投資をしている人数は1,266万人。
では、女性で株をやっている人は比率なのでしょうか。
もしあなたが、女性投資家と知り合いなら、それは大切なお友達ですよ。
女性で株式投資をしている人は、12人に1人ほどの割合なのですから。
本記事では男女別の
- 株式保有割合
- 投資信託を持っている比率
- 投資成績に差はあるのか?
について紹介していきます。
投資割合のデータは、日本証券業協会の「平成30年度 証券投資に関する全国調査(個人調査)」からの引用です。
女性は投資信託を選ぶ傾向があり、男性は株式投資を選びやすい
日本証券業協会の調査結果を男女別にみると、株式保有率は男性が女性の2倍であり、投資信託保有率は大きく変わらない結果でした。
拡大解釈すると、男性よりも女性投資家の方が分散投資をしている人が多いといえます。
女性で投資をしている人の割合は、8.5%
株式保有率は
- 男性 17%
- 女性 8.5%
男性の方が2倍の保有率でした。
つまり株式投資に対する取り組みは、男女で大きく異なる結果といえます。
全 体(人) | 株式(人) | 株式の保有割合 | |
全 体 | 7000 | 880 | 12.6% |
男性 | 3361 | 570 | 17.0% |
女性 | 3639 | 310 | 8.5% |
女性で投資信託を保有している割合は、8.8%
投資信託の保有比率です。
- 男性 9.6%
- 女性 8.8%
株式にくらべ、投資信託保有率の男女差は少ない結果でした。
ファンドといっても千差万別。
ここは投資家全員が適切な投資信託を選んでいると仮定しましょう。
すると女性は男性よりも分散投資を選好しているといえます。
だとすれば、女性の方がリスク・リターンが適度であり、運用成績が優れている可能性が示唆されます。
全 体(人) | 投資信託(人) | 投資信託の保有割合 | |
全 体 | 7000 | 645 | 9.2% |
男性 | 3361 | 323 | 9.6% |
女性 | 3639 | 322 | 8.8% |
女性投資家の方が資産運用が上手なのかもしれない
男性よりも女性投資家の方が、運用リターンが優れているという研究結果は多数存在します。
男女の違いやテストステロンというホルモン濃度の違いが、リスク許容度に影響するのです。
女性は過渡なリスクを避ける傾向があるのでしょう。
これは進化の過程だともいえます。
女性が生き抜く上で、リスク回避のスキルを習得してきたと思われます。
ですから男性投資家は、女性の意見に傾けた方が良いでしょう。
夫婦ならば、奥さんに投資の相談をするというのは、運用結果からも投資行動からも理に適っているのです。
米国人投資家データ;男性の方が取引頻度が高く、運用パフォーマンスが悪い
Brad M. Barberらの研究によれば、女性投資家に比べて、男性投資家は45%も多く取引をしており、結果として運用パフォーマンスが悪化していました。
男性の方がリターンを追い求めるが故に取引回数が増えて、収益を下げてしまうのです。
女性投資家よりも男性の方が、自信過剰なのかもしれませんね。
3万5000件以上の証券口座を分析したアメリカの研究事例です。
米国人投資家データ;過去10年間の投資成績は、女性が男性より優れていた
大手投資会社のFidelityは、男性より女性の方が2016年の投資結果が0.3%良かったと発表しています。
またFidelityは過去10年間、女性の成績が男性を上回っていることにも言及しています。
男性に比較して女性投資家の方が、少ないリスクで高リターンを得ていたのです。
女性で株をやっている人の割合を知り、男性投資家としてどうするか?
女性で株式投資をしている人の割合は、8.5%だけです。
だから女性投資家と知り合いになれたらラッキー。
その運命を大切にしましょう。
そして男性よりも女性の方が運用成績が優れているという研究結果があります。
ですから男女でお金や資産運用の話をする際は、女性の意見に耳を傾けた方がよいです。
夫婦ならば奥さんの言う事はしっかり聞きましょう。
そして奥さんは資産運用に対して、意見やコメントをしていくのです。
お付き合いしている場合には、男性は彼女の言葉に傾聴する、女性はお金についてコメントする。
これが大切です。
そうすれば、男女間のコミュニケーションも上手くいくし、資産運用成績だって上がるかもしれません。
その結果、人生の幸福度があがりますよね。
以上、「女性で株をやっている人の割合は何%か?」でした。
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