景気が良い悪いという指標は数多くある。
いったいどの情報が正しくて、何を信じていいのかわからない。
個人投資家ならきっとそんな風に思うでしょう。
私もさっぱりわかりません。
とはいえインデックス投資をしている人は要注意。
なにせ世界経済や米国経済の動向にリターンが大きく左右される。
ですから世界全体での景気が良いのか気になる人がいるはず。
最近、私の米国株ポートフォリオでも、かなりの割合でインデックスETFを組み込んでいます。
個別株投資もいいですが、ちょっと地球全体を俯瞰してみることも必要かな。
ということで、世界の景気が良いのかどうかをサクッと確認してみました。
情報源はJPモルガンのGuide to the markets。
日本語版も出ているので便利ですよ。
世界の景気を確認する方法
- 主要国のGDP(1年間での国の儲け)
- 主要国の政策金利(各国の中央銀行が景気をどう判断しているか)
世界の景気を確認する方法:主要国のGDP成長率編
上図は主要4か国(地域)の前年比実質GDP成長率推移をしめしています。
このデータをどのように解釈するのかはひとぞれぞれ。
- 中国のGDP成長率が鈍化しているなぁ
- 日本のGDP成長率はなかなか伸びないなぁ
などなど。
よりポジティブにみれば、
直近3年間では主要国のGDP成長率はプラスである
ともいえます。
世界経済をけん引している国々のGDPがプラス成長なのです。
世界の景気は良い、といっても良いでしょう。
GDPとは?
その国が1年間にどれほどの利益(儲け)をうみ出せるかというもの。
経済規模の事。
世界の景気を確認する方法:主要国の政策金利編
上表は世界各国の政策金利推移です。
新興国の金利は高い。
一方で主要国の金利は低く抑えられています。
下の方の青枠で囲っているのが世界経済の主要国。
先ほどの4か国(地域)をみると
- 中国:緩やかな上昇
- 米国:上昇傾向
- 日本:低迷かつ横ばい
- ユーロ圏:低迷かつ横ばい
世界経済のトップ1・2である米国と中国は、わずかずつですが政策金利を上げています。
つまり、中央銀行は自国の景気が良いと判断しているといえます。
政策金利とは?
政策金利とは、中央銀行が一般の銀行に貸し付ける際の金利のこと。
一般的には、
- 景気が悪いときには政策金利を下げる
- 景気が良い時には金利を上げる
世界の景気は良さそう、ではどうする?
- 主要国のGDP成長率はプラスである
- 米中の政策金利は上昇傾向であり、中央銀行は景気良好と判断していると思われる
この2点から、世界の景気は良さそうであると想像できます。
しかしながら景気が良くなり、金利上昇となると株価の上値が抑えられる。
となると株式投資の妙味はおおきくはなさそう。
とはいえ、景気が良いのであれば積立投資や入金投資は継続していきたい。
米国の金利サイクルと世界株式のリターン
上図は米国の金融サイクルと世界株式のリターン。
いまの株式市場、とくに米国をみると
- 米国株価はちょっと割高に思える
- 金利上昇局面での投資は控えたい
こんな風に思うかもしれません。
というか私は思っています。
とはいえ過去を振り返れば、利上げ局面でも株式投資でリターンをあげられていました。
そんなわけでこのまま積立投資を継続していきたいと思います。
ちなみに私の入金投資状況は以下の通り。
- SBI証券 :楽天VTIを月4万円
- SBI証券 :ニッセイ外国株式 月2.5万円×2(子供口座)
- 楽天証券 :つみたてNISAで月3万円くらい
- マネックス証券 :米国個別株、ETFで、四半期50万円+α
- ウェルスナビ :全自動投資で月3万円
おかげで現金が増えず、けっこう厳しい家計となっています。
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