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ボーダフォンVODはイギリス高配当株、株価・配当金・増配率まとめ

ボーダフォン・グループ VODはイギリスに本社をおく多国籍携帯電話事業会社である。通信化会社=高配当銘柄という図式はイギリス株でも成り立つ。

比例顧客数はチャイナモバイルに次いで第2位、売上高ランキングでは世界第7位だ。

日本からはADRで投資が可能であり、高い配当利回りからインカムゲイン投資家から注目をあつめる人気高配当銘柄である。

本記事はイギリス高配当株シリーズの一環である。銘柄分析・英国株VODの企業紹介をしたい。

もし他のイギリス高配当株を知りたいならこちら

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ボーダフォンとは通信会社売上ランキング第7位

順位社名売上高(10億$)
1AT&T163.8米国
2ベライゾン125.9米国
3チャイナモバイル107.8中国
4NTT94.2日本
5ドイツテレコム76.8ドイツ
6ソフトバンク74.7日本
7ボーダフォン64.5英国
8アメリカ・モービル56.3メキシコ
9中国電信52.7中国
10テレフォニカ52.4スペイン

アメリカの高配当株、AT&TとベライゾンVZがトップ1.2である。しかしながら中国や日本などのアジア勢も目立つのが通信会社売上高ランキングである。

ボーダフォンはソフトバンクに次いで第7位、イギリスでは第1位の通信会社だ。

ボーダフォンVODの売上高は65%が個人向けサービス

ボーダフォンは幅広い製品・サービスを展開、出典:VOD IR

VODの売上高のうち65%は個人向けサービスである。一方で企業向けの事業、IoTやクラウドなども手掛けている。ボーダフォンの売上の30%をこういった企業向けサービスで稼いでいる。

ボーダフォンVODは、世界26か国に事業展開している

ボーダフォンは26か国に事業展開、VOD IR

日本では2001年に日本テレコムを買収し、Jフォンブランドを展開していた。しかし2006年にソフトバンクに売却した。つまりボーダフォンは日本から撤退している。

VODはヨーロッパとアジア太平洋・アフリカエリアを中心に携帯電話を供給しているのだ。

ヨーロッパ

アルバニア、チェコ、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、丸太、オランダ、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、イギリス

AMAPエリア

オーストラリア、エジプト、ガーナ、インド、ケニア、ニュージーランド、カタール、トルコ、南アフリカ、タンザニア、コンゴ共和国、モザンビーク、レソト

売上高の地域別比率をみるとヨーロッパ:AMAP=74%:23%である。つまりボーダフォンはヨーロッパに強みを持つ通信会社といえる。イギリス銘柄なので妥当であろう。

ボーダフォンの地域別売上高比率

通信データの69%が4G、高速通信はますます加速する

モバイルデータ通信予測、出典:VOD IR

ボーダフォンによれば、2016年の通信のうち69%が4Gであった。モバイル通信はハイスピード化がますます進むと予想されている。

携帯電話会社、通信会社大手は設備投資に余念がない。想像以上に競争は激化している。

ボーダフォンVODは欧州中心の多国籍企業

ボーダフォンの従業員分布、出典:VOD IR

上図はボーダフォンの国別従業員分布を示している。VODは多国籍企業であり従業員も世界各国に散らばっている。

  • インド:21%
  • イギリス:15.8%
  • ドイツ:12.8%
  • ボーダコム(南アフリカ等):7.0%
  • イタリア:5.9%
  • スペイン:4.7%
  • その他:31.8%

従業員数は2015年~17年にかけて増加している。世界各地で事業拡大されているのだろう。

  • 2015年:101,443人
  • 2016年:107,667人
  • 2017年:108,271人

VODの業績・株価

ボーダフォンVODの株価指標

2017年9月15日
ティッカー VOD
株価 28.50
PER N/A
EPS -0.94
配当 5.89%
配当性向 N/A
配当月 2/8月
連続増配年 22年
増配率(5年) 5.4%
増配率(10年) 6.6%
β 0.94

VODはポンドでみると22年連続増配銘柄である。しかしながら2016年から通貨をユーロに変更している。今後の連続増配記録をどのように評価するのかはわからない。

配当利回りをみると6%ちかくあり、イギリス株を代表する優良高配当銘柄である。直近の決算においてはEPSがマイナスとなっており、たこ足配当である点には注意を要する。

いずれにせよインカムゲイン投資家には注目度が高い。

直近10か月VODの株価チャートはこちら。

finviz dynamic chart for  VOD

ボーダフォンVODの売上高と利益率

ボーダフォンの売上高推移

VODの売上高はこの10年間で横ばいである。一方でユーロ建てでみた営業利益は下落傾向が続いている。

ボーダフォンVODのキャッシュフロー

ボーダフォンのフリーキャッシュフロー推移

大手通信高配当銘柄のフリーキャッシュフローは2013~16年にかけてマイナスをいったりきたりしていた。2017年度では復活をしている。

ボーダフォンVODの配当金状況

ボーダフォンの配当金推移

VODは英国ポンド建てでは22年の連続増配銘柄である。しかしながらオレンジ色のユーロ建て配当金でみると必ずしもそうではない。

EPS、利益の振れ幅が大きく、2016年・17年はマイナスとなっているのが気になる。VOD株主は毎回の決算とボーダフォンの戦略に注目してみる必要がある。

VODに投資する際のリスク

ボーダフォンは多くの国で第2位のワイヤレス通信企業である。つまり競合他社の攻勢が激しいことが想定される。

さらに幅広い国で事業展開していることはリスクにつながる。インドやエジプトは規制当局の動向に注意が必要だ。さらに英国ではブレグジッドもある。

政治・経済・通貨といったリスクに注目しておいたほうが良さそうだ。

ボーダフォンVODに対する私見

VOD株とは、配当金投資家にはとても魅力があり注目・人気の銘柄である。

  • 高配当利回り
  • ポンド建てでは連続増配銘柄
  • イギリス銘柄なので、配当金の税金に旨味有り

しかしながら米国株のAT&Tやベライゾン VZも同様に連続増配かつ高配当株だ。欧州と米国、更には日本の通信会社も含めた比較をして投資をするのが良さそうだ。

以上、VODの紹介でした。

See you!

著者はVOD株を保有していません。この記事は自分自身の備忘録として記述したもので、読者にVOD株の投資を推奨することを目的として書いていません。投資判断はご自身で行ってください。

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