配当王銘柄リスト、50年連続増配の米国株【2019年編】

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米国株には半世紀以上にわたり配当金を増やし続けている銘柄がある。

ひとはその銘柄を敬意を込めて「配当王」と呼ぶ。

本記事では、2019年における配当王銘柄の一覧を紹介したい。

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米国株の配当王銘柄リスト【2019年版】

社名シンボル増配年数10年増配率
アメリカン・ステイツ・ウォーターAWR647.61%
ドーバーDOV6310.96%
エマソン・エレクトリックEMR625.88%
ジェニュイン・パーツGPC626.47%
ノースウェスト・ナチュラル・ガスNWN622.72%
パーカー・ハニフィンPH6213.21%
プロクター・アンド・ギャンブルPG627.25%
スリーエムMMM609.37%
ベクトレン・コーポレーションVVC593.02%
シンシナティ・ファイナンシャルCINF583.53%
コカ・コーラKO567.94%
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJ567.44%
ランカスター・コロニーLANC567.52%
ロウズ・カンパニーズLOW5619.31%
コルゲート・パルモリーブCL558.55%
ファーマーズ&マーチャンツ・バンコープFMCB544.00%
ノードソンNDSN5412.53%
ホーメル・フーズHRL5316.32%
トーツィー・ロール・インダストリーズTR524.53%
ABMインダストリーズ.ABM513.54%
カリフォルニア・ウォーター・サービスCWT512.19%
フェデラル・リアルティ・インベストメント・トラストFRT515.37%
SJWSJW513.72%
スタンレー・ブラック・アンド・デッカーSWK517.09%
ステファンSCL517.37%
コマース・バンクシェアーズCBSH504.41%

 

2019年に、新しくコマース・バンクシェアーズ【CBSH】が配当王銘柄に加わった。

子会社を通じ、一般銀行業務を行う銀行持ち株会社だ。

 

そして2020年になれば、ついにアルトリア・グループ【MO】が配当王銘柄入りする。

2018年時点で、アルトリアは49年連続増配をしてきたのだ。

 

例年8月にアルトリアは増配を発表する。

2019年夏は、たばこ株の配当金アナウンスメントに要注目。

 

配当王とS&P500のリターンを比較

配当王とS&P500のリターン比較、Source: Sure Dividend

配当王とS&P500のリターン比較、Source: Sure Dividend

 

配当王銘柄は、S&P500よりも優れたリターンを提供してきた。

それもそのはず。

配当王銘柄は、50年以上にわたり配当金を増やし続けられるビジネスを展開してきたのだから。

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配当王銘柄が乗り越えてきた5回の株価暴落

イベント西暦株価下落率
ベトナム戦争1968年-29%
オイルショック1972年-43%
ブラックマンデー1987年-30%
ドットコムバブル崩壊2000年-45%
リーマンショック2007年-51%

 

配当王銘柄は50年以上の連続増配記録を有する。

50年となると、1960年代にまで遡る。

したがい配当王銘柄は、上記リストにあるような株価暴落を乗り越えてきたわけだ。

 

一方で連続増配銘柄といえども、増配記録をストップすることがある。

経済危機が発生したり企業決算が傾いたりと、理由は様々。

 

たとえば1991年に25年連続増配銘柄数は38あった。

しかしその後の25年間も、増配を続けた銘柄の数は18へと減少していた。

つまり25年から50年連続増配までの脱落率は47%であったのだ。

 

  • 1991年25年連続増配銘柄数:38
  • 2016年配当王銘柄数    :18
  • 継続率:47%

 

もちろん過去が未来を保証するわけではない。

配当王銘柄といえども、将来的に減配をする可能性だってある。

 

しかしいま配当王と呼ばれている米国企業は、半世紀以上の荒波を乗り越えてきたことは事実。

なので配当王銘柄は、米国株を代表する優良株・ブルーチップといえる。

 

これまで同様、配当王などの米国連続増配株には注目していく。

 

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