つみたてNISAは、とくに20代・30代の若年者におすすめされています。
- 現状:20代・30代の若者世代は、現在の生活に満足している
- 課題:しかしながら、老後の生活を心配し貯蓄をしており、消費は抑制傾向である
- 対策:老後の不安を払拭する
この結果、
- 将来の不確実性を下げる、つみたてNISAが設計されているわけです。
本記事では、つみたてNISAが20代・30代のような若年者におすすめされる背景を探っていきましょう。
つみたてNISAが、若者・若年者世代におすすめされる理由
上述の通り、日本の若者世代はいまの生活に満足している人が多いです。
足元の生活がしっかりしているからこそ、将来不安へと目が向くのでしょう。
20代・30代の若者世代は、現在の生活に満足している
2018年における、若年者の「現在の生活に対する満足度割合」は1966年の調査開始以来で最高値となっています。
内閣府「国民生活に関する世論調査」によれば、若年者において「現在の生活に対して満足」と回答した割合は増加傾向にあります。
後方3カ年平均でみると 2018 年における 20 代・30 代の同割合は、1966 年の調査開始以降で最も高い値。
20 年前(1986~88 年)では、高齢者の方が満足と回答した割合が高かったのです。
一方で、直近(2016~18 年)においては 20~29 歳が最も高く、次に 30~39 歳が高いとの結果になっていました。
2016年~2018年は、日本史上、20代・30代の生活満足度が最高値であるといえます。
20代・30代の若年者世代は、老後の生活を心配し貯蓄をしている
20代・30代は、老後に備えるために目的を持って貯蓄する傾向が高まっています。
貯蓄理由をみると、20代・30代の2人以上の世帯においては、
- こどもの教育資金70%弱と非常に高く、
- 病気や不時の災害への備え(予備的動機)
- 老後の生活資金
- 旅行・レジャーの資金
- 住宅取得
と続いています。
単身者世帯では
- 予備的動機や特に目的はないとの回答割合が高く
- 老後の生活資金
- 旅行・レジャーの資金
と続きます。
貯蓄理由については、2人以上世帯・単身世帯にそれぞれ異なる理由もあります。
しかし老後に備えるために目的を持って貯蓄する傾向が高まっている点では共通しているのです。
つみたてNISAは、不確実性を下げた長期・分散・積立投資の非課税口座
20代・30代の日本人は、現在の生活の満足度は高いのです。
だからこそ将来に目を向けることができるのでしょう。
老後不安を抱けるということは、それだけ今の生活に心配が少ないことの裏返し。
ですからいまこの時代の日本に生まれてきたことに感謝をしてもよいですね。
20代・30代ならば、あとは今できることに集中すればOK。
たとえば長期・積立・分散投資をおすすめしている、「つみたてNISA」制度の活用ですね。
お金に関し将来の不確実性を下げることができるはずです。
つみたてNISAに関する、当ブログのおすすめ記事
金融庁作成のビデオクリップは必見ですね
2019年初頭における、つみたてNISAのおすすめ商品ランキング
投資信託の積立投資でよいのか、自問自答してみる記事
2018年末時点での、つみたてNISAの実際の運用リターンを公開
世界の株式に分散投資をしたときのリターン
20年間も積立投資をすれば、暴落局面に出くわすことあるはずです。
30代までには、お金について考えをまとめておきたい
いまあることに感謝し、将来の憂いを取り除く活動をとっていきたいですね。
コメント