配当貴族×高配当を選んだ場合のリターンは? 配当貴族の犬を検証

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ダウ構成銘柄のうち、配当利回りが高い10銘柄を等価購入する

というのが、ダウの犬

ダウの犬 過去15年のリターンと銘柄は? 米国株の高配当戦略
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これと同様に高配当銘柄を、連続増配銘柄の代表群・配当貴族から抽出したらどうなのだろうか?

高リターンが得られると考えられる。

これは早速調べてみなくては!

リサーチしてみると、海外ブログ suredividend.comにてしっかりと検証されていた。

その内容を共有したい。

2005年~2015年の配当貴族銘柄

151129 Dividend-Aristocrats-from-2005-to-2015

suredividend.comより

こうしてみると、配当貴族入りしてもその後に脱落してしまう銘柄が散見される。

連続増配銘柄であっても途中でその増配記録が途切れるというリスクはある事を覚悟して、投資する必要がある。

ただし配当貴族入りできるような銘柄は、偉大なる歴史とその安定感は抜群。

配当貴族インデックスは、S&P500を凌駕したパフォーマンスをたたき出しているのだ。

そして、配当貴族銘柄の連続増配が途切れたとしても、その企業の魅力が完全に失われるかというと必ずしもそうではない。

例えば製薬業界の雄、メルク【MRK】なんかは連続増配が途切れても購入したくなる魅力を秘めている。

それはさておき、配当貴族×高配当銘柄の「配当貴族の犬」について考察しよう。

配当貴族から配当王への道のりで、47%が脱落する
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配当貴族の犬銘柄 2005年~2015年

151129 Dividend-Aristocrat-Dogs-from-2005-to-2015

suredividend.comより

素敵な銘柄達が並んでいる。

そりゃそうだ、貴族だもの。

配当貴族

続いて、25年連続増配銘柄×高配当利回りをピックアップする投資方法、「配当貴族の犬」のパフォーマンスはどうであろうか?

配当貴族の犬

151129 Dogs-of-The-Dividend-Aristocrats-Performance

suredividend.comより

DoDA:(配当貴族の犬) Dogs of Dividend Aristcrats

DA:(配当貴族)Dividend Aristcrats

おいおい、配当貴族の犬戦略は、配当貴族インデックスにアンダーパフォームしている。

それも過去10年間の内、9年も…

S&P500インデックスに対しては、 4/10 の年数で勝利している。

トントンといったところか。

勝敗だけを見てみると

配当貴族インデックス配当 > S&P500インデックス > 配当貴族の犬 

となる。

まとめ

配当貴族インデックスは、S&P500に対してパフォーマンスは良好である。

しかしながら配当貴族銘柄は必ずしも永続的であるとは言い切れない。

それでもやはり配当貴族と名乗った事のある企業は魅力的である。

配当貴族×高配当利回りの銘柄を抽出する、「配当貴族の犬」戦略のパフォーマンスはS&P500に劣後する。

上記から、配当貴族の中から高配当利回り銘柄を選んで投資をする方針は正しくはない。

貴族銘柄の一部銘柄に集中するのではなく、分散投資をする事がS&P500を超えるリターンを狙うには必要だ。

See you!


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『配当貴族×高配当を選んだ場合のリターンは? 配当貴族の犬を検証』へのコメント

  1. 名前:ノブ 投稿日:2017/02/19(日) 20:52:45 ID:1c5f07925 返信

    はじめましてノブと申します。
    いつも大変楽しく興味深く拝見しております。私もシーゲル教授を信望する者の一人です。(ダウの犬理論は検証中ですが・・・・)
    さて、はちどうきゅうどう様の分析よりヒントを得て仮説を立ててみました。
    配当貴族銘柄にダウの犬理論の適用について、「利回りの低い銘柄の方がパフォーマンスが良いのでは」と考え下記の通り調べました。

    ①配当貴族銘柄(50社)
    Ⅰ 利回りの高い順(1~25位)のグループ
    Ⅱ 利回りの高い順(26~50位)のグループ

    上記より2016/12/30~2017/2/17の騰落率をS&P500指数と対比しました。
     ※(株価1株毎に単純合計にて算出)
                                  
                                 対比S&P500
    Ⅰ配当貴族利回順1~25位  2819.44 2950.17 104.64% -0.38%
    Ⅱ配当貴族利回順26~50位 1807.86 1925.88 106.53% 1.51%
    S&P500指数         2238.83 2351.16 105.02%        

    さらにダウの犬理論逆応用して
    Ⅱより株価大きい順10位までを集計したところ、下記のようになりました。

    Ⅱ配当貴族 株価大5位 659.74 717.73 108.79% 3.77%
    Ⅱ配当貴族 株価大10位 1053.96 1140.71 108.23% 3.21%
    S&P500指数         2238.83 2351.16 105.02%

    あってずっぽとは言え、偶然かもしれませんが自分でも驚いています。
    もちろん理論的には説明できませんが同じシーゲル流派(笑)の、はちどうきゅうどう様にも知って貰いたくメッセージ致しました。なにかの参考にして頂けたら幸いかと思います。また計算等不備がありましたらご遠慮なくご指摘いただけたらとおもいます。よろしくお願い致します。


    ちなみに、S&P100の時価総額順51社も検証しましたが、S&P500指数よりも1.13%,また株価小順5社合計では(なぜかこっちはダウの犬理論通り株価が低い方が結果がよいです、一貫性がなくいいかげんですが・・・笑)5.82%アウトパフォームしています。

     

    • 名前:はちどうきゅうどう 投稿日:2017/02/20(月) 21:37:04 ID:824f1328c 返信

      ノブさん、
      詳細な解析をご教示頂きありがとうございます。
      配当金を含めたトータルリターンの結果であるかどうかわかりかねますが、非常に興味深く拝読いたしました。
      配当貴族の高配当銘柄をあつめただけではトータルリターンが芳しくない事は、裏返してみると低配当利回り銘柄の方が高リターンとなると仮説が立てられます。
      その仮説はノブさん解析によると証明されたという事になろうかと思います。
      なぜこのような結果になるのかはわかりかねますが、今後の参考にさせて頂きたいと思います。

      ただ、配当貴族経験有+高配当では、【MO】や【PG】、【KO】といったいわゆるシーゲル銘柄が名を連ねています。
      私自身に応用する場合、まずはこのあたりの保有株数を増やしていきたいですね。

  2. 名前:ノブ 投稿日:2017/02/20(月) 14:36:20 ID:1d04f0185 返信

    追伸
    すいません、肝心な対配当貴族との比較を記入していませんでした。
    以下のとおりです。

     配当貴族          105.38% 対配当貴族
    Ⅰ配当貴族利回順1~25位  104.64% -0.74%
    Ⅱ配当貴族利回順26~50位 106.53% 1.15%
    Ⅱ配当貴族 株価大5位 108.79% 3.14%
    Ⅱ配当貴族 株価大10位 108.23% 2.85%