つみたてNISA対象商品の手数料引き下げ;投資家のメリットは?

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つみたてNISAの対象商品;ニッセイ外国株式インデックスファンドが信託報酬0.1%未満へ

つみたてNISAの対象商品は、低コストが大前提となっています。

たとえば外国株式を対象とした投資信託では、以下があります。

  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(信託報酬 年0.109%)
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬 年0.109%)

 

今回、つみたてNISA対象商品であるニッセイ外国株式インデックスファンドが、信託報酬を年0.109% → 0.0999%へ引き下げするというニュースが流れました。

絶対値でみれば、0.0091%の手数料引き下げ

 

0.01%の手数料引き下げは、投資収益にほとんど関係ないのでは?

毎月、私は子供口座でニッセイ外国株式インデックスファンドを積立投資しています。

今回の手数料引き下げは嬉しい知らせ。

とはいえ、0.01%前後の引き下げは、個人投資家の運用利回りにはほとんど影響がないと感じます。

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つみたてNISA対象商品の低コストインデックスファンドが手数料引き下げることは、個人投資家メリットが少ないと思う理由

2019年5月時点で、ニッセイ外国株式インデックスファンドの運用残高は1,200億円程度となっています。

約0.01%の信託報酬引き下げは、ニッセイにとっては120万円/年の収入減少。

 

0.01%なのですから、運用残高の1万分の1という事ですね。

1万分の1が、絶対値として目に見えてくるためには、巨額の資金を運用していることが前提となります。

 

たとえば1,200万円をニッセイ外国株式インデックスファンドに投資している人は、年間1,200円程度のコスト削減メリットが得られます。

ランチ1-2回程度の金額。

0.01%の手数料引き下げメリットを体感するためには、少なくとも1億円の運用資金が必要だと思います。

 

これだけ大きな金額を投資している人は少ないのでしょう。

ですから0.01%の手数料引き下げは、個人投資家のリターンに大きな影響がないと思うわけです。

 

【ニッセイ外国株式インデックスファンド手数料引き下げの影響例】

運用残高0.01%引き下げの影響/年
1,200億円1,200万円
12億円12万円
1,200万円1,200円

 

しかしながら、信託報酬引き下げは投資家にとってメリットがあることは確かです。

ここからは、どの程度の金額に影響があるのか、実際の数値を使って確認していきます。

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ニッセイ外国株式インデックスファンドに積立投資をした場合の、信託報酬引き下げのメリットを比較

運用利回りは以下に固定。

  • 年率4.99%
  • 年率5%

月々の積立て金額と、運用期間を変更した4パターンを楽天証券サイトを活用して比較します。

 10年間20年間
月2万5千円
月5万円
月50万円

①月2万5千円を10年間積立投資をしたケースでは、0.01%の手数料引き下げの影響はなし

月2.5万円を10年間積み上て投資した場合

月2.5万円を10年間積み上て投資した場合

毎月2.5万円を10年間運用した場合、0.01%のコスト削減すなわち運用利回り向上は、運用結果に大きな影響はありません。

毎月2.5万円というのは、年間30万円。

つみたてNISAの上限金額に近似します。

 

つみたてNISAの対象商品の中でもとくに低コストな投資信託では、これ以上の信託報酬引き下げが投資家リターンに及ぼす影響は限定的だといえます。

それほどまでに一部インデックス投信では、低コスト化が進んでいるということですね。

②月5万円を10年間積立投資をしたケースでも、0.01%の手数料引き下げの影響はなし

月5万円を10年間積み上て投資した場合

月5万円を10年間積み上て投資した場合

第二のケースでは、月々の積立て金額を5万円に設定しました。

10年間、月5万円投資を継続しても、0.01%/年の手数料引き下げの影響は軽微でした。

10年程度の運用期間では0.01%の差は見えにくいのです。

③月5万円を20年間積立投資をしたケースでは、トータルリターンに2万円の差が出る

月5万円を20年間積み上て投資した場合

月5万円を20年間積み上て投資した場合

20年間、月5万円を積立投資をしたら、0.01%の手数料引き下げの効果がわずかながらに見えてきます。

20年後に、2万円程度の差が出ます。

➃月50万円を20年間積立投資をすると、トータルリターンに24万円の差が出る

月50万円を20年間積み上て投資した場合

月50万円を20年間積み上て投資した場合

最後に、バフェット太郎さん級の積立投資家に及ぼす影響を確認してみました。

つみたてNISAの年額上限値以上を、毎月投資する方法ですね。

20年間、月50万円を積立投資した場合、20年後には24万円の差が出ています。

 

ニッセイ外国株式インデックスファンドの0.0091%の手数料引き下げは、月50万円級の投資家であれば絶対額でもメリットが可視化されてきます。

バフェット太郎さん&たぱぞうさんに、お会いして学んだ言葉
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【つみたてNISA】手数料引き下げ;投資家にメリットは少ないが、応援はしたい

つみたてNISA対象商品であるニッセイ外国株式インデックスファンドが、信託報酬を年0.109% → 0.0999%へ手数料引き下げをします。

つみたてNISAの範囲内では、個人投資家にメリットはほとんどないといっていいでしょう。

 

換言すれば、ニッセイ外国株式インデックスファンドなどの低コスト投資信託は、限界近くまで信託報酬を下げているわけです。

運用残高0.01%引き下げの影響/年
1,200億円1,200万円
12億円12万円
1,200万円1,200円

 

今後も、eMAXIS slimシリーズとニッセイの信託報酬引き下げ戦争は継続すると思われます。

ただし運用残高が1,000万円程度では影響はほぼ見えません。

資産1億円超え投資家以外には、ほとんど影響はないと言えるのです。

 

とはいえ個人投資家は、こうしたファンドを選択し、運用残高を大きくするサポートをしていくのが良いでしょう。

運用残高が増えている投資信託は、早期償還リスクが減るのですから。

 

しかし残念ながら、私はつみたてNISAではニッセイ外国株式インデックスファンドを選択していません。

他方で子供口座においては、ニッセイ外国株式インデックスファンドへの積立投資を継続していきます。

 

ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬引き下げにメリットを感じることはありませんが、その企業姿勢と行動を応援しています。

 

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