リタイア時に1億円あったら? 3分の1の人は、もっと多くのお金が必要と考える
フィディリティの「高齢者の金融リテラシー」によれば、退職時に1億円を持っている層は、安心できる生活のために必要な資産額の回答がが二極化していました。
1億円あったら?
- これ以上必要ない :51.5%
- 5,000万円以上必要:35.3%
保有資産が多い人ほど、「これ以上必要ない」という答えが急増する一方で、5,000万円以上必要だと回答する人の比率も増えていたのです。
人の欲望が尽きることはありません。
1億円持っていたとしても、より多くを求めることは資本主義の根本といえるでしょう。
だから、1億円あったとしてもあと5,000万円欲しいと考える人が多いことは理解できます。
ところでそもそも1億円あったら、たとえば投資だけで生活していくことは可能なのでしょうか?
1億円あったら、投資だけでリアイア後の生活は成り立つのではないか?
1億円あったら、投資だけで生活が可能になってくるレベルです。
資産運用の選択肢が広がりますし、適切なレバレッジも有用となるでしょう。
もし1億円を保有していたら、投資の王道をいけば、資産が減る可能性がぐっと減りそうですね。
資産三分法による分散投資
- キャッシュ
- 株式
- 不動産
投資の三原則
- 安全性
- 利益
- 分かりやすさ
とはいえ、生活費は家族の有無や地域、投資家それぞれで異なります。
だから1億円あったとしても、投資だけで生活が可能かどうかはわからない。
したがい1億円で十分とするのか、もっとお金が必要だと思うのかの答えは千差万別となるのですね。
リアイア前に1億円貯めて、どんな気持ちになるのか確かめる
そもそも、富裕層世帯の割合は増えているとはいえ、けっして多くはありません。
1億円をもっている世帯は日本で2~3%に過ぎないのです。
1億円あったらどう思うのか、これで十分なのか、もっとお金が欲しいのか、もっと増やしたいのか。
どんな気持ちになるのか、自分自身が実際に1億円を貯めてみるまで分からなそうです。
1億円に達成したときのことを思い浮かべ、イメージトレーニングでもしておきましょうかね。
- 純金融資産1億円世帯は、日本の2.36%
- 退職時に1億円持っている人のうち、もうこれ以上必要ないと思う人は51.5%
- さらに5,000万円以上必要と思う人は35.3%
こうしたデータを参考に、投資家自身が1億円達成したときのことを自問自答してみると、いざそのときに右往左往しなくて済みそうです。
以上、「1億円がリタイア時にあったら、もうお金は必要ないと思うのか?」 でした。
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