ひふみプラスをつみたてNISAで投資することにしました。
もちろん、ひふみプラスだけではなく、つみたてNISAで4つのファンドを積立しています。
つみたてNISAで積立している商品
- ひふみプラス
- iFree S&P500インデックス
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
本記事では、つみたてNISAで「ひふみプラス」を積立投資しはじめた理由を紹介します。
つみたてNISAでひふみプラスを選んだ理由
- 運用パフォーマンスが優れている
- 信託報酬が高いデメリットをメリットが上回っている
ひふみプラスを選ぶメリット:利回りと株価チャート
レオスキャピタルワークスが誇る「ひふみプラス」
ひふみプラスは、TOPIXのパフォーマンスを圧倒し、優れたリターンを示しています。
この高いリターンこそが、ひふみプラスをつみたてNISAで選んだ理由。
2017年6月からはアマゾンやマイクロソフト等の米国株も組み入れています。
ひふみが利回り向上を狙ってのものだと思われます。
世界や米国市場ではインデックスの方がアクティブファンドより優れたリターンを示しています。
一方で日本市場に目を向けると、アクティブファンドの方が利回りが良かったというデータがあります。
そう考えると、ひふみプラスも悪い選択肢ではないと思います。
アクティブかパッシブのどっちが勝ちやすいか?
つみたてNISAで、ひふみプラスを選ぶデメリットは信託報酬
ひふみプラスはアクティブファンド。
アクティブファンドのコストはインデックスファンドに比較して高いです。
積立投資の商品を選ぶ際に、コストは重要な要素です。
コストは投資家のリターンに直結するからです。
たとえば年率1%のコストが発生する場合、リターンを1%向上させないとアクティブファンドの存在意義が薄れます。
ひふみプラスのコストはどれだけ高いのでしょうか?
インデックスファンドiFree S&P500のコストを比べるとその差は歴然。
アクティブ・インデックスファンドのコスト比較例
- ひふみプラス(アクティブ):1.0584%
- iFree S&P500インデックス :0.225%
ひふみプラスの信託報酬は年間1%超えと、インデックスファンドの2倍以上。
ひふみプラスへの積立投資は、諸刃の剣といえます。
- 高リターン
- 高コスト
ひふみプラスを選ぶ際に気を付けたいこと
インデックス・アクティブファンドの違い
ひふみプラスは、アクティブファンドです。
アクティブファンドとはインデックスファンドとは異なります。
つみたてNISAでアクティブファンドを選ぶ際に注意すべき点をみていきます。
ひふみプラス等のアクティブファンドは、運用目的がインデックスファンドとは違う
インデックスファンドは特定の株価指数(インデックス)に連動することを目指しています。
一方のアクティブファンドは独自に運用目的を定めているのです。
ひふみプラスの運用目的
「ひふみプラス」は、受益者の長期的な資産形成に貢献するために、円貨での信託財産の長期的な成長を図ることを目的として、ひふみ投信マザーファンドの受益証券を通じて国内外の株式に投資することにより積極運用を行います。
ひふみプラスが優れた利回りを示したことは、株価指数への連動を目的としていなかったからです。
一方でリスクも存在します。
リターンが良いときには問題ないのですが、多くのアクティブファンドはベンチマークに勝てないのです。
アクティブファンドの運用利回りと早期償還リスク
上図は2014年時点における過去15年間のアクティブファンドの状況です。
アクティブファンドはインデックスを上回るパフォーマンスを目指すことが多いです。
より積極運用をするわけですね。
ところがアクティブファンドの運用利回りが高いのかというとそうでもありません。
ひふみプラスのように高収益な投資信託は少ないのが実情です。
さらに、投資信託そのものがなくなってしまうことが頻繁にあります。
これを早期償還とよびます。
とくに運用残高の小さいアクティブファンドは、早期償還リスクが存在します。
ひふみプラスは運用総額が大きいので早期償還リスクは小さいと思います。
とはいえ20年という長い制度のつみたてNISAなので注意は必要です。
ひふみ投信やひふみプラスといえども、早期償還リスクは念頭に置いておきましょう。
アクティブファンド2085本:2014年末時点での15年間の状況
- アウトパフォーム :26%
- アンダーパフォーム:19%
- 早期償還 :54%
バンガードの調査によると、2000年初めの米国では2,085本のアクティブ運用株式ファンドが購入可能でした。
このうち、15年経過後の2014年12月31日現在にも存続していたのは、わずか952本(全体の46%)にすぎませんでした。
存続したファンドのうち、15年間の手数料を引いた後のパフォーマンスがベンチマークをアウトパフォームしたのは、552本(当初のファンド合計数の26%)にすぎませんでした。
ひふみプラスと、ひふみ投信の違い
ひふみプラスの他に、ひふみ投信という商品があります。
ひふみ投信は直販のファンドです。
ところがひふみプラスとひふみ投信の中身には大きな違いはありません。
買い付け手数料が無料ならば、販売会社(証券会社や銀行など)から購入できるひふみプラスを選んでおけば問題ありません。
逆に言うと、ひふみプラスは買付手数料0のところ以外では買ってはダメ。
買付手数料を取られているなら、直販で購入した方がよいです。
公式サイト→ひふみ投信
ひふみプラスの評判、人気は?
上図は、ひふみプラスの純資産総額です。
ひふみプラスの人気は高いことがわかります。
運用資産残高がうなぎ上り。
ひふみ投信はアクティブファンドであるがゆえに色々な噂をされます。
それでもいまのところは圧倒的な人気と評判の良さを得ています。
つみたてNISAの積立設定でも人気No.1です。
ひふみプラスは、つみたてNISA積立投資設定ランキングでNo.1
上表は楽天証券におけるつみたてNISAの設定ランキングです。
- ひふみプラス
- 楽天VT
- ニッセイ外国株式インデックス
低コストインデックスファンドをさしのけ、ひふみプラスが1位に輝いています。
私も楽天証券で、ひふみプラスを積立てているので、このランキングには貢献していますね。
つみたてNISAで、ひふみプラス積立投資は良い選択肢
ひふみプラスについてまとめておきましょう。
アクティブファンドのまとめ
- 15年間の成績では、ベンチマークを上回るファンドは26%であった
- インデックスファンドよりコストが高い
ひふみプラスのまとめ
- 過去5年のパフォーマンスはインデックスより優れていた
- 積立投資の対象として人気No.1
- 買付手数料がゼロならば、ひふみプラス・ひふみ投信の大きな違いはない
あと、後付けですが3月下旬の株価調整の際には、運用責任者からメッセージが発信されています。
親切ですね。
>>直近の日米の株価変動について「ひふみプラス」運用責任者からのメッセージ
そんなわけで私はつみたてNISAでひふみプラスをえらびました。
毎月7,500円の積立投資。
ただ、ひふみプラスがいつまで市場平均をアウトパフォームできるのかは分かりません。
それでも積立投資の一部だったら、ひふみプラスを選択してもよいと思います。
ちなみに、ひふみプラスの積立投資利回りは、ブログで適宜公開していきます。
>>つみたてNISA、ひふみ・iFreeS&P500等の利回り公開
公式サイト→ひふみ投信
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