会社員の給料だけでは、老後生活が不安な理由
会社員は、給料の手取りが減り続けている上に、退職給付金も減額傾向です。
サラリーマンの給料だけでは老後が不安という人が多いのもうなずけます。
こうした時代背景があり、副業や副収入、投資といったキーワードが散見されます。
複数の収入源を確保するスキルは、会社員にだって求められているのです。
そこで本記事では
- サラリーマンの給料・退職金の現状
- 収入源を増やすことの重要性
- 会社員が給料以外の収入を得る方法
を紹介していきます。
まずはじめに、給料だけに頼った生活における現状と問題点をみていきましょう。
年収700万円の手取は、15年間で50万円も減少している
2002年~17年にかけて、年収700万円の会社員は、手取りが50万円も減っています。
その原因は、税金と社会保障費の負担増。
ほぼ毎年、会社員は何かしらの負担増を強いられています。
今後も会社員の手取り給料は、減ることはあれど増えることは無いでしょう。
さらには退職金だって減っています。
もはや、会社員の給料だけで人生を生き抜くことは難しい時代だといえます。
したがいサラリーマンには、副収入を獲得するスキルが必要とされているのです。
定年退職者の平均退職金は、20年間で1,200万円も減っている
1997年~2017年にかけて、定年退職者の退職給付額は減少しています。
- 平均 -1,196万円
- 年率 -2.3%
失われた20年といわれる期間、日本経済だけではなく会社員の退職金も同様に失われています。
もし今後も引き続き、年率-2.3%で退職金が減っていたらどうなるでしょうか。
計算してみると以下の通りです。
2019年時点の年齢 | 西暦 | 平均退職金(予測) |
60歳前後 | 2020年 | 1,862万円 |
50歳前後 | 2030年 | 1,476万円 |
40歳前後 | 2040年 | 1,169万円 |
30歳前後 | 2050年 | 927万円 |
退職金をあてには出来ません。
サラリーマンが気楽な稼業であることは昔のこと。
現役世代は、お金に関しての自助努力が必要なのです。
やはりサラリーマンは、会社からの給料以外に、副収入を獲得しておきたいですよね。
つづいては、収入源にはどのような種類があるのかを確認していきます。
副収入のヒント; 会社員が知っておきたい4つの収入源
金持ち父さん貧乏父さんでは、収入源を4つに分類しています。
キャッシュフロー・クワドラントと呼ばれるものですね。
ちなみに、クワドラントとは四分円、四分儀という意味です。
キャッシュフロー・クワドラント毎に、どういった特徴があるのでしょうか。
キャッシュフロー・クワドラント
- E;従業員
- S;スモールビジネス・自営業者
- B;従業員500人以上のビッグビジネス
- I;投資家
収入は、自分が働くか、自分以外が働くかに分けられる
収入源・所得は、勤労所得と不労所得に分けられます。
自分自身が働く必要があるかどうかで区分されるのです。
たとえば従業員は他人の為に働いています。
株主や顧客利益につながるように労働力を提供しているのです。
しかし時間は有限であり、労働力の提供には限りがあります。
ですから会社員の副収入には、不労所得が望ましいのです。
そして不労所得は、勤労所得よりも税制上のメリットが大きいのです。
しかしながら、安定を求める場合には勤労所得だって捨てたものではありません。
会社員は安心と保障を求める、一方で資産家は自由を求める
会社員の給料は、安定しているというメリットがあります。
安心や保障を求めるならば、サラリーマンはわるくない選択肢。
ここで忘れてはいけないのは、会社員が収入源を増やす場合、退職する必要が無い事です。
つまり給料を得ながら、副収入を増やしていけば OK。
そうすれば、安心と保障を担保しつつ、不安解消につながっていきます。
兼業会社員ですね。
最後に、サラリーマンが収入源を増やす方法を考えていきます。
会社員の副収入; 収入源を増やす4つの方法
会社員が収入源を増やす方法は、4つあります。
- E(従業員)+E(従業員)
- E(従業員)+S(自営業)
- E(従業員)+B(ビジネスオーナー)
- E(従業員)+I(投資家)
ひとつずつ見ていきましょう。
会社員をしながら、アルバイトなどを実施する
従業員としての給料を二か所以上からもらう方法です。
アルバイト等が該当します。
しかし収入源確保はできても労働時間が増えてしまうので、おすすめはできないですね。
どうせならば本業で頑張るか、転職をして収入アップした方が効率が良いように思います。
会社員をしながら、スモールビジネスや副業を始めてみる
スモールビジネスは、意外と身近なところに存在します。
たとえば最近では、ブログやYouTube、セドリといった副業が脚光を浴びています。
とくにブログは、初期投資が小さく、自分のペースで実行できるのでおすすめです。
それほど大きく考えず、とりあえず何か始めてみるというレベルで出来る副業がよいでしょう。
