FIRE;経済的自由を得てアーリーリタイアする生き方
アーリーリタイアをする方法は、会社員の給料に追加し副次的な収入を得ることが近道です。
つまり「従業員+自営業+ビジネスオーナー+投資」といった方法。
この組み合わせが、早期退職への近道となります。
たとえば
- 従業員+自営業
- 従業員+自営業+ビジネスオーナー
- 従業員+自営業+ビジネスオーナー+投資
などなど。
ちなみに経済的自由を成し遂げ、早期退職することをFIREといいます。
FIREは(Financial Independence, Retire Early)の略。
海外ブログのMr. Money Mustache などが発端となり、米国ミレニアル世代に広まっています。
本記事では2冊の書籍を参考に、アーリーリタイアについて考察していきますよ。
FIRE 最速で経済的自立を実現する方法
「FIRE 最速で経済的自立を実現する方法」は、5年で純資産125万ドルを超え、30歳で経済的自立に到達した著者、グラント・サバティエの成功プロセスが紹介されています。
簡単に言ってしまえば
- FIREへの目標を立て
- 本業だけではなく副業でも稼ぎまくり(不労所得で数百~数千万円)
- 節約スキルを向上させ
- 資産運用をしてお金を増やす(株式投資はインデックス)
アーリーリタイア達成への理論だけではなく、実践方法が具体的に記載されていることが特徴です。
米国内の事例ではありますが、参考になりますね。
早期退職成功への一例として、株式投資が挙げられています。
その中ではインデックス投資が推奨されており、米国株ETFのVTI等が例示されていました。
ペーパーアセットへの投資過程は以下の通り。
不労所得を意識した記載内容となっていますね。
- 短期と長期の投資目標を区別する
- いくら投資しなければならないのかを計算する
- 目安となるアセットアロケーションを決める
- 手数料をできるだけ安く抑える
- 正しい資産を選択する
- 税優遇口座を最大限活用する
- 課税口座への投資方法
夢のアーリー・リタイア成功の法則
日経マネー 2020年2月号では、早期退職成功の5つの掟が特集されていました。
- 100歳まで生きる貯蓄があること
- 退職後も何かしらの収入があること
- 「やること」「行くところ」があること
- 家族の理解を得ていること
- 税・年金・健保の知識があること
すでにリタイアされた投資家7名の本音が語られています。
日本でアーリーリタイアを志すならば、必読の記事といえるでしょう。
家族持ちの方が多く、その点とても参考になりました。
本屋で立ち読みもいいですが、広瀬すずの表紙に誘われて私は思わず購入してしまいましたよ。
アーリーリタイアの日米比較
FIREに関する2つの投資本を読み、アーリーリタイアに関し日米比較をしてみました。
【FIREの日米比較】
- 米国の方が年齢が若い(20代~30代)
- 米国人の方が本業以外で稼ぐ額が大きい
- アメリカ人は合理的でFIREの目標設定をし無駄なく投資行動をしている
逆に言えば日本チームは
- 本業で結果を出して早期退職している(30代~50代)
- 生涯収入の中で投資が占める割合が大きい
- 気がついたらアーリーリタイアできる状態になっていた
稼ぎ方への意識が高いのがアメリカ
米国のFIREは、サイドハッスルが主流なように見えます。
つまり副収入をどんどん大きくしていこうという意識が高いのです。
- 日本;従業員+投資
- 米国;従業員+自営業+ビジネスオーナー+投資
今後、こうした流れが日本でも見られることでしょう。
なぜなら日本のサラリーマンは稼げず、手取りが減少しているからです。
なのでアーリーリタイアを達成するためには、副収入が必要になるのですね。
目標設定;FIREムーブメント
米国ではミレニアル世代(1980年~2000年頃までに生まれた人)が、FIRE運動の中心となっています。
過剰商品への抵抗、人生を仕事に捧げることへの反発が見て取れます。
つまり豊かな人生・生き方って何なのだろう?と考えた結果が顕在化しているわけです。
その結果うまれたのがFIRE。
リーマンショック以降、米国株式市場は右肩あがりでした。
ですから資産運用も好調だったことでしょう。
結果、FIREを目標として人生を歩んでいる人の成功体験が共有されています。
目標をアーリーリタイアと設定してからの、トップダウンアプローチのサクセスストーリー。
他方で日本においてはまだまだ成功談が少ないように思います。
FIREの概念浸透が、米国よりも遅いことがひとつの理由でしょうか。
アーリーリタイア達成者のコメントを見ても、結果的に早期退職が出来た人が多いようです。
つまりボトムアップ思考。
目の前の本業や投資に精を出していたら、アーリーリタイアできちゃいましたって感じ。
日本でも今後、FIREを目標とした生き方のブームがくるかもしれません。
つまり初めからアーリーリタイアを目指した人生設計をするということ。
米国と同じように、10代・20代からアーリーリタイアを目指し、行動し、10年以内に達成する人が出てくることでしょう。
人生のマルチステージ化、生き方の多様性が生まれると予想されます。
換言すれば、どう生きたいのか自分で設計して実行する感じ。
ワクワクしますね。
アーリーリタイアを達成する方法
最後に、アーリーリタイアに要する年月について考えてみました。
従業員、自営業、ビジネスオーナー、投資のクワドラントからの考察です。
収入源が1つ、つまり会社員の給料だけの場合、アーリーリタイアは困難。
退職までに30年~40年が必要だと思われます。
収入源が多いほど、その年月は短縮されることでしょう。
概算としては以下のイメージ。
所属クワドラントとアーリーリタイアまでの年数
- 1つ;36年
- 2つ;18年
- 3つ;12年
- 4つ;9年
こうしてみると、収入源を増やす、稼ぎの絶対額を増加させるということは、アーリーリタイアへの近道なのですね。
当たり前ですけど。
なんなら、最初から会社員にならずに起業した方が早そうにも思いますが。
それはともかく、サラリーマンはまず「会社員+株式投資」の実践が比較的簡単です。
その際は、給料アップを狙うことを忘れずにおきたい。
あとは「自営業、ビジネスオーナー」のが鍵となりそうですね。
以上、「アーリーリタイアの方法について考えてみた」でした。
アーリーリタイアを検討するなら、一度目に通してみるといいですよ↓
関連記事の紹介
会社員にフルパワーを注いでいては、アーリーリタイアは難しそうです。とはいえ、結果を出さずにサラリーマンをやっているのもなんだかなぁって感じ。だとすれば、働き方を見直すのがいいですね。
収入源の複線化は、サラリーマンとしての生き残りに繋がります。
FIREって誰が考えたのでしょうかね。クールなネーミングだと思います。
コメント
はちどうさん。以前から読んでます。
アーリリタイアですが
実は私も出来そうな環境です。
でも、ハッキリ言って超ヒマかも…
って恐怖が払拭出来ないです。
今日、リタイアって
こんな感じなのかな?と思って
一日家族と隔絶して
屋根裏部屋で一人、音楽と読書と
ネット三昧しました。
ストーブ炊いて快適な温度と湿度。
快適ではあるが超絶ヒマ!
2日とかなら良いけど死ぬ迄…
って言ったら緩い禁固刑か?って。w
皆さんホントに憧れるのかな?
と不思議です。
はちどうさんが目指すリタイアって、
こんな感じですかね?