米国株の投資信託ラインナップが揃ってきています。
いずれも低コストの優良ファンド。
結果、米国株ETFと投資信託の費用差が縮まっています。
本記事では米国株投資をする際のETFと投資信託の違いを考えていきます。
米国株、ETF投資の3つメリット
米国株ETF投資のメリット
- 誰でも簡単に世界標準である分散投資が可能となる
- いつでも売買できる高い流動性を有する
- 低コストで余計な費用がかからない
世界標準である分散投資が、誰にでも簡単に可能となる
卵を一つの籠に盛るな、とは投資の格言です。
分散投資は資産を守ると言われます。
たとえば1つの株式銘柄だけに投資したとしましょう。
すると不祥事による株価暴落、倒産による株の無価値化などの可能性があります。
個別株投資のリスクです。
一方のETFは多くの銘柄に少しずつ投資ができる商品です。
そしてETFは上場しているので、購入方法は株式とおなじです。
このようにETFなら株価指数(TOPIXやダウ平均、S&P500など)に簡単に投資ができます。
ETFは資産運用の王道とされる分散投資が、プロ・アマにかかわらず実施可能となります。
これだけ優れた投資商品は、なかなか見つかりません。
いつでも売買できる高い流動性がある
ETFは上場投資信託です。
上場しているために、株式と同様にリアルタイムで市場価格が変動し、取引時間中にいつでも売買ができます。
不動産などの実物資産とは大きく異なり、すぐに買えすぐに換金できるメリットがあります。
ETFは株式市場が開いていれば、いつでも現金と交換することが可能です。
低コストで余計な費用がかからない
ETFにかかる費用は3つです。
- 購入時の手数料
- 保有期間中の信託報酬
- 売却時の手数料
これら以外に余計な費用はかかりません。
一般的にETFは取引所を通じて売買します。
したがって手数料は個別株の売買手数料と同一に設定されていることが多いです。
繰り返し売買すると手数料負担が上がるので注意しましょう。
ETFは保有期間中に「信託報酬」がかかります。
ただしかなり低く設定されていることが多いです。
日本で購入できる米国株ETFならば、とくにバンガード社かブラック社の商品がおすすめです。
米国株のETFと投資信託を比較
上表はETFと投資信託の違いを示しています。
ETFのメリットは投資信託に比較して信託報酬が低いことにありました。
しかし最近では低コストの米国株の投資信託が続々と設定されています。
ETFと投資信託の差が小さくなってきていると感じます。
そこで、おすすめ米国株ETFの費用を投資信託と比べてみることにします。
人気の米国株ETFと投資信託の信託報酬を比べた結果
米国株の投資信託は低コスト化が進んでいます。
ETFと投資信託の信託報酬の差は、0.2%前後となっています。
米国株ETFには売買手数料がかかります。
そしてドル転する為の為替手数料も忘れてはいけません。
一方の投資信託は売買手数料がかからないノーロードファンドがおすすめです。
この二者を比べると、取引手数料の分だけコスト差が縮まります。
ですから米国株ETFと投資信託の総合コストの差は、0.2%を下回ることになります。
ここまでくると、米国株ETFと投資信託のどっちでも、運用リターンに大きな差は出ないでしょう。
あとは好みの問題となってきます。
米国株ではETFと投資信託のどっちがおすすめか?
米国株ETFと投資信託の間に大きな差が無くなっています。
どちらも対象となるベンチマークを何にするか決めてから投資するのが大切です。
そして米国株式市場に分散投資をしたいと思ったなら、
このような世界標準の株価指数に連動する投資信託が揃っているのです。
こうした株価指数に投資をするならば、ETFでも投資信託でも好きな方を選んで問題ありません。
ETFがおすすめな人
- ドルでの投資希望があり一回の取引額を大きくとれる人(最低 1,111ドル)]
- 配当金や分配金が好きな人
- これから米国個別株にも挑戦したいと考えている人
>>米国株・海外ETF取引で、手数料負けしない売買金額とは?
投資信託がおすすめな人
- 投資に時間をかけたくない人
- 月々の積立投資を自動化したい人
- つみたてNISAを活用する人
★★
ちなみに私は米国株ETFと投資信託のどちらにも投資をしています。
理由はこんな感じ。
- 配当金投資目標に設定しているので、分配金がでるETFを選んだ
- つみたてNISAが設計され優良ファンドが出てきたので、積立投資をすることで応援したい
ETF投資と、投資信託の積立ては証券口座をわけて実施中です。
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米国株投資なら、ETFでも投資信託でも好きな方を選べばいいと思います。
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