米国株ETFをふくむ海外ETFは、低コストで分散投資を可能とする。
とくにバンガード社のETFは、いずれも優良商品が揃っているのでおすすめだ。
ここで気になるのは、投資信託ではなく、あえて海外ETFに投資をする人の運用目的。
なぜ海外ETFを選ぶのだろうか?
ドル建て資産への投資ということがひとつあげられる。
追加して、たとえば分配金というインカムを得ることを投資目的としている場合も該当する。
だとすれば分配金の増減配率が気になるはずだ。
まさに私がそうなのだから。
ということで本記事では、おすすめ海外ETF13銘柄の分配金における増減配率を紹介したい。
おすすめ海外ETFの配当金(分配金)を比較:2018年の増配・減配ランキング
2018年における海外ETFおすすめ13銘柄の分配金増配・減配状況を示している。
概要 | 増減配率 |
AGG:米国総合債券市場 ETF | 14.0% |
VTI:トータル・ストック・マーケットETF | 11.2% |
IVV:S&P 500 ET | 11.1% |
VYM:米国高配当株式 ETF | 10.3% |
DIA:ダウ工業株平均 ETF | 8.9% |
VOO:S&P 500 ETF | 8.4% |
QQQ:信託シリーズ1(NASDAQ100) | 8.0% |
BND:米国トータル債券市場ETF | 7.4% |
VIG:米国増配株式ETF | 6.2% |
VT:トータル・ワールド・ストックETF | 6.0% |
HDV:米国高配当株 ETF | 5.0% |
VWO:FTSE・エマージング・マーケッツETF | 3.7% |
VXUS:トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF | -3.4% |
FRBによる金利上昇を受け、米国総合債券ETFのAGGが分配金上昇率ナンバーワンであった。
つづいて、増配率が10%を超えた3銘柄がランクイン。
- VTI
- IVV
- VYM
2018年の米国株式市場はベアマーケット入りの様相を呈しているものの、ETFの分配金は順調に増配されていた。
海外ETFの選び方:①ベンチマーク ②運用残高 ③低コスト
上場投資信託であるETFと、一般的な投資信託には違いがある。
しかし海外ETFを選ぶ手順は大きく変わらない。
海外ETFを選ぶ方法
- ベンチマーク
- 運用残高
- 低コスト
上記3つのステップを経たら、あとは分配金利回りであったり増配率であったり、あなたの好きな海外ETFを選んで投資をすればいいわけだ。
もし分配金狙いのインカム投資をするなら、高配当ETFのHDVとVYMを比較すればいいだろう。
そして長期投資ともなると、いまの配当利回りだけではなく、将来に繋がる増配率だって気になってくる。
海外ETF:おすすめ13銘柄の分配金を比較した結果をみて、どのような投資活動を行うのか?
配当金や分配金は、不労所得に位置付けられる。
毎年、不労所得が右肩上がりに増えていけば文句はない。
配当成長投資の醍醐味である。
米国個別株の増配銘柄に比較して、ETFの分配金は先読みしにくい。
しかしながら今回の増配率比較のように、おすすめ海外ETFの多くは増配傾向であった。
配当成長投資において、米国株ETFをコアに据えることは適切な選択といえる。
もちろん分散投資ができるETFとはいえ、インカム投資家ならば減配が続くような投資商品を選ぶことは避けたい。
以下のような情報を集めつつ、海外ETFでも米国個別株でも、配当利回りと増配率には注目して投資を続けていく。
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