海外ETFによる分配金生活は可能でしょうか?
投資資金が大きければ、ETFによる分配金生活は実現できます。
株式投資による配当金生活と同じようなイメージですね。
ETFによる分配金生活には、投資資金はいくら必要なのでしょうか。
配当金生活にいくらあればいいのか、という課題とおなじ結果になると思います。
利回りは、個別株投資の方がETFよりも大きくすることは可能す。
しかし分散投資という面ではETFに軍配があがる。
ですから配当金生活でも分配金生活でも大差ないと考えています。
つまり資金力が大きく生活費用が少なければ、ETFによる分配金生活は実現できます。
分配金生活でも配当金生活でも、最終的には株式投資をする際によく話題となる、「ETFか個別株か」の違いとなります。
結局は好みの問題でしょう。
とはいえETFの方が分散が効いているので便利です。
本記事では海外ETFによる分配金生活を目標とする際のメリット・デメリットを考えてみました。
ETFによる分配金生活のメリットは、低コストかつ分散投資
ETFには個別株投資にはない大きなメリットがあります。
低コストで分散投資を可能とすることです。
数十~ときには数千もの銘柄にひとつのETFで投資ができるのです。
個別株で配当金生活を目指すことを想定しましょう。
その場合には多くの銘柄でポートフォリオを組んだ方がよいです。
配当収入が減るリスクを下げるために、セクター分散・銘柄分散をするわけです。
ETFなら投資にそんな手間暇をかけずに済みます。
ETFによる分配金生活を目標とするメリット
- 分散投資が可能
- 銘柄選択をする手間が省ける
ETFによる分配金生活のデメリットは、減配リスクがあること
個別株で配当金生活を目指す際にはどういった銘柄でポートフォリオを組むでしょうか?
増配銘柄を選ぶことがいいですよね。
配当金が毎年増えれば、配当金生活へプラスに働きますから。
一方のETF分配金はどうでしょう。
じつは米国連続増配ETFであっても分配金が下がることがあるのです。
経済状況がよくなかったり、相場が思わしくない際には海外ETFといえども減配しています。
ETFによる分配金生活を目標とする際のデメリット
- 減配をする可能性がある
ETFの分配金が増減する理由
上図は米国増配株式ETF、VIG分配金の増減率推移を示しています。
連続増配系のVIGであっても、ETFによる分配金生活は減配リスクが伴うのです。
これがETFの分配金の唯一のデメリットといっていいでしょう。
ETFは受取る配当金等から経費を差し引いた残りを全額、口数に応じて分配することを原則としています。
この分配金による規定から、ETFの分配金が増減する原因が見えてきます。
ETFの分配金が凸凹する要因
- ETFが受け取る配当金
- 運用管理費用(信託報酬)やその他の経費
- 口数
このようにETFの分配金は要件がきちんと定められています。
遊びがないことが、分配金の増減に繋がっていると言えます。
一方の株式では、少しばかり減益になったとしても株式会社が配当を維持する・増配すると決めることが可能。
とくに増配をウリにしている銘柄は、安易に減配はできないわけです。
増配が株価に織り込まれており、想定外の減配は株価下落につながってしまいますから。
現に米国株の連続増配銘柄には、減収減益だとしても配当金は増やすことが散見されます。
ETFの分配金生活を目指しつつ、配当成長を組み合わせる方法
上図は高配当ETFであるVYMの増配率推移です。
リーマンショック時に40%近い減配をしています。
もしETFの分配金だけに着目をして投資をするなら、複数のETFを組み合わせるが良さそうです。
そしてETFだけではなく、連続増配株をポートフォリオに入れておくと尚ベター。
ETFの分配金生活を目指す際には、海外ETF+増配株でポートフォリオを組むのが良さそうです。
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