年収2,000万円を稼ぐサラリーマンは、自己投資への意識が高い
年収2,000万円を稼ぐサラリーマンは、自己研鑽を怠りません。
常に自身のキャリアプランに応じた自己投資をしているように見えます。
だから年収2000万円という域に達しているのでしょう。
卵が先か鶏が先か。
いずれにせよ年収2000万円のサラリーマンになるには、キャリア戦略とある程度の運が必要です。
今回、年収2,000万円の会社員に、自己投資術の実施状況を聞き取り調査してみました。
本記事では、
- 年収2000万円サラリーマンは、どんな自己投資をしているのか?
- 時間の有効活用方法は?
- アンケートから学んだ、年収2000万円のまとめ
を紹介します。
年収2,000万円の自己投資術 (大手製薬会社編)
大手ヘルスケアセクター企業の部長は、年収1,500万円~が一般的です。
その中でも、年収2,000万円を稼いでいるであろうシニアディレクター/ディレクターを対象に、自己投資術を聞いてみました。
聞き取り調査の対象
- 業種;ヘルスケアセクター
- 職位;シニアディレクター、ディレクター
- 年収;2,000万円超え
- 年齢;40代~50代
- 家族;全員あり
ヘルスケアセクターでの話というリミテーションがあることには注意が必要です。
50代からのMBA取得。大学に通って勉強中
- 年齢;50代前半
- 性別;男性
- 学位;学士
- 英語;ぎりぎり
- 職位;シニアディレクター
- 家族;妻子あり
現在行っている自己投資は?
- 英語
- MBA取得
その理由は?
- 子供が幼く、あと20年程度は働く必要があるため
- 会社員として生き残りが厳しい時代に突入すると予想さえるので、自分の弱みを潰していく
感想
- 家族構成をふまえたライフプランをもとにキャリアプランを考え、どのような自己投資が効果的かを検討することは大切ですね。
医師として、臨床は捨てられない
- 年齢;50代前半
- 性別;男性
- 学位;医師、医学博士
- 英語;楽々
- 職位;シニアディレクター
- 家族;妻子あり
現在行っている自己投資は?
- 月数回の開業医バイト
その理由は?
- 10年以上前に臨床医からメーカー勤務へとシフトしたが、医師として臨床は捨てられないため
感想
- ヘルスケアカンパニー勤務の医師は、医師であるがゆえの葛藤があるのでしょう。とはいえ、MDというだけで同じ職位でも給料が1ランクあがることは製薬会社に勤務する理由となっていると想像しています。
40代前半からのUSCPA取得へ活動中
- 年齢;40代前半
- 性別;男性
- 学位;医学博士、MBA
- 英語;楽々
- 職位;ディレクター
- 家族;妻子あり
現在行っている自己投資は?
- USCPA
その理由は?
- キャリアゴールとして企業の社長を設定しており、そのためには会計知識が必須と考えるため
感想
- この方、物凄いスキルの持ち主。いずれ本当にどこかの社長になるかもしれませんね
40代前半からの公衆衛生学修士
- 年齢;40代前半
- 性別;女性
- 学位;医学博士、
- 英語;ネイティブ級
- 職位;ディレクター
- 家族;家庭持ち
現在行っている自己投資は?
- 公衆衛生学の修士講座
その理由は?
- 仕事の幅を広げるため
感想
- この方、旦那さんも働いており超パワーカップル。余暇の過ごし方の話題になると、海外別荘地の話になり、まったく着いていけません。お金には困っていないけど、自己実現のために、自己投資をしているようです。
40代前半からの修士講座
- 年齢;40代前半
- 性別;男性
- 学位;薬学修士
- 英語;楽々
- 職位;ディレクター
- 家族;妻子持ち
現在行っている自己投資は?
- 大学の修士講座に通っている
その理由は?
- 医薬品開発に繋がる専門知識を深めるため
- 英語スキルの向上が終わったので、次のスキルアップを実行中
感想
- 自己投資への意識がめちゃめちゃ高い部長さん。
40代後半になったら自己投資よりも結果を出し続けることにフォーカスする
- 年齢;40代後半
- 性別;男性
- 学位;学士
- 英語;楽々
- 職位;シニアディレクター
- 家族;妻子持ち
現在行っている自己投資は?
- なし。実践あるのみ
その理由は?
- これから何かを学んでいては遅い。結果を出し続けることに集中する。
感想
- いわゆる陽キャの統括部長さん。論理的思考、結果を出す力、周りをまこむ統率力、マネジメントの要求をさらりとかわせる交渉スキルを兼ね備えたスーパーマン。
年収2,000万円会社員は、長時間労働というわけではない
巷では、出世をし年収が高くなると責任が重くなり、かつ労働時間が長くなると言われているようです。
しかし実情は違うと思います。
責任は重くなりますが、労働時間は長くありません。
むしろ、労働時間は短くなっているように見えますね。
自己研鑽の時間が必要となるために、労働時間は極力短くする努力をしているのかもしれません。
なにせ労働時間が長いと、自分のスキルをあげる時間がとれないですから。
会社員としてのバリューが下がると、その分だけ年収2,000万円を維持できなくなる可能性が上昇します。
だから年収2,000万円の会社員は、長時間労働を受け入れるわけにはいかないのです。
つまり生産性向上への意識が極めて高いのですね。
兼業投資家として、給料2,000万円にむけた自己投資か、お金がお金を稼いでくれる株式投資かを考えなくてはならない
ここで視点を兼業投資家に移します。
兼業サラリーマンは、会社員の給料と資産運用から得られる収入を併せ持った職業です。
ですから年収を上げる方法として
- 給料
- 投資
- それ以外
という選択肢を持っています。
もし兼業投資家が年収アップを狙う場合、どのカテゴリーの収入をあげることが効率がよいかを検討する必要がでてきます。
会社員でも投資家でも、キャリアプランや資産運用のグランドプランが必要
経済的な視点からは、会社員であっても投資家であっても、ある程度のライフプランがあると有用です。
グランドプランに則り、戦略・戦術を練っていくというわけ。
キャリアプランにしても、投資計画にしても同じです。
結局は、自分がどうなりたいのか、ビジョンを持っておくことが良いのでしょう。
目標さえ決まれば、あとは達成にむけて行動するのみ。
会社員でも投資でも、戦略立案は必須です。
費用対効果、時間帯効果など、生産性向上を意識する
人生では、自分が使える時間をどう配分するのかが大切です。
資産運用も同じ。
お金をどう配分するのか、アセットアロケーションが投資収益の多くを決定づけます。
つまり、限られたリソースをどのように振り分けるのかということ。
この配分を検討する際、時間帯効果、費用対効果の向上を意識するのがよいでしょう。
もちろん人生にもハンドルにも、あるいはお金にだって遊びは必要。
窮屈なばかりでは、楽しくありませんから。
何のために生きているのか分からなくなってきては元も子もないです。
とはいえ年収2000万円を会社員で成し遂げようと思ったら、効率重視がよさそう。
そして年収2,000万円を稼げると、自己実現への道がさらに拓けるように見えます。
とはいえどうやって年収2,000万円に到達するのか、その方法は千差万別。
私が聞き取り調査した6名の年収2,000万円会社員は、いずれも時間とお金をつかって、自己投資を検討・実行していました。
何も考えずにいたら、サラリーマンの給料だけで確定申告をするレベルに至るのは難しそうです。
今回の試みで、会社員の収入アップにむけたヒントを得ました。
自己と環境分析によって、自分にあった方法を選んでいきたいと思います。
以上、「年収2000万円会社員の自己投資術」でした。
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