米国株投資で配当金のメリットを感じる金額はいくらででしょうか?
配当金を50万円受け取ると、そのメリットを感じだします。
だとすれば、配当金投資をするため必要な投資元本は2,000万円が閾値となる。
翻って、「インカムゲイン狙いに絞ってアメリカ株投資をしているのはなぜだろう?」
私が配当金投資をしているのは、将来への期待よりもいま目に見えるリターンを好んでいるからです。
いまのお金が嬉しいのですよね。
あとは最終的な投資目標が、インカムで生活費を賄える状態(経済的自由)だからです。
とはいえ、配当金の金額によってはメリットを感じにくい。
そんなわけで本記事では、米国株投資で配当金のメリットを感じる金額について紹介していきます。
米国株の投資元本と配当金額(税引き後)
投資元本 | 受取配当金 | |
2014年末 | 500万円 | |
2015年末 | 1,000万円 | 2,065ドル |
2016年末 | 1,400万円 | 2,962ドル |
2017年末 | 2,200万円 | 4,000ドル前後 |
2018年末 | TBD | 4,900ドル以上 |
上表は私の米国株ポートフォリオの投資元本と受け取り配当金を示しています。
つまりNISA口座・日本株・投信は除いた数値ですね。
配当金のメリットを感じる金額を日本円で50万円としましょう。
月平均にして4万円ちょっと。
サラリーマンの平均的なお小遣いより大きい金額だからです。
すると米国株では2,000万円前後の投資元本が必要だったとわかります。
投資期間が3年程度では、増配や投資元本の拡大は不十分。
ですから投資元本の大きさがものを言います。
複利の恩恵をうけるためには、長期投資が必要なわけです。
米国株投資の配当金が年間50万円となった我が家へのインパクトは?
我が家の家計支出は年間約500万円です。
米国株投資による配当金が50万だとすると、支出の10%を賄う事ができる。
換言すれば、1年のうち1.2カ月は働かなくても問題ない状態。
米国株投資からの配当金は不労所得です。
不労所得が積みあがっていけば、経済的自由に近づく。
この調子でどんどんと配当金を増やしていきたいです。
米国株投資の配当金でメリットを得る際に知っおきた外国税額控除
日本から外国株に投資する場合、外国税額控除前で配当金に対し二重課税となります。
たとえばアメリカ株投資では以下のように二か国で税金がひかれるのです。
- 米国:約10%
- 日本:約20%
つまり米国の配当株に投資した場合、手取りでは0.9×0.8=約70%となります。
一方でイギリス株ADRでは現地税が不要です。
なので米国株からの配当金よりは受取金額にメリットが生じるわけです。
- 米国株配当金:0.9×0.8=約70%
- 英国株配当金:0.9×0.8=約80%
米国株投資と英国株ADRでは、絶対値で10%もの受取配当金額が異なります。
ちなみに冒頭で示した金額は外国税額控除前のもの。
私は確定申告をし、二重課税分は取り戻しています。
なので実際にはもう少しだけ金額は大きいです。
外国税額控除をするには確定申告をします。
確定申告をするには、取引履歴が必要です。
特定口座ならばその手間が省けます。
2018年現在、主要インターネット証券は外国株投資での特定口座に対応しています。
ですから米国株で配当金投資をしても、確定申告が楽ちん。
米国株で配当金投資をする際には、外国税額控除は必須ですね。
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