個別銘柄へ投資をする理由を考えたきっかけ
私は米国個別株に投資をしています。
米国ETFや投資信託も活用していますが、メインは個別株投資のポートフォリオです。
なぜ個別株に投資するのでしょうね?
ふとそんなことを考えました。
きっかけは株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログで有名な、きびなごさんが「あえて個別株投資をする理由。」というブログ投稿をされていらっしゃいたから。
きびなごさんが個別株投資をする理由は主に二つあるご様子。
- 銘柄分析が好き
- 株主優待を貰いたい
あえて個別銘柄へ投資をする理由とは?
アクティブファンドがインデックスファンドにリターンで勝る確率は低いと言われています。
米国個別株への投資よりも、米国ETFを活用したほうがパフォーマンスが良好であることが多いでしょう。
そんなデータを知りつつもあえて個別株投資をしている理由は配当金です。
個別株投資をする理由は配当金
個別株の選択基準のひとつとして「連続増配」を重要視しています。
インカムゲインで生活費を賄える状態を目指しているのです。
よって配当金を投資のKPIとしています。
なので配当金が前年を下回ってもらっては困るわけです。
たとえば米国高配当株ETF【VYM】の配当金推移をみてみましょう。
2008年に比較し2009年の配当金は減少しています。
高配当ETFはもちろん、増配株ETFのVIGであっても減配するのです。
ETFだけでポートフォリオを構築した場合、暴落時の配当金は下がることが容易に想像できます。
これがあえて個別株投資をする理由。
連続増配銘柄は株価下落局面であっても増配してきた歴史があります。
とくに増配年が20年を超えている銘柄には魅力を感じます。
インターネットバブル崩壊、リーマンショックと2度の暴落局面を乗り切って増配を継続しているからです。
個別株投資をする際の悩み
バンガード社の調べによれば、15年間の手数料を引いた後のパフォーマンスがベンチマークをアウトパフォームしたのは、552本(当初のファンド合計数の26%)にすぎませんでした。
チャールズ・エリスのインデックス投資入門によれば、株価指数S&P500に負けている米国株式ファンドの比率は次の通り。
S&P500に負けている米国株ファンドの割合
- 1年:66.1%
- 5年:84.1%
- 10年:82.1%
いずれのデータでも、アクティブファンドはインデックスに対して分が悪いです。
個別株投資を継続しても、S&P500などの株価指数にパフォーマンスが劣後する確率が高いといえるでしょう。
この点が米国個別株に投資をする際の悩みどころです。
分配金・配当金が減らない非減配ETFがあったらいいな、なんて思います。
個別株とインデックス投資のバランスをとっていく
私のポートフォリオはETF比率が4割近くに達しています。
2017年末時点での資産配分比率(証券口座内)
- 米国個別株式 :56%
- 米国株ETF :37%
- 現金 :7%
分散投資が簡単にできる便利な商品であるために、ETFを活用しているのです。
しかしながら配当金をKPIとすることに変わりはありません。
個別株投資をする理由は受け取り配当金額の減少を防ぐためです。
したがって個別株とくに連続増配銘柄の比率はしっかりと意識します。
そして個別株とインデックスETFとのバランスを取りながら、株式投資を続けていきます。
その結果、配当金の雪だるまをどんどん大きくなるでしょう。
あなたが個別株投資をする理由は何ですか?
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