アメリカの富裕層は、どんなアセットアロケーションなのか?
米国のお金持ちがどのような投資をしているのか、その資産配分比率はどんな推移を示しているのか気になりませんか?
富裕層の投資行動は参考になると考える人は多いでしょう。
そんなあなたに朗報です。
バンクオブアメリカのサイトに、アメリカの超富裕層・富裕層のアセットアロケーションが掲載されていたので紹介します。
男性米国人の方が、女性よりも株式投資に積極的
上図は、2017.1Qと2018.1Qにおける、男女別のアセットアロケーションを表しています。
対象は富裕層限定です。
アメリカ人富裕層の資産配分をみると、株式比率が50%を超えています。
そして現金比率は15~20%前後。
興味深いのは、2017年~2018年にかけて、女性よりも男性の方が株式投資に積極的である点です。
女性の富裕層は、キャッシュポジションを減らしオルタナティブ投資の比率を増やしたようです。
米国人富裕層といえども、男女で投資に対する取り組み方が異なっています。
とはいえ投資行動にギャップがでるのは、性別よりも年齢です。
そこで続いてはアメリカ人富裕層の、年齢別アセットアロケーションをみていきましょう。
若いミレニアル世代の富裕層が、現金比率を減らしている。年齢が上がるほど、株式比率が上昇している。
上グラフは、米国人富裕層の年代別アセットアロケーションです。
2017年1Q~2018年.1Qにかけて、ミレニアル世代とジェネレーションXが、資産を株式に傾けました。
比較的若い世代の富裕層が、現金比率を減らして株式投資へと動いたのです。
2017年を通じての上昇相場が、20代~50代の富裕層を動かしたのかもしれません。
ここで興味深いのは、年齢が高くなるほど株式投資比率も上がっている点です。
おすすめの資産配分比率といえば、
が有名ですよね。
しかしアメリカの富裕層では、この推奨アセットアロケーション通りにはなっていません。
公式とは万人向けであり、富裕層や超富裕層はまた別の考えがあるのでしょう。
- ミレニアル世代: 1981 – 1997年生まれ
- ジェネレーションX: 1965 – 1980年生まれ
- ベビーブーマー :1946 – 1964年生まれ
- サイレントジェネレーション: 1946年以前の生まれ
米国の富裕層の資産配分比率は、株式投資の割合が高い
今回は、アメリカ人富裕層のアセットアロケーションを紹介しました。
富裕層というだけあり、株式投資への積極的な姿勢が垣間見えました。
米国の富裕層の株式比率(2018年1Q)
- ミレニアル世代 :46%
- ジェネレーションX : 54%
- ベビーブーマー :56%
- サイレント : 61%
ただし米国富裕層の投資行動を知ったからといって、あなたがお金持ちになれるわけではありません。
とはいえこうした資産配分比率データを把握し、富裕層の気分を味わってみるのもいいですね。
私は富裕層の現金比率をじ~っと眺めていましたよ。
以上、「富裕層の資産配分、株式比率の変化は何%?」でした。
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富裕層ではなくなって、個人投資家なら1年に1度くらいは資産配分比率を確認しておいた方がよさそうです
他人のアセットアロケーション情報を見るときには、その公開範囲を考慮しておいたほうがいいですね
現金比率はやっぱり大切にしておきたい
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