金融庁はつみたてNISA制度を通し、低コストな投資信託への長期・分散・積立投資をおすすめしています。
そして
- 多くの国民に少額から投資信託をはじめてもらう
- 資産形成に成功する
- さらに株式投資を広く普及させる
と考えている様子。
もしこのスキームで株式投資が普及するとなると、何が必要でしょうか?
まずは、つみたてNISAによる資産形成の成功が必要となります。
投資信託での成功体験、そしてその共有が鍵となるわけです。
つまり、つみたてNISA開始当初から積立投資をしている人の投資行動と結果の共有は、将来の株式投資の普及に寄与するのです。
私はそう考えているので、つみたてNISAのリターンを適宜公開中。
投資信託の普及、課題は分かりにくさ
上表は、10,000人を対象とした「サービスや仕組みがシンプルでわかりやすいランキング」の調査結果。
金融商品でのわかりやすさ第一位は預貯金です。
金融商品の仕組みが分かりやすいランキング
- 預貯金 44.7%
- 債券 19.3%
- 外貨預金 15.4%
- 株式 12.9%
- 投資信託 8.6%
投資信託は仕組みが複雑であり、投資家からは分かりにくいと評されているのです。
自分が理解できないものには投資してはダメ、という言葉を思い出す。
投資信託とはいったい何なのか、という認知度向上が必要なのかもしれません。
・株式、投資信託、外貨預金といった投資性商品全般で、「リスクが高く危険」「高度な知識が必要」「仕組みが複雑で分かりにくい」 「一般の人には必要ない」とのイメージが強い。
・特に株式は「少額からでも資産形成に役立つ」とのイメージが低く、「お金持ちがやるもの」との印象が強い。
・また株式は「短期売買」のイメージが高いが、「投資信託」や「債券」は、「中長期の資産形成に適する」イメージが高くなる模様。
投資信託の仕組みを細かく理解しなくたっていい
私は投資の仕組みを詳細に理解する必要はないと考えています。
うまくいっているかどうか、を理解する程度の知識があればいいのです。
たとえば車の運転。
- なぜボタンをポチッと押すとエンジンがかかるのか?
- なぜアクセルを踏むと前に進むのか?
- ブレーキとエンジンブレーキの違いは?
これらを全く知らないまま、私は車の免許を保有しています。
しかもゴールド免許ですよ。
車もっていないけど。
さらにはブログやインターネットだってそう。
- OneDriveにあるファイルは、どこに保存されているの?四次元ポケット?
- そもそもWifiは無線なのになぜつながるの?
- http と httpsって何が違うの?
こんなことを全然知らなくても、ブログは続けられています。
とりあえずできる、悪いことが起きずに物事が前に進んでいる、
この割り切りが重要。
人生のあらゆる場面で。
投資信託だって同じでしょう。
うまくいっているかどうか、を把握できる程度を知っていればいいのです。
投資信託の普及には、投資行動の共有が大切
電通の提唱したAISASモデルは、消費者行動プロセスのフレームワーク。
- A:Attention(認知・注意)
- I:Interest(興味)
- S:Search(検索)
- A:Action(購買)
- S:Share(情報共有)
インターネットが普及している現代において、情報共有は大切です。
投資ではどうでしょうか?
- テンバガー銘柄を探せ
- ビットコインで億り人
- サラリーマン大家で年収1億円
- 積立投資で20年後には倍以上
キャッチ―さを比べると、積立投資が劣っているのは否めない。
人の興味をひく情報共有としては、投資信託はパンチ力に欠けています。
ですから投資信託を活用した長期・分散・積立投資は、
- 手間いらず
- ほったらかし
- 寝かせて増やす
これらのようなキーワードが用いられるわけです。
しかし2018年からは少し状況が変わってきました。
件のつみたてNISA。
国のお墨付き投資方法です。
とりあえず投資信託しておく?
というノリで始めたっていいでしょう。
「みんながやっている投資」というキーワードが生まれてきそうな予感。
そうなれば日本人にはとっつきやすい。
そのためには5,000を超える投資信託の中から、適切な商品を選ぶ必要があるわけです。
そのチョイスは金融庁が実施済。
つみたてNISAの普及率が一定数まで達すれば、加速度的に広まっていくことでしょう。
2018年1月からつみたてNISAを始めている人は、イノベーター
- イノベーターは何も言わなくても既に投資している
- アーリーアダプターは現行/つみたてNISA口座開設済
- 次はアーリーマジョリティへ浸透することが期待される
金融庁は日本の家計の現状と課題を分析し、対策としてつみたてNISA制度を策定しました。
とりあえず乗っておきましょう。
自分のためにも、未来のためにも。
日本の財政状況を鑑みるに、国民一人一人の資産形成は大切。
次世代、子供たちにこれ以上経済的な迷惑をかけたくはありません。
株式投資は適切に行えば資産形成に寄与する。
ですから投資信託が普及し、未来の日本の家計にプラスに働けばいいな、と考えています。
そんなわけで投資信託の積立投資リターンを公開中です。
投資の成功と、つみたてNISAの普及を祈願しながら。
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