米国株の高配当ETF3銘柄の増配率を比較(2019年1H)
2019年上半期の分配金を、対前年同期比で比較した増減配率の結果です。
【SPYD】SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
- +10.5%
【VYM】バンガード 米国高配当株式 ETF
- +3.2%
【HDV】iシェアーズ 米国高配当株ETF
- -1.4%
驚いたことに、2019.1Hの【HDV】分配金は、昨年比でマイナスでした。
とはいえ、米国株式市場では、基本的に配当金支払い総額は右肩上がり。
広く分散された高配当ETFならば、増配傾向であることにかわりはないでしょう。
高配当ETF3銘柄の直近3年の増配率を比べた結果、減配は稀だとわかる
【SPYD】が設定された2016年を起点に、上半期で対前年同期比の増減配率を比べてみました。
ここ数年でみると、【HDV】の減配がいかに稀であったのかが分かるデータです。
またこれとは別に、【VIG】バンガード 米国増配株式 ETFの増配率が低下していることが気になります。
10年以上も連続増配をしている銘柄の集合体である【VIG】
その増配率が低下傾向であることは気にしておいて良さそうです。
高配当ETF3銘柄の、配当利回りは3~5%
2019年6月時点で、高配当ETFの利回りは3~4%程度。
それほど高い分配利回りとはいえません。
何かの拍子に株価下落をし、分配利回りが上昇したときには買い増しチャンスかもしれませんね。
2019年6月時点の分配利回り
- 【SPYD】4.3%
- 【HDV】3.2%
- 【VYM】3.0%
米国株高配当ETFの増配率が異なる理由は、構成セクターや銘柄が違うこと
米国株の高配当ETFと一言でいっても、実はその中身は大きく異なります。
たとえば不動産セクターの組み入れ比率。
- SPYD:21%
- VYM;0%
- HDV;0%
【SPYD】だけが、突出しています。
高配当ETFは構成セクターや組入れ銘柄が異なるので、商品別に増配率が違ってくるわけですね。
とはいえ、米国株式市場の高配当株への投資であることに変わりはない
米国株高配当ETFの違いが理解できました。
他方で、結局は「米国×株式×高配当」であることに変わりはありません。
米国株式市場に暴落が起きれば、いずれの高配当ETFの株価も下がることでしょう。
米国株の高配当ETFは似て非なるものだけど、投資リスクに大きな違いはない
インカム投資家は、配当金や分配金に着目しています。
受け取り配当金が減少することは望みません。
だとすれば、「米国×株式」だけに頼った資産運用をしなくてもよい。
こうした前提で、どのようなインカムを得ていくのかを考え、実行していくのです。
- 給与所得
- 事業所得
- 不動産所得
- 配当所得
配当所得を増やしつつ、その他の所得へも気を配っていきたいと思います。
以上、【高配当ETF】米国株3銘柄の増配率を比較【2019年上半期】でした。
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