アメリカの平均年収はいくらなのでしょうか?
世帯年収の中央値をみると、2016年時点では6万ドルを超えています。
年収660万円程度というところでしょうか。
米国では、少なくとも日本よりは平均年収が高そうです。
とはいえ家族の有無によっても平均年収の計算方法は変わります。
さらには世帯年収などは年齢別でよく語られます。
ですからひとことで平均年収といっても、日米を比較するのは難しいですね。
そうはいいつつ、アメリカの平均年収を日本と比べてみました。
アメリカ人の年収がいくら位なのか、一緒にみていきましょう。
アメリカの平均世帯年収を日本と比較(年齢別)
日本とアメリカの年齢別世帯年収を平均値で比較しました。
- 縦軸:万円(1ドル110円換算)
- 横軸:年齢
ご覧の通り、アメリカと比較して日本の世帯年収が低かったです。
これはどの年代においても同様の結果。
アメリカの平均年収は明らかに日本より高額です。
日本の平均年収が高くなる年齢層は50代。
給料に年功序列の要素が残っているのです。
その50代ですら、日本はアメリカの平均年収に及びません。
そももそのはず。
アメリカでは、40代・50代の平均年収が1,000万円なのですから。
日本 (万円) | アメリカ (万円) | |
平均年収 | 715 | 914 |
30歳未満 | 490 | 732 |
30代 | 631 | 959 |
40代 | 736 | 1111 |
50代 | 844 | 1074 |
60歳以上 | 622 | 839 |
参考>>>世帯年収1,000万円の割合は?
もういちど言いますよ。
アメリカでは40代・50代の平均年収が1,000万円です。
日本では年収1,000万円はお金持ちにみられがちですからね。
日本の年齢別世帯平均収入(2016年)
日本の世帯年収には、年功序列が明らかに残っています。
30代よりも40代、40代よりも50代の平均年収が高いデータがありますから。
これを善とみるか悪とみる。
将来も同様の傾向がみられるのかといった観点は人それぞれ異なるでしょう。
いずれにせよ、2人以上の勤労世帯の平均年収は想像しているよりは悪くありません。
それではアメリカの年収の詳細はどうなっているのでしょうか?
インターネットの検索結果を紹介していきます。
アメリカの世帯年収:平均値と中央値(年齢別編)
- Median:年収中央値
- Mean:平均年収
アメリカの給与体系はPay for performance と言われています。
米国の平均年収を年齢別に分解して見ると、年齢と年収の相関性がある程度みられました。
つまりアメリカの平均年収にも年功序列の傾向がみられるということです。
ここで注目したいのは、アメリカの世帯年収は平均値と中央値が大きく離れていること。
これの意味するところは、貧富の差が拡大していることです。
引用元のSeeking alphaの言及っぷりからも、収入格差の拡大がアメリカで大きく問題視されているとわかります。
いずれにせよ、平均年収を日米で比較すると、アメリカの方が日本より高額です。
尚、今回の検証では、物価や世帯人数、為替の影響は無視しています。
他人の年収や平均年収を気する日本人
日本人はお金が好きです。
しかしながらお金について語るのは躊躇するという特殊な文化を持っています。
とはいえほぼ全ての日本人が、他人の年収や貯金額はとても気になっていることでしょう。
そんな気持ちが私にもあるから、世帯年収を日米で比較したのです。
お金について気にするのなら、年収額と期待貯蓄額を計算し稼ぐ方法を考えるのが良さそうです。
他人はアメリカの平均年収と比較して悩んでいる場合ではありません。
人生、まずは自分との語り合いなのですから。
>>平均年収から年齢別の期待貯金額を計算したら、予想外に高額で驚いた
アメリカの平均年収を日本と比べた結果から思うこと
本記事では異なるデータソースから、日米の世帯平均年収を比較しました。
その結果、アメリカと比べて日本の平均年収が低いことがわかりました。
しかしながらこの結果は種々の影響項目は除外して検討されたもの。
- 物価
- 世帯人数
- 為替
- その他
お金に興味があるならば、さらなるリサーチと稼げる方法の検討が必要だと思われました。
40代・50代のアメリカの平均年収が1,000万円超えです。
日本で働いていても、年収1,000万円くらいサクッと到達してみたいですね。
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