【IBM】が24年連続増配を発表;米国株配当貴族の仲間入りが目前
2019年4月末、IBMが24年連続増配を発表しました。
- 四半期配当金/1株を、5セント増額
- 増配率は3.2%
- 配当利回りは4.7%に
本記事では、IBMの配当金とともに2019年第一四半期決算の概要を紹介します。
【IBM】の配当金は増えているが、増配率は1ケタ前半にまで低下している
【IBM】の配当金はリーマンショック以降、3倍以上に増えている
IBMの連続増配記録は24年になりました。
いよいよ米国株配当貴族入りが目前となってきましたね。
【IBM】2019年の増配率はわずか3.2%
リーマンショック以降、IBMは二桁増配を続けていました。
一時期はウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが投資したことでも有名です。
ところが2016年以降、増配率は1ケタに低下しています。
2019年の増配率はわずか3.2%でした。
【IBM】の経営状況は良くなさそう 2019.1Qの決算情報
【IBM】の売上高は伸び悩んでいる
IBMの四半期決算をみると、2016年以降の売上高は伸び悩んでいます。
IBMはハイテクセクターとはいえ、グロース銘柄とは言えない状況が続いていますね。
【IBM】の営業利益は横ばいで停滞している
当然、売上高同様に営業利益も横ばいです。
【IBM】のEPSは伸び悩んでいる
かつて隆盛を誇っていたIBM。
現在の状況をみると、いま繁栄を極めているGAFAだって将来どうなるのかわかりませんね。
【IBM】の24年連続増配ニュースに思うこと
IBMを見ていると、「諸行無常」や「栄枯盛衰」といった言葉を思い出します。
IBMは、かつて世界時価総額ランキングでNo.1にとなったこともある名門企業。
しかし名前だけでモノやコトが売れるわけではありません。
EPSが上昇しないと、増配を続けることは困難です。
だからインカム投資で個別株を選ぶ際には、決算動向に注目しておきたい。
一方で、IBMは経営が困難なように見えても株主還元を続けていることも事実。
株式会社は株主の物と考えれば、当然かもしれませんね。
とはいえ利益が上がらない中での増配継続は、最終的に株主利益につながるのかわかりません。
CEOや経営層は、V字回復にむけて背水の陣で臨んでいるのだと想像します。
私もIBMの復活を期待し、個別株投資をしていた頃がありました。
しかしいまは、強い自信がもてない個別株に投資をするくらいなら、インデックスに資金投下しておくことが心地よいのだと感じる次第です。
以上、「IBMの24年連続増配ニュースをみて思うこと」でした。
ThinkPadがIBMだった頃が懐かしいですね。
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