とはいえ、会社員と並行実施を前提としていますので、自己制御のスキルは重要です。
収入源を複数確保したと思ったら、本業からの給料が途絶えてしまっては元も子もありません。
会社員からビッグビジネスオーナーになるのは、難易度が高い
会社員から、ビッグビジネスオーナーになるには、敷居が高そうです。
資金繰りや税制への知識が必要であり、サラリーマンのスキルが生かせない領域だからです。
したがい従業員からならば、自営業者もしくは投資家を経由してビジネスオーナーとなるのが王道だと思います。
とはいえ、私はビッグビジネスオーナーになったことが無いので、よくわかりません。
尚、金持ち父さん貧乏父さんではビッグビジネスを従業員500人以上と定義しています。
兼業投資家は、2つに分けられる;自分のお金だけで投資をするか、他人のお金も活用するか
投資家には、2つのパターンが考えられます。
- 自分のお金だけで投資をする
- 借入金を活用したレバレッジ投資をする
自分のお金で投資をするならば、証券投資が王道です。
まずは、つみたてNISAやiDeCoといった税制優遇のある制度を活用します。
さらに余剰資金があるならば、入金投資を繰り返し、お金がお金を生む体制を構築するのです。
一方で他人からお金を借りて投資をする方法もあります。
不動産投資がメジャーですが、ここ数年では太陽光投資も選択肢となっていました。
会社員の高い与信をつかい、借入金を活用した資産運用。
うまくいけば、大きな収入源となる可能性を秘めています。
兼業会社員の副収入を公開;私が収入源を増やしている方法
私は会社員としての給与収入のほかに、3つの収入源をもっています
- I;太陽光発電投資による売電収入
- S;本ブログによる広告収入
- I;米国株などの株式投資による配当収入
自験例をそれぞれ紹介します。
借入金を活用した、太陽光投資による売電収入
太陽光投資によって、年間500万円程の副収入を得ています。
ここに融資返済があるのですけどね。
2018年夏から2基の発電所が稼働しているのです。
最終的には、年間900~1,000万円の売電収入を獲得する予定です。
そのために、合計で5基の野立て太陽光発電所に投資をしました。
20年間の固定買取価格制度(FIT)があるため、収入は安定します。
投資としては低リスク・中リターンといったところでしょうか。
いずれにせよ、太陽光投資は大きな収入源であることにかわりありません。
投資をして良かったと感じています。
野立て太陽光発電投資の概要(1基あたり)
- 土地代 :300万円位
- 設備代 :1,700万円程度
- 売電収入 :200万円/年前後
- 土地の広さ:300坪以上(1000㎡)
- 場所 :関東近郊(自宅から2時間以内を目安)
投資ブログによる広告収入はおまけ。本格的に稼ぐにはマネタイズ戦略が必要
投資ブログで稼ぐには、マネタイズ戦略が必須だと感じます。
単純に投資状況を投稿しているだけでは、思っている程には稼げません。
私の場合、ブログを始めた理由が、稼ぐためではなかったので仕方ないですね。
とはいえ、長く続けていると、お小遣いくらいにはブログ収入が入ってきます。
でもそれなりに時間を投入しているので、時間対効果は改善の余地ありですけど。
ブログ収入はGoogle先生に依存しますし、あなたが思っている以上に長い作業時間を要するのです。
ですから兼業会社員ならば、ブログ収入を幹とするのではなく、あくまでも枝葉として捉えておくことが良いと思います。
米国株からの配当所得は、真の不労所得だと感じる
収入源のうち、配当所得は真の不労所得です。
株式会社が稼いだ利益は、従業員よりも先に株主に還元されます。
ですから従業員としての所得よりも、株主としての所得の方が増えやすいのです。
そして配当金は、株式を保有しているだけで定期的に入ってきます。
会社員として働きながら、株式投資をして配当所得をえる。
このスキームを拡大し、収入源を太くしていきたいですね。
まとめ;会社員(サラリーマン)が給料以外の収入を得る4つの方法
会社員が副収入を獲得する方法は、4つあります。
会社員が収入源を増やす4つの方法
- E(従業員)+E(従業員)
- E(従業員)+S(自営業)
- E(従業員)+B(ビジネスオーナー)
- E(従業員)+I(投資家)
ここ15年で、年収700万円の会社員の手取りが50万円も減りました。
退職金は20年間で1,200万円程度減少しています。
会社員の給料だけに依存した家計は、リスクが高い時代に突入しているのです。
だとすれば、いずれかの方法で副収入を確保しておきたいですね。
- S(自営業)
- B(ビジネスオーナー)
- I(投資家)
サラリーマンは、画一的ではなくマルチな生き方が求められているのです。
以上「会社員が給料以外の収入を得る4つの方法」でした。
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