医薬品売上高ランキング予測 【2024年】

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2024年の医薬品売上高ランキング予測が掲載されているサイトがありました。

ヘルスケアセクターへの投資の参考になるでしょう。

 

AbbVie's Humira, Merck's Keytruda and more: The top 10 drugs of 2024
Even as many things change in the drug industry, at least one fact should stay the same in the coming years, according to a | Blockbusters such as AbbVie's Humi...

 

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医薬品売上高ランキング予測 2024年版

順位医薬品名会社名薬物クラス2018年売上高2024年売上高
1ヒュミラアッヴィ抗TNF抗体189.2億ドル152億3000万ドル
2キイトルーダメルク(MSD)PD-1阻害剤38.2億ドル126.9億ドル
3レブラミドセルジーン免疫調節薬81.9億ドル11.93億ドル
4オプジーボブリストルマイヤーズスクイブPD-1阻害剤57.3億ドル11.25億ドル
5エリキュースブリストル・マイヤーズスクイブファイザー第Xa因子阻害剤48.7億ドル105.4億ドル
6イムブルビカアッヴィJ&JBTK阻害剤32億ドル95.6億ドル
7イブランスファイザーCDK 4/6阻害剤31.3億ドル82.8億ドル
8デュピクセントサノフィ抗IL-4・IL-13抗体247百万ドル80.6億ドル
9アイリーアリジェネロン、バイエルVEGF阻害剤62.8億ドル68.2億ドル
10ステラーラJ&J抗IL-12およびIL-23抗体40.1億ドル67.4億ドル

 

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医薬品売上高ランキングをみて思うこと

①免疫関連薬が多い、小分子薬は少ない

小分子から高分子・分子標的薬へ移り変わっていった医薬品開発。

今の時代は免疫応答を対象とした作用機序を有する薬剤が中心となっています。

 

唯一の小分子化合物がエリキュース(一般名:アピキサバン)

  • ブリストル・マイヤーズスクイブ
  • ファイザー

の米国製薬大手のタッグで販売しています。

 

②ヒュミラはまだまだ世界一の医薬品売上

一時はヒュミラのパテント切れ問題で悩まされていたアッヴィ

うまく切り抜けた結果、ヒュミラの売上高は世界一を保つと予想されています。

 

さらにアッヴィは、イムブルビカの成長が期待されています。

配当貴族銘柄の地位は維持できそうです。

 

③ヘルスケアセクターは、米国企業が優勢

2024年医薬品売上高ランキング予測のトップ10のうち、8製品が米国製薬会社からのもの。

アッヴィとブリストルは2製品をランクインさせています。

ヘルスケアセクターでは、米国企業の強さが目立ちます。

  1. アッヴィ
  2. メルク
  3. セルジーン
  4. ブリストル・マイヤーズスクイブ
  5. ファイザー
  6. ジョンソン・エンド・ジョンソン

>>米国株投資におすすめな証券会社ランキング

 

欧州勢は2製品のみ。

日本企業にいたってはトップ10製品を産み出せていません。

 

とはいえオプジーボは小野薬品工業の製品。

ロイヤリティ収入は相当のものでしょう。

小野薬品株への投資妙味は、意外とあるのかもしれません

 

いずれにせよ、ヘルスケアセクターへの投資は米国市場を中心に考えるのが良さそうです。

 

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