スリーエム【MMM】といえば
エクセレントカンパニーのひとつです。
多角経営を得意としているコングロマリットであるスリーエム。
本記事では銘柄分析とまではいきませんが、アメリカ株の代表銘柄であるスリーエム MMMの企業紹介をしていきます。
スリーエム【MMM】は米国を代表する優良企業
上図はスリーエムのビジョンです。
この超優良企業はミネソタ州から生まれたのでした。
3Mの歴史は約 1 世紀前の1902 年、米国ミネソタ州で始まりました。設立の目的は、研磨ホイールに適したコランダム(鋼玉)を発掘することでした。
しかし、採掘できたのは質の悪いやわらかい石であったため、サンドペーパーの製造販売へ事業転換。
1921 年に発売した世界初の耐水サンドペーパーは、水を使っても砥粒が取れないのが特長で、作業中に粉じんが立たず、作業環境を大幅に改善する製品として大ヒットしました。
この開発をきっかけに、研磨材技術、接着・接合技術、コーティング技術がスタートしました。
現在は約 9 万人の社員がサイエンスを活かし、1つのアイデアを次のアイデアや用途に結びつけることで、5 万 5,000 もの多彩な製品・サービスを創出しています。
スリーエムHPより
スリーエム【MMM】が有する5つの事業部門
スリーエムは多角経営で成功しているコングロマリット。
スリーエムジャパンによれば、MMMは5つの事業部門から成り立っています。
- インダストリアル
- エレクトロニクス&エネルギー
- セーフティ&グラフィックス
- コンシューマー
- ヘルスケア
日本でもメジャーな商品であるポストイットは、コンシュマー事業に該当します。
スリーエム【MMM】の事業予測 2018年
MMMは配当王銘柄。
半世紀以上もの間、配当金を増やし続けているのです。
その背景にあるのは、スリーエムの業績は右肩上がりであるという事。
直近の事業は好調ですが、2017年と比較して2018年はEPSを11~17%増加させると予想しています。
安定した業績を有しつつ成長も望めるMMM。
鉄板銘柄とよばれるのにはそれなりの背景があるのですね。
スリーエム【MMM】の株価指標
2018年2月28日 | |
ティッカー | MMM |
株価 | 235.5 |
PER | 29.36 |
EPS | 9.17 |
配当性向 | 59.3% |
配当利回り | 2.31% |
配当支払い月 | 3・6・9・12月 |
増配年 | 60年 |
増配率(5年) | 14.8% |
増配率(10年) | 9.4% |
β | 1.06 |
スリーエムは配当王銘柄。
しかもこの5年間の増配率は年率で14.8%にもなります。
高配当利回りというわけではないですが、増配率は思っている以上に高いです。
参考>>>NYダウの構成銘柄と配当
スリーエム【MMM】の株価チャートとトータルリターン
長期株価チャートと10年トータルリターン
上図は2007年1月1日~2018年2月28日までの株価チャートです。
- 緑:MMM
- 青:S&P500
直近10年でのスリーエムのリターンが好調であることがわかります。
MMMのトータルリターン
- 5年平均:19.33%/年
- 10年平均:12.81%/年
参考>>>米国株のトータルリターンを知る方法
直近10カ月株価チャート
スリーエム【MMM】の売上高と利益率
粗利は40%後半、営業利益率は20%後半で安定した推移を示しています。
そして売上高(青色)も安定しています。
特筆すべきはリーマンショック前後の2008~2009年。
2009年に売上高が少し低下していますが、それほど大きな影響はありません。
景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄といえるでしょう。
スリーエム【MMM】のキャッシュフロー
スリーエムのキャッシュフローは綺麗な右肩上がりです。
安定し続けるというのは難しいように思いますが、MMMはいとも簡単に成し遂げています。
配当王銘柄のなかで馴染みある企業であるP&Gやコカ・コーラとは趣が異なるようにみえます。
スリーエム【MMM】のEPS・配当金推移
EPS,DPSともに順調な上昇をみせています。
株価上昇はもちろんのこと、配当金の増配も期待できるブルーチップです。
私見:スリーエム株、MMMはおすすめ米国株
スリーエム MMMは、投資するのに多くのメリットを有しています。
- 安定したキャッシュフロー
- 連続増配銘柄の配当王
- ダウ構成銘柄の超大手企業
安定した業績は投資家にとって魅力的です。
いまの株価はやや割高にみえるが、いつでも注目をしておきたいおすすめ米国株といえるでしょう。
他にも米国株には魅力ある銘柄があります。
米国株におすすめの証券会社は?
インターネット証券で米国株取引ができるのは、マネックス証券、SBI証券、楽天証券の3社です。
おすすめ | 証券会社 | コメント |
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No.1 | マネックス証券 | 米国株取引に最適 |
No.2 | SBI証券 | 為替手数料Good |
No.3 | 楽天証券 | 見やすさ抜群 |
私は3社に証券口座を保有していますが、3つの観点からアメリカ株取引は主にマネックス証券を使っています。
- 手数料
- 取扱い銘柄数
- 使い勝手(注文方法)
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他にも米国株には魅力ある銘柄があります。
50年連続増配までの道は険しいですね
アメリカ株は増配銘柄が多く、情報が揃っているのが素敵
2018年時点で配当王は26銘柄
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