投資の世界では、長期で投資することの優位性が証明されている。
ところが人生において長期スパンで物事を考えるのは難しい。
目の前にある障壁に意識が向きがちだからだ。
たとえばがん検診や歯科検診だってそう。
自分に何かしらの困難が降りかかってこないと、実行に移せないのが多くの人。
これは株式投資でも同じ。
ということで、本記事では長期で投資することのメリットを考えてみたい。
長期投資のメリットは、短期的な株価変動に慌てずに済むこと
不動産投資のメリットのひとつとして、評価額が分かりにくいという点が挙げられる。
値動きが分からないがゆえに、長期投資に繋がるというわけだ。
一方の株式投資では、市場が開いている限り株価が変動する。
可視化されたこの市場変動にアタフタしていると、目標とするリターンに到達できなくなる。
株価下落の際に損切をして、必要のない早期の利食いをすることにつながるのだ。
長期投資であれば、株価変動を気にせずに投資が続けられるというメリットがある。
目標は未来にあるのであって、いまではない。
だから現在株価にいちいち動揺せずに済むというわけだ。
まぁ、私の場合には長期投資を心掛けていつつも、ちょいちょい勢いに任せて売買をしてしまうのではあるが。
それはそれで必要悪だと許容しておく。
参考〕≫長期投資家の売買頻度
長期投資のメリットは、時間を味方につけられること
資産形成 =(収入-支出)+ 資産 × 運用利回りの式は有名。
この式の各項目には時間軸が組み込まれている。
- 収入=年収・月収
- 運用利回り=年率
といった具合だ。
長期投資の場合、時間を味方につけることができる。
上図のように長く投資すればするほど、リスク・リターンが株式に有利に働く。
時間を味方にして、資産を増やせることが、長期投資の醍醐味である。
参考〕≫投資期間と年功序列
参考〕≫72の法則
長期投資のメリットを知りつつも実行は難しい、まずは心がけから始めよう
長期投資やバイアンドホールドとは、投資家には普及している概念である。
とはいえその実行率が高いかというと決してそうでもないでしょう。
だったらまずは心掛けからはじめてみればいい。
心掛けて、それが血となり肉となり実現可能となる。
邪念に惑わされやすい人は、とりあえず長期投資を意識することからはじめてみよう。
長期投資が有利な理由のまとめ
投資期間が長いことはリターン向上に有利に働く。
そのことを前提にした長期投資のメリットは
- 短期的な市場変動にアタフタせずに済む
- 時間を味方につけられる
この2点を思い出させてくれたのが、億り人を目指すサラリーマン日記の管理人 大佐の言葉。
大佐の
【米株なんて売る理由ないでしょ、なんで売るの?】
という名言、胸に刻んでいます⭐️— はちどう@アメリカ株ブログ (@8do9do) 2017年11月11日
米国株の長期投資では、基本的に売ることは考えなくたっていい。
売りたくなったらその理由を自問自答しよう。
原理原則に立ち戻ることの重要性を思い出させてくれた。
長期投資にはメリットが沢山ある。
あなたも一度、基本を振り返ってみてはいかがですか?
See you!
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