株価暴落が投資家から奪う2つの事とは?

株価暴落とは、これまで気づいてきた投資収益を奪います。

さらにそれまで築いてきた投資家の自信を粉々に打ち砕くのです。

ですから株価暴落は個人投資家にとっては耐えがたいもの。

 

投資家が恐れるのも無理はありません。

暴落局面がくれば、毎日、資産が目に見えて減っていきます。

 

しかしアメリカ市場の歴史を紐解けば、長期株式投資は必ずプラスのリターンとなってきました。

たとえば100年に1度の経済危機といわれたリーマンショック

この世界金融危機ですら、米国株式市場は数年間で立ち直りました。

 

また直近では、2018年12月に、米国株式市場発の下落局面が発生しました。

直近高値からの20%の下落ということですね。

その2018年クリスマスの下落も、わずか1年以内に取り返しています。

 

とはいえ10年単位で続く長期停滞だって存在したこともまた事実。

そうなったら、短期間で投資リターンを得るのは難しいかもしれません。

そして失った自信を一気に取り戻すことも困難でしょう。

 

未来に何が起きるのか分かりません。

しかし将来が過去からの韻をふむのならば、歴史を知っておいて損は無いでしょう。

本記事では、暴落前に知っておきたい2つの事を記録しておきます。

  • 投資収益がどのくらい減るのか?
  • 個人投資家の気持ちはどう動くのか?
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株価暴落の怖さを吹き飛ばす方法:17年経てば、株式投資は必ずプラスリターン

 

米国株式市場は、右肩上がりの株価を前提としてきました。

過去データを紐解くと、17年以上の長期運用をすればアメリカ株投資は、必ずプラスリターンとなっていたのです。

こうしたデータがあるので、つみたてNISAでは非課税期間が20年間となっているのでしょう。

 

ですから長期投資家にとって、株価暴落は屁でもありません。

 

一方で逆の見方をすると、17年未満の保有の場合はマイナスリターンになることがあるとわかります。

17年間といえば、生まれたばかりの赤ん坊が高校3年生へと成長するだけの期間。

あなたもし米国株式市場の歴史を知っているのなら、17年間の含み損を抱えるだけの準備が求められます。

 

しかし17年間もの評価損に耐えられる人は稀だと思います。

私もその一人。

そんな投資家は、株式比率を調整すればいいですね。

 

いずれにせよ株式投資を行う際には、株価長期停滞や評価損の可能性を常に持っておく必要があるのです。

 

つづいては10年間の投資をして、そのリターンが損失へと転落した事例を振り返ります。

21世紀の出来事ですよ。

 

 

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株価暴落の怖さ:1997年~ のNYダウ平均株価指数【インフレ調整済】

 

上図はダウ平均の20年株価チャートです。

1999年4月からNYダウに積立投資をした場合、高値掴みをし続けてしまったと言えます。

さらにその10年後にリーマンショックが起きたのです。

 

換言すれば、リーマンショック発生時に投資歴10年の人は大きな痛手を被ったことでしょう。

長期投資が報われない時代は、過去にいくらでもあったのです。

10年間の米国株投資でも、マイナスとなる可能性はある

上述のように右肩上がりの米国株式市場であっても、マイナスリターンとなるリスクは存在します。

10年間という長きにわたり築き上げた資産が、半分程度にまで下落したことがあるのです。

ですから株式投資をする際には、それがアメリカ株であるといっても危機感はつねに持っておくことが求められます。

 

たとえばリーマンショック時を参考に具体的数値に落とし込んでみましょう。

すると下記のような推移を示す可能性が考えられるのです。

NYダウ30の株価推移の例

  • 2017年: 21,000ドル
  • 2020年: 28,000ドル
  • 2022年: 21,000ドル
  • 2025年: 28,000ドル
  • 2027年: 18,000ドル

恐ろしいですね。

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株価暴落の定義と頻度:弱気相場は6年毎に発生している

ピーター・リンチの株で勝つには株価下落の頻度が記述されています。

 

調整(10%以上の下げ)は2年ごとに

弱気相場(20%以上の下げ)は6年ごとに起こると告げている。

そして暴落(30%以上の下げ)も悪夢の1929~1932年以来、5回起きている。

ピーター・リンチの株で勝つより

 

基本的に株価が右肩上がりであった米国株式市場。

ところが常に株価が上がり続けているわけではありません。

投資家の心理サイクルや景気循環によって、株価暴落が定期的に発生してきました。

 

もちろんリーマンショック級の経済危機はそう頻繁におこるものではありません。

しかしながら、いざ実際に株価暴落に出くわしたら冷静でいられるでしょうか。

たとえば、きびなごさんの計算結果をみたら、ただただ驚くばかり。

自分の保有株が、リーマンショック時に幾らだった確認したら、衝撃の結果に[1,250万円⇒468万円]
@kibinago7777さんをフォロー   ツイート ■ 株式投資で大切なのは投資を続けること! 最近の株高が続くと、ついつい好相場がずっと続くような気がします。 しかし、歴史を振り返ると、株式市場は、高騰と暴落を繰り返してきた歴史があります。 現在の株高が永遠に続...

