お金の使い方は、フローを知るという事
お金の使い方とは、何を意味するのでしょうか?
お金のストックとフローを考えるとわかりやすいですね。
収入と支出を知るという事。
お金の稼ぎ方と共に、適切なお金の使い方を子供の内から知っておくことは大切です。
お金の使い方は、他人と自分を幸せにする方法がベスト
上イメージ図は、節約とお金の使い方の関係。
縦軸が力を注ぐ割合、横軸は時間を示しています。
お金の使い方を学ぶことは人生を左右するといっていいでしょう。
まずお金の使い方として、他人と自分を幸せにできる方法を身につけたい。
あなたはそんな風に、お金の使い方について考えた事はありますか?
そもそもお金の機能には3つあります。
お金の機能
- 価値の保存機能
- 交換機能
- 価値の尺度機能
お金をもっているだけで安心や信用に繋がる。
価値の保存機能がありますからね。
ところが交換機能に目を向けてみるとどうなるか?
お金を何と交換するのか、という視点です。
この点がまさにお金の使い方に繋がる部分。
お金の使い方は他人と自分を幸せにできる方法がよいですね。
お金の使い方がわからない、という人は意外と多い?
お金の使い方がわからない、という人は多いのかもしれません。
たとえば上表、2018年のお金の使い方アンケート結果。
昨年と比べて何にお金を使いたいか?という問いに、約半数のひとが「貯蓄」と回答しています。
これはお金の3つの機能のなかの、「保存機能」を重要視しているといっても過言ではありません。
つまり交換機能を活用しない選択をしているわけです。
お金の使い方に考えが及んでいないといってもいいでしょう。
お金を何に使うのか?という点よりは、お金をどうやって貯めるのかだったり、増やすのかだったりという視点が優先されているようにみえます。
お金の使い方に関するこの傾向は、長く続いています。
するとお金の上手な使い方を忘れてしまいがち。
お金を使う方法がわからない、という人が多いのがいまの日本の現状なのかもしれません。
自分の欲求を満たす方法が、お金の使い方につながる
お金は交換機能があります。
代金を支払うことで、お金を通すことで、商品やサービスを得ることができます。
どんなモノやコトにお金を使うのか?
自分の欲求に対してお金を使うことが正直なところでしょう。
欲求を満たすための手段・方法がお金ということ。
だからこそお金は人生になくてはならないものなのです。
自分の欲求を満たせる可能性が高くなる、選択肢が多くなる、というのがお金のもつ意味だと思います。
本能的欲求
- 衣食住の欲求
もっと広くて日当たりの良い家に住みたい、駅近の家だったり、オーシャンビューがいいなど。
美味しい食事とお酒を飲みたいという欲求。
いつも綺麗でいたいし、かっこいい鞄が欲しい、こんな洋服が着たい、ということもあります。
- 生物学的な欲求
かっこいい・クールな男性と食事に行きたい、かわいい・綺麗な女性と一夜を過ごしたい。
家族と過ごす時間をもっと多くとりたい などなど。
金銭的欲求
もっと多くのおカネを稼ぎたい。
投資をしてお金に働いてもらい、さらに複利で資産運用したい。
承認欲求
自分の存在意義を認めてもらいたい。
社会にもあなたにも。
お金の使い方を考え、自分自身の価値観を見つめなおそう
今の時代、世界にお金は溢れていると言われています。
たとえば
- お金持ちになったり
- 自分で稼ぐお金以外の方法で欲求が満たせるようになったり
そんな可能性は十二分にあります。
となると、お金を増やす・稼ぐというよりは、お金の使い方が最重要事項となってきます。
お金を通して欲求をみたしていたモノやコトが、ダイレクトに達成可能となるからです。
この場合には、物事の順序が変わってくる。
これまで
- お金を稼ぐ・増やす
- 欲求を満たすために使う
お金が不要な世界
- 自分の欲求や価値観を認知する
- 欲求を満たすために行動する
このようにお金の使い方を考えると、自分が何をしたいのか見つめなおすきっかけとなります。
翻って、
- 何が自分を幸せにするのか?
- どうしたら他人が幸せになるのか?
より多くの人がこんなことを考える、
そんな未来がやってくるのかもしれません。
お金を稼ぐ・増やすための行動をとっている際には、お金をどうやって使うのかという視点もあわせて考えておいた方が良いと思いました。
まとめていきます。
お金の機能は3つ
- 価値の保存機能
- 交換機能
- 価値の尺度機能
ところが、お金を使うより貯めたいと思う人が多い
そこで3つの欲求を思い出そう
- 本能的欲求
- 金銭欲求
- 承認欲求
そして自分と他人が幸せになるお金の使い方を考えよう
こういったお金の使い方を、子どもと一緒に考えていくことは家庭内の金融教育につながるのでおすすめです。
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