長期投資のリスクとして把握しておきたいこと:年齢別死亡率は何%?

長期投資をすると、リスクが減少するといわれます。

投資収益の振れ幅・バラつきが小さくなるということですね。

だから長期投資とは資産運用の王道となります。

 

しかし長期投資をすることは、年齢を重ねることになります。

人の寿命には限りがありますから、年齢の上昇とともに死亡リスクも上がります。

だとしたら、長期投資プランを策定する際には、投資のリスクだけではなく、健康リスクも組み込んでおきたい。

 

本記事ではすこし趣向をかえて、長期投資と年齢別死亡リスクについて考えてみたいと思います。

 

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長期投資とはリスク軽減につながる。しかし20年間の運用した後は何歳になっているのか?

長期投資とはいったい何年のことを指すのでしょうか。

 

私は17年だと解釈しています。

アメリカ株の場合、17年以上保有していればプラスリターンにしかならなかったというデータがあるからです。*

*複利利回り。投資コストを省略した数字

 

10年・20年単位の投資をする場合には、株式や不動産・債券などのアセットアロケーションが重要となります。

一方で家族や自分自身の健康や死亡リスクについても考えておきましょう。

 

20年後には、すべての個人投資家の年齢が+20歳となっているのですから。

  • 20代 → 40代
  • 30代 → 50代
  • 40代 → 60代
  • 50代 → 70代
  • 60代 → 80代
  • 70代 → 90代

 

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長期投資で上昇するリスクとは? 年齢別死亡率を把握しておこう

 

上図は年齢別死亡率です。

  • 死亡率:その年齢時に死亡する確率
  • 生存数:10万人の内、その年齢まで生き残れる数
  • 平均余命:その年齢時から見た平均的な余命

 

個人投資家ならば統計データや数値にはある程度慣れていることでしょう。

投資リスク・リターンを、年率で理解したり設定している人もいるかもしれません。

しかし、自らの人生における最大のリスクは「死亡」です。

 

ですから一般的な死亡リスクを把握しておくことは重要だと思います。

 

上図にある赤枠に囲まれた20代~60代の現役世代の死亡リスクを確認してみましょう。

例えば20歳男性であればその年齢の内に0.044%の確率で死亡します。

 

このリスクをどう考えるか。

 

20歳男性ならば1年間で死亡するリスクは、1,000人に1人以下だということです。

成人式を迎えてすぐに生命保険に加入する場合、本当に”万が一”の保障をもとめることになりますね。

 

30歳だと0.058%だし、50歳では0.268%と、死亡リスクは徐々に上がっていきます。

 

20歳の男性個人投資家が、60歳迄に生きていられる確率は?

男性における対10万人生存数をみると、

  • 20歳時:99,487人
  • 60歳時:92,629人

となっています。

 

その差は6,865人

 

つまり20歳まで生きた約10万人のうち、60歳までに凡そ6,870人が亡くなる計算となります。

株式投資の将来リターン計算よりも、この死亡リスクの方が確実性は高いことでしょう。

 

私はアラフォー世代となっています。

40歳男性はその年のうちに、0.105%の確率で死亡します。

すなわち1,000人に1人の確率で死亡するリスクを内包しています。

 

長期投資のように未来を見据える場合、生きるか死ぬか、健康なのかどうかを考える年齢となってきています。

若さとは武器です。

長期投資ができるというだけではなく、心身の健康リスクに強みがあるのです。

 

いずれにせよ、長期運用を前提とする投資家は、自身の死亡リスクを把握しておきたい。

そして将来を見るばかりではなく、今をいかに意義あるものにするのか、どうやって楽しく生きるかという点も忘れずにいたいですね。

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人生100年時代:死亡リスクばかりに目を向けなくたっていい。退職後だって長期投資はできる。

 

上グラフは、65歳の男女がこれから何年間生存するかの確率を示した米国のデータです。

 

75歳迄生きる確率(10年生存率)

  • 女性:85%
  • 男性:79%
  • 男女いずれか:97%

85歳迄生きる確率(20年生存率)

  • 女性:54%
  • 男性:42%
  • 男女いずれか:74%

 

もし65歳で退職し、その後に長期投資を始めたいと思ったらどう感じるでしょうか。

 

65歳から夫婦で投資を始めた場合、75歳時点で夫婦どちらかが生きている確率は、

 

97%

 

です。

 

退職後から長期投資を始めても遅くはない、といえなくもない数値。

65歳の投資家だって、将来のことを考えておく必要があると思います。

なにせ人生100年時代ですから。

 

ですから退職後の投資計画だとしても、長期運用を選択肢から外す必要はありません。

もちろん長期投資を考える際には健康や死亡リスクを頭に入れておきましょう。

 

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長期投資と年齢別死亡リスクを見て、アラフォーの私が思うこと

アラフォー個人投資家の私は、死亡リスクに対してどう対処するのがよいでしょか。

リスクを過大に見積もる必要はありません。

 

それでも

  • 健康診断やがん検診はしっかり受ける
  • バフェットを見習い、身体に負荷をかけない健康法を取り入れる
  • 万が一のときどうするか、少しずつ考えておく

こういった、最低限のリスクヘッジはしておきたい。

 

そんな私はもう家族がいないと生きていけないし、妻に先立たれたと考えただけで涙がでそう。

弱い心の持ち主なので、妻には「一日でいいから私より長生きして」と伝えています。

でも、「同時に死ぬのがいいよね」と話は落ち着くのです。

高橋留美子著,小学館,めぞん一刻

 

長期投資アーリーリタイアといっても、やっぱり家族が一番。

 

以上、「長期投資のリスクとして把握しておきたいこと:年齢別死亡率は何%?」でした。

 

See you!

 

 

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