 

しかし個人投資家が驚いているだけでは何もうまれません。

まずは10~20年に1回程度の頻度で、30%以上の株価暴落が発生していた事実を認識しましょう。

そして、心と資産の備えをするのです。

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株価暴落の恐ろしさとは、投資家の自信を奪うこと

株価暴落が奪うものとは?

株価暴落が奪うものとは?

株価暴落の恐ろしさは何でしょうか?

長期投資で築き上げたリターンや自信が一気に崩れ去ること。

私はそう感じました。

 

株価上昇局面では、暴落を待ち望む声がささやかれたりします。

そうした暴落待望論を、私は無視します。

以下のインパクトが全く違うからです。

  • 1年間で築いた資産がマイナスとなる
  • 10年間の投資後リターンがマイナスになる

 

 

つまり、個人投資家個々人によって、暴落の捉え方が異なるわけですね。

ですから他人の発言は気にしないのが良いと思います。

 

いずれにせよ長期的にみれば、株式投資は富をもたらしてくれるのは間違いありません。

それが資本主義社会でしょう。

 

一方で株式市場に15年間居座り続けられる人は10人に1人もいないと、先日私は推定しています。

だから自分自身が、暴落局面で平然としていられる自信がうまれないのです。

 

とにかく、株価大暴落が及ぼす金融資産と心理的な影響を推しはかる必要があります。

想像しただけでめまいがしますがね。

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終わりに:株価暴落の怖さを乗り換えられる個人投資家になろう

想像するだけでも恐ろしい株価暴落。

とくに長期積立をした上で成功している投資家にとっては、ダメージが大きいのではないでしょうか。

 

それでもリーマンショックという戦場を駆け抜け、現在も継続して投資をしている人は少なからずいます。

 

近くにそういった戦士がいるならば、生の声を聴いてみるといいでしょう。

  • リーマンショック直前の投資歴、金融資産
  • リーマンショック時の金融資産、心理状況、その際の行動
  • いまリーマンショックを振り返ると、どう思うのか?

などなど。

 

世界金融危機を乗り越えた戦士が身近にいなければ、常に想定だけはしておきましょう。

楽観主義の私ですら危機感を覚えるくらいなのですから。

 

以上、「株価暴落の怖さとは、長期投資で得たリターンと自信を一気に失うこと」でした。

 

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コメント

  1. リラクマ より:

    はちどうきょうどうさん、こんにちは。
    当時は日本株しか運用していなかったのですが、リーマンショックの時は株式投資なんて馬鹿な事をしてしまったという後悔しかありませんでした。夜も寝付けないし吐きそうにもなりました。ひたすら入金投資を続けましたが。
    ちょっと金融危機とは状況が違うのですが、震災の時も同じように株価が寄り付かず+余震や原発のこともあり、この時も本当にしんどかったです。この時をきっかけに日本株以外にも分散しようと決めました。
    細かい事は、お会いする機会があればその時に。

    • はちどうきゅうどう より:

      リラクマさん、
      こんにちは。

      >後悔し夜も寝付けず、吐きそうにもなる」 

      自分がその境地に陥った際に日常生活が続けられるのか? 株式投資が継続できるのか? と考えると、必ずしもYESと答えられない気がします。
      その状態でもひたすら入金投資ができた、というリラクマさんの心理や投資環境に興味を覚えました。

      別途相談申し上げるかもしれません。
      引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

  2. みもん より:

    はちどうきょうどう様、こんばんは。
    『株価暴落の怖さとは、長期投資で得たリターンと自信を一気に失うこと』
    上記に対する対策はなにかありますか?それとも、そういったことは普通におこりうるという前提で米株投資をおこなっていくという考え方でよかったですかね?

    • はちどうきゅうどう より:

      みもんさん、
      こんばんは。

      以下対策をうっているつもりです。
      ・暴落時でも強い銘柄を中心にポートフォリオを組む (防御力)
      ・リーマンショック時でも減配していない銘柄を中心に資金投下をし配当金の維持に努め、投資継続の心が折られないようにする(胆力)
      ・配当金以外の収入(本業のサラリーがいまは中心)をしっかりと上げておく (攻撃力)

      ただしいざリーマンクラスの経済危機に襲われた際には、平時で想定していた心理・行動がとれるのかは疑問です。
      先人の知恵や体験記を聞く機会というのは、とても重要だと考えています。

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