①配当金再投資とは株価下落幅が大きいほど、損失回復までの期間は短い
②配当金再投資戦略をとる場合には、株価下落時にも買い増し継続を躊躇してはいけない
この文言に違和感を感じることもあるかもしれない。
なので、配当再投資について考えてみよう。
配当金再投資とは
配当金を受け取った場合に、その活用法は複数ある。
例えば
- せっかくなのでパーッと使う
- 現金が入ったので、貯金してみる
- 配当金でさらに株を買う
受けとった配当金を使い、更に投資をすることを”配当再投資”という。
イメージ図
配当金再投資戦略は株価下落時にこそ有用
株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらすを参考にした。
まずは結果から。
株価下落率と配当利回りの2軸にて、株価下落から回復までの年数を試算する。
- 縦軸を株価下落率(10%、30%、50%)
- 横軸を配当利回り(1%、3%、5%)
株価下落から回復までの年数
驚いたことに、株価下落率が大きい方が回復に要する年数が短い。
株価が下がれば下がるほど、回復までに時間を必要としそうなものである。
だが、そうではない。
配当金再投資戦略においては、株価下落時のほうがよりその効果は大きいと言える。
なぜか?
配当金再投資が、株価下落時につよい理由
株価下落幅がきついほど、配当再投資による保有株積み増しのペースが加速することによる。
バーゲンセール時に配当金の再投資によって沢山の株数を購入できるということだ。
たとえば配当利回り5%の銘柄の株価が50%下落しそのまま横ばいで推移するとする。
配当再投資を通じて損失を取り戻すには14.9年かかる。
これは株価10%下落時の20年よりも短い。
下落すればするほど配当再投資で購入できる株数が増えるためである。
このことから以下の結論が導き出される。
配当再投資は、株価下落幅が大きいほど、程損失回復までの期間は短い
配当金再投資:シーゲル教授の教え
「配当再投資戦略をとる場合には、株価下落時にも買い増し継続を躊躇してはいけない」
なにせ下落率が大きければ大きい程、配当金再投資のリターンは膨らむのだ。。
言うは易く行うは難し。
下落時での買い迎え実行にはメンタルの強さが必要。
株価暴落時でも買い向かえるためには2つの対策を考える。
- メンタルを強くする
- メンタルに関係なく配当再投資のシステムを作る
どちらがよいかはあなた次第。
とにかく
①配当再投資は、株価下落幅が大きいほど、程損失回復までの期間は短い
そして
②配当再投資戦略をとる場合には、株価下落時にも買い増し継続を躊躇してはいけない。
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私は配当金に注目したポートフォリオを作っている。
インカムゲインを得つつ、配当成長の恩恵を受けるためだ。
万が一の暴落の時にも、減配しない銘柄を中心に選んでいる。
もちろん配当金再投資も継続中だ。
配当金狙いのポートフォリオはマネックス証券で構築している。
保有銘柄を適宜公開していますので何か参考にでもなればうれしいです。
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