米国株配当貴族インデックスだけではなく、世界各国に配当貴族指数がある
配当貴族指数とは、米国株式だけに限ったものではありません。
世界株式、欧州株式、日本株式にだって配当貴族インデックスは存在しているのです。
本記事では、
- 米国株配当貴族銘柄の条件
- 米国株式以外で、どの国に配当貴族指数が存在するのか?
- 米国株以外の配当貴族は、連続増配は何年なのか?
について考察していきます。
米国株配当貴族銘柄の3つの条件
米国株配当貴族インデックス銘柄になるたためには、3つのクライテリアを最低限満たす必要があります。
米国株配当貴族銘柄の条件
- S&P500の構成銘柄である事
- 25年以上連続増配を達成している事
- 一定以上のサイズと流動性を保っている事
米国株式市場には、25年連続増配銘柄が100以上存在しています。
ですから配当貴族銘柄を選ぶ際にも困りません。
連続増配株が多数存在しているからです。
一方で米国株式市場以外では、こう上手くいきません。
日本株をみても、増配株が少ない事は感じ取れると思います。
しかし日本株式市場だけが特殊なわけではありません。
実は世界を見渡しても25年連続増配は稀なのです。
したがい米国株以外の市場では、配当貴族の定義が緩和されています。
つづいては、配当貴族指数が米国株以外のどの国に存在するのかをリサーチしていきます。
米国株式市場以外にも配当貴族銘柄は存在する;世界株式、欧州株式、カナダ株式、日本株式など
世界株式市場を対象に調べてみると、配当貴族と名前のつく株価指数がいくつかあります。
ここからは、世界各国の配当貴族指数に必要とされる連続増配年数が何年なのかを確認していきます。
配当株式指数の定義を、米国株、世界株、カナダ株、欧州株、英国株、日本株で確認した結果
ご覧のように、各配当貴族指数によって、必要とされる増配年数が大きく異なります。
米国外の市場では、短い増配記録の企業でも、配当貴族構成銘柄になれるのです。
世界中に、配当貴族は存在しているのですね。
ここまで数が多いと、貴族の中にも没落貴族が混じっているのだと思ってしまいます。
配当貴族に必要な連続増配年数 or 配当維持年数
- 25年:S&P 500配当貴族指数
- 20年:S&P高配当貴族指数
- 10年:S&Pグローバル配当貴族指数
- 10年:S&P欧州350配当貴族指数
- 10年:S&P/JPX 配当貴族指数
- 7年 :S&P汎アジア配当貴族指数
- 5年 :S&P/TSXカナディアン配当貴族指数(CAD)
最後に、米国株とその他国で配当貴族指数の定義・条件が異なる理由について考察します。
米国株配当貴族指数とそれ以外の国で、配当貴族の定義が違う理由
米国株配当貴族指数とそれ以外の国で、配当貴族の定義が違う理由
米国株式市場以外では、株主還元や配当に対する意識の歴史が浅いことが原因でしょう。
米国株以外では、25年連続増配銘柄は稀なのです。
米国企業のように配当方針が十分に確立している株式市場は少ないのですね。
であるとすれば、配当投資をする投資家は米国株投資を選択することがよさそうです。
そもそも米国株のS&P500だって、配当金をなだらかに増やし続けているのですから。
米国株の証券会社は、注文方法の違いで選ぶ
今回の記事はいかがでしたでしょうか。投資のヒントになれば嬉しいです。
蛇足ですが、証券会社を選ぶ際に注文受付可能時間は重要です。
米国と日本では時差があり、深夜や早朝に取引注文をする手間がでてくるからです。
マネックス証券は注文可能時間が24時間と他社にはない優位性があります。
米国株投資でマネックス証券は使い勝手が良い証券会社です。
私のおすすめは、マネックス証券
私は米国株や海外ETF取引でマネックス証券を使っています。
注文方法が多岐にわたることと、24時間いつでも注文が可能なことはとても便利です。
【マネックス証券 米国株のメリット】
- 取引手数料は業界最低水準の安さで魅力的
- 24時間注文受付が可能な証券会社(深夜に発注せずとも良い)
コメント