
「富裕層」という文字が使用されるカテゴリーは三つあります。
富裕層の分類
- 超富裕層:5億円以上
- 富裕層 :1億円以上
- 準富裕層:0.5億円以上
日本では、金融資産1億円以上がお金持ちとしての指標。
サラリーマンが1億円に憧れる理由はこのあたりにありそうです。
お金の豆知識として有用ですね。
本記事ではサラリーマンが富裕層入り・お金持ちになる方法を一緒に考えていきましょう。
サラリーマンが富裕層入り&お金持ちになる方法は雪だるまを作ること
将来の金融資産=(収入-支出)+資産×運用利回り の式を見れば
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用する
- 資産を増やす(相続など)
が大切です。
この4つの項目をみていきます。
①収入を増やせば、お金持ちに近づく
サラリーマンの視点から、年収を増やす方法を考えてみましょう。
- めちゃめちゃ昇給する
- 複数の給与収入をもつ
ちなみに経団連所属の大企業サラリーマンの平均昇給率/年は2%前後。
平均昇給率はたったの2%
なのです。
複利が分かる、72の法則を使ってみましょう。
年率2%の昇給を続けたとして、年収が2倍になるのはいつでしょうか?
こたえは
30年以上先
つまりは通常の昇給だけに頼っていては、サラリーマンがお金持ちになるのは困難です。
サラリーマンの年収を上げてお金持ちになるためには
- 同じ会社でポジションを上げる事や給料の良い職種に就く事
- 転職して給与をジャンプアップさせる事
などが考えられます。
そのためには、継続的な自己投資・スキルアップが求められます。
すこし難しいのでは?と思ったりします。
そう思うなら、熱意を持っておくとサラリーマンでは有利に働きます。
とはいえ、1億円の富裕層入りするためには、サラリーマンのままなにもしないのでは達成が困難でしょう。
その他の項目を掛け合わせることで、お金持ちに近づけるのです。
参考富裕層になりたけりゃ資産運用の前に収入を増やせ!それが無理なら起業しろ!
②支出を減らすことは、サラリーマンからお金持ちへの第一歩
節約はお金持ちになる為に必要な条件の一つ。
しかしながら、節約には限界があります。
なにせ支出は0よりは下げられませんから。
つまり節約はお金持ちになる補助とはなってもメインとはなりえないのです。
とはいえ資産形成期では、節約をルーチン化しその後も生活レベルをあげずにいる事はとても意義があります。
したがってサラリーマンは節約をおろそかにしてはならないのです。
③運用することはサラリーマンが富裕層の仲間入りする為に必須
アメリカの研究では、株式投資で誰でもお金持ちになれる事が証明されています。
株式投資による資産運用は主に手段がふたつあります。
- 売買利益を積み上げる、キャピタルリターン狙い
- 配当金を積み上げる、インカムゲイン狙い
ここで、配当金の積上げ投資がでてきます。
配当金の伸び率は、サラリーマンの昇給率より高いです。
ですからサラリーマンがお金持ちになるためには、株式投資のような資産運用が近道となります。
サラリーマンが配当金投資から雪だるまを作る方法
サラリーマンには強みがあります。
給料という毎月のキャッシュフローがあることです。
この給料から、投資に振り向けるだけの黒字家計を作りましょう。
すると、入金投資法が可能となります。
会社員による入金投資法
- 月々の家計を黒字にする
- 残った現金を証券口座に入金する
- 入金したら安定した投資商品に資金投下する
入金投資による、配当金の積上げではお金持ちになるまでにかなり時間はかかります。
とはいえ給料だけで資産形成するのよりは早いのは確かです。
インカムゲインと自分の給料の増加率を比較してみるとすぐにわかります。
昇給率と配当金の伸び率の比較
The DRiP Investing Resource Center を見てみましょう。
米国株のDividend Champions(25年以上連続増配)銘柄の、1年・3年・5年・10年増配率は7%程度です。
昇給率と比較すると
- 昇給率:2%
- 増配率:7%
昇給率がいかに低いのかがわかります。
お金持ちがどんどんお金を増やしていく理由も、ここにあります。
昇給率と配当金の増加率を、複利計算で比較してみます。
例えば初年度240万円で20年間のケースを想定しましょう。
- 給与で240万円、昇給率は2%
- 配当で240万円、増配率は7%
2% vs 7%の複利推移
グラフからも一目瞭然です。
配当所得 ≒ 給与所得の場合、配当所得の方が増えていくスピードが圧倒的に早いのです。
ですから
「サラリーマンは投資をしないと損」
会社の儲けているお金は、社員よりも株主に還元されているのです。
株式会社で働く従業員は株式投資をしないと資産形成で圧倒的に不利な状況となります。
2% と 7% の差は大きいですよね。
毎年7%ずつ昇給するサラリーマンは、日本では極めてまれでしょう。
このギャップに若いうちに気がつくことが出来れば、サラリーマンでも配当金を積み上げることによってお金持ちになることが可能となるのです。
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コメント
いくら連続増配でも、利回り2.5%では、配当据え置きで4.5%の株を追い越すには相当な年数が必要。
また、毎年1%ずつ連続増配の銘柄と、ずっと2%ずつ増配しているが、1年だけ配当を据え置いた年がある銘柄だったら、明らかに後者の方が良い。
連続増配を最重要視するのは間違っていると思う。
ダルシムさん、
高配当銘柄と増配銘柄の比較についてはおっしゃる通りかと思います。
高配当銘柄の方がベターと考える場合にはその方法を実行するのが良いでしょうし、増配銘柄が良いと思えばそちらを取ればよいでしょう。
結局は自分が信じる投資方針を実行できるかどうか? という事が重要であると感じています。